ビューティフル・ドリーマー 帝都浪漫活劇 (帝都浪漫活劇シリーズ) (コバルト文庫)

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086003193

作品紹介・あらすじ

芙美の妹・秋江に藤江子爵家から見合いの話が持ち上がる。ところがお相手は活動写真に夢中な道楽者で、映画撮影の資金を出して欲しいという始末。乙女心を打ち砕かれた秋江は落ちこんでしまい、またまた一肌脱ごうとするおせっかいな芙美だったが、銀幕のスタァを目指す青年にぽーっとなって…。一方撮影所では怪しい事故が重なり、秋江が連れ去られる。芙美の活劇・クランクイン。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ3

    大正浪漫風、おてんばお嬢さん活劇w

  • 明治~昭和の空気に惹かれて読んだこのシリーズも現時点での最後の1冊と相成りました。
    内容的にも「完結」なのかな?て感じ。
    今回はその大正時代の大日本帝国で繰り広げられた「活動写真」(今の映画ですな)のお話。
    そこに映画に夢中な狸男藤江氏と、主人公芙美さんの妹・秋江さんのラヴロマンスの香りがしないラヴ?と、ヒーローヒロインの芙美さん&風見さんの行方も絡ませつつ。
    今回、遂に芙美さんは風見さんへの愛情を自覚するのですが、この2人の掛け合いは既に夫婦の域なような気がするので、いい夫婦になるんでないでしょうか。
    最後にはそれ故ミーハーに惚れ込んでいた2枚目俳優矢一さんのプロポーズ?を断るのですから、やはり漢前でした。

    そして家より妻になる女性より「映画」が大事!とハッキリ言う藤江氏(ちゃーんと秋江さんへの愛もあるのです)と、狸はともかく映画は素敵!な秋江さん(何だかんだでかいがいしい)も何だかお似合いです。
    愛してるって言い合うよりよっぽどいい関係ですなぁ。

    そして最初から最後までオプションで全巻制覇した勇玄様…(笑)

  • 20050222:読了

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