春恋。 (コバルト文庫)

著者 :
制作 : 前田 とも 
  • 集英社
3.99
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本棚登録 : 252
レビュー : 45
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086003469

作品紹介・あらすじ

アキは俺の家庭教師。口が悪くて態度もデカイ。時々、俺を抱く。「男なんて嫌なんだよ」とか言いながら、馬鹿にした抱き方で。でも俺は本気でアキのこと、好きで。振り向いてほしくて、触れてほしくて。募る想いで胸は苦しくて。ハッピーエンドのありえない恋ならせめて「受験が終わるまで俺のそばにいてください…」。BL期待の新旗手が透明な言葉で紡ぐ、切なさ&愛しさ100%の恋物語。

感想・レビュー・書評

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  • うぅ、小椋ムクさんの絵が好きなのにまさかのコバルト版買ってしまった。
    そして多分新装版では言葉づかいも直されてるのでは?と思いますが、とにかく「いぢめる」とかの表記が嫌で嫌で…。なんでこんなことに…。
    話自体はとても朝丘さんらしく、今より描写はイマイチなところはあるけど、心情をじっくり綴っていくところが大好きでした。
    まだ子供で、とうしようもないほどの気持ちを抱えていてもどうにも出来ないことをわかるくらいの子供と、わからない子供の話なのかも。
    美大生×高校生の家庭教師先生×生徒
    まったく美里なんか眼中にない、彼女持ちのアキが好きで好きでたまらないのにセフレでしかなくて、楽しませてあげられなくて、わがまましか言えなくて、子供で、大切なものを守れない話。

  • 先生×生徒
    まさかのコバルトでこんなに切ないとは…

  • 本編+HPで後日談を読みました。

    学生の頃、この話を初めて読んで、自分の気持ちも性別も、恋愛観も認められることはないんだって思った。それでも、一時でもアキと両想いになれた美里が羨ましくもあったし、自分も嬉しく思えた。
    自分の気持ちに一番近かった作品だったから、あの頃、自分はこの作品を読んで号泣したんだろうな。

    最初は片想いしてただけの美里の気持ちも、アキの行動や仕草や言葉に一喜一憂するとこも、美里の気持ちを信じてなかったアキの気持ちが変わっていくところも、理解出来るからこそ痛かったり、至福感でいっぱいになったりした。

    大人になって、初めてあることを知った後日談を読んで、二人が変わらず幸せでいてくれることが本当に嬉しかったです。

    朝丘戻。作品の中で、一番思い入れのある作品です。

  • BLの総ホモ化傾向にうんざりした人に薦めたい作品です。
    どのキャラの視点で読んでも切ない。
    楽しい季節があったからこそ、余計に切なさが倍増しました。
    つらいのに、なぜか行間を想像することが止まらなかった不思議な作品。

  • 本当なら5つ星にしてもいいくらいの作品。
    でも読んでてとにかく痛い。心に刺さる。
    最近いっぱい出てきたハッピーなBLではなく、
    少なくとも現実的で、とても切ない。
    読んでいる時はハラハラして、読み終わって号泣して、
    何で読んじゃったんだろうと思うのに、もう一度読んでみたくなる。

    でも痛いから僕は売っちゃいました。
    ちょっと後悔・・・(´;ω;`)

  • 中学生のときに、
    同じ作者のBLではないコバルト文庫の作品を読んで、
    それがものすごく合わず、
    結果として自分のコバルト文庫卒業を促したものだったのだが、
    この作品はとても評判が良いので借りてみました。

    家庭教師に恋をした男子高校生が、
    体の関係からはじめて、
    徐々に距離を縮めていく話。

    うーん、
    まず、「いぢめる」「ヲイ」「ぁ」なんかの言葉遣いやアキの喋り方が、どうにも気になって、
    やっぱりこの作者さんの文章は好みではないなと思いました。

    そしてあたしには、
    お互いが唯一だと分かり合って、分かり切っておきながら、
    一緒に生きることを選ばないふたりの選択が、
    腑に落ちなくてならない。

    同性愛を貫くのは並大抵のことではないんだろうけど、
    今後一生会わないつもりもなく、
    しかもアキはまだしも美里はやっぱり相手に男を選んでいるし、
    それでどうしてふたりで一緒に生きようってならないのかが不思議すぎます…

    だって、それじゃあ今後ふたりの側にいるひとたちは、それぞれ永遠に彼らの2番目でしかないわけで、
    それってどうなの?と思わなくもなく。

    ずっと一緒にいられないが故に、
    一瞬でも繋がった日々が確かにあった、
    その思い出だけでいいんだ、
    っていうお話はだいすきなのに、
    このお話は、ただ切なくするためだけにふたりを引き離しているような気がして、自分には響きませんでした。残念。

  • 別れさせる動機が弱いなぁと、何かすっきりしなかったのだけど、サイトで続きを見て更に何とも言えない気分に。作者は、本当はどちらで終わらせたかったのだろう?

  • 作家さん本人のサイトを読んでそれでやっとお話としては完結、と言うのは商業誌としてどうかと思わないでもないですが、個人的には大好きな作品。
    心を抉られるような、心臓がぎゅっと痛くなるようなお話で、好き嫌いのはっきり分かれるだろう作品ですが、個人的には朝丘作品の中で一番好き。
    こんな恋があっても良いじゃないか、と当時高校生だった私は泣きながら読んだ思い出がある。(ちなみにサイトで続編を読んだのは、初読から五年はたってからだった。私はあのオチでも、あれはあれで愛しいと思った)

  • 良かったけど、そこで切るとは。作家さんサイトの続きは自分には必須だった。嫌味な丁寧語が好きw 些細だけど積み重なる溢れる気持ちの描写が読んでる方まで胸をイッパイにさせる。

    美里の描いた不細工なアキを見つけて気付いた本気の気持ち。この辺りの表現が人物像と絡まってすごくいい。
    身体から始まる関係なのに、簡単には恋人になれないのに、綺麗で純粋過ぎた…とも感じた。

    前回読んだ作品を引きずって過剰に期待したのかもしれないw もっと千切れそうな剥き出しの心を読ませてくれるのかなって。

  • 家庭教師と生徒、モノです

    最初に読んだときは、微妙だったんですが…
    サイトで、その後のお話が読めます
    全てを読んだら、もう、これ星5つです!

    あ~そういうことだったんだ…ってね

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