あさぎ色の風 ―くれない― (あさぎ色の風シリーズ) (コバルト文庫)
- 集英社 (2004年7月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086004657
作品紹介・あらすじ
文久三年。俺=土方歳三は、壬生にある浪士組の屯所にいた。そこに吉原田圃で助太刀してくれた斎藤一が訪ねてきて、仲間に加わったり、赤穂の義士の衣装を象った浅葱色をした背割羽織を隊服として揃えたりしていた。そんな中、辻斬りが相次ぎ何の罪もない町人たちが犠牲になっていた。目撃した者たちが下手人を浪士組の者だといって、確認させたところ、一様に指さしたのはなんと俺…。
感想・レビュー・書評
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シリーズ3
斎藤一との出会い、
新撰組たちあげ、
芹沢を闇討ちに…
浅葱色の隊服もここで登場
辻斬りを捕まえる時に、
土方そっくりな犯人を見分ける際に
使った沖田総司の技と、
2人の関係性が興味深い
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力士との事件から芹沢鴨暗殺まで。
このシリーズは、1冊に3・4話、創作短編も含まれているので、進行具合は緩やか。
しかし、近藤勇がほとんど出てこないな(笑) -
(シリーズ通しての感想で)沖田さん視点、土方さん視点で話しが進みます。沖田さんと土方さんの会話が楽しいです。それと伊庭さんもたくさん出て来てその2人も良かったです。特に最期に沖田さんが伊庭さんに頼む事は、この話の中では伊庭さんがどうしたかまでは出て来ませんが、最期知ってる人なら涙です。
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あさぎ色の風シリーズ第3弾。芹沢鴨暗殺まで。
命の恩人、斎藤一に再会し信頼を寄せる土方。一を連れまわす総司。お互いの視点から書かれているのでこのじれったさが堪りません。
時々、くすっと笑いどころもあって、今回もさくっと楽しく読めちゃいました。
どうでもいいけど、登場人物紹介に本文には名前だけちょいっと登場の伊庭がでて、もっと活躍した人物たちがでてないなーなんて思ってみたり。 -
読みやすい新撰組でした
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三巻は壬生浪士組から新撰組へ改名、そして芹沢鴨暗殺までを描いたものですね。<BR>
土方歳三の武士に対する熱い思い、芹沢を特別好いてはいないものの嫌いにはなれず戸惑いを隠せない沖田。<BR>
二人の想いが交差していい具合にドラマを作り上げています。
注目すべき点は斎藤一と沖田との友情、そして沖田の孤独、男達の涙。<BR>
感情を殺してまで彼等が手に入れたかった武士という名。
非常に悲しげで儚かったです。
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次は有名な幕末史上最も冷たく長い夜――池田屋事変。<BR>
こちらは新撰組が一番カッコイイ見せ場のシーン満載なので楽しみにしています。 -
ダンボールの中@未読
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まずは表紙で一目惚れ。話は勿論、新撰組のお話です。全5巻。実はまだ全巻読んでません(…)とても読みやすいと思います