ドラマ (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 233
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086006606

作品紹介・あらすじ

モデルの拓人にTVドラマの出演依頼が来た。その内容が同性愛ものと知って激しく抵抗をする拓人。しかしそのドラマに憧れの俳優恵裕次が出演し、そして彼の恋人役に拓人を指命してきたのは、ほかでもない恵だったと聞いて、拓人の心は揺れる。悩んだ末、拓人は恵に直談判をしに行くが…。架空の恋を演じるはずだった二人の気持ちはいつしか一線を越えて。眩しいくらいまっすぐな恋物語。

感想・レビュー・書評

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  • 朝丘戻。作品のなかで、ずっと積読になっていた物語。

    何故、今まで読まずにいたのか…。
    芸能関係の話に興味がなかったというのもあったけど、役として同性愛を演じるということに抵抗があったから。

    今では演じる世界=架空の世界っていう偏った見方をしなくなったし、それはきっと自分が同性愛の当事者であることに抵抗がなくなったからでもあると思う。

    『白の傷跡』を演じる拓人と裕次。
    惹かれ合っているのに、その関係は三ヶ月で終わってしまう。

    役である海と岡崎さんと重なる二人の関係。
    終わり方まで重ならなくて良かった。
    二人には、まだ未来がある。

    『ラジオ』を購入して早く二人のハッピーエンドが見たい!

    麻生さんのコバルト文庫時代の絵…凄く好きです。
    あ、あと作中に出てくる恋の欠片って言葉が凄く好きです。

  • 芸能界ものが苦手なんですが、これはもうそういった枠を超えてます。
    せつなくて、せつなくて、せつなくて。
    ただただもう、二人があまりにせつなくて。

    どうしてあんなに惹かれ合って、想い合って、つがいの鳥のような存在
    なのに、なんで離ればなれになるかな。
    距離が全てじゃない。それはもの凄くわかってるんですが、それにしても
    この物語のふたりは切ないです。
    共演するドラマとシンクロしていく展開がまた、なんともせつない。

  • 確認先:川崎市立中原図書館

    <ネタばれあり! (といっても、あとがきから読むとあとがきの直前なのですが)>

    淡々とドラマ撮影の脚本の世界と現実の世界とのあいだを往復運動しているだけなのだが、最後に出てくる

    「愛しているという告白は、俺達にとって別れの言葉だった」(朝丘2005:P298)

    にああ、BLもゲイリブもそれぞれ置いてきた「闇」を見たような気がした。BLはファンタジーという念仏を唱えながら、そしてゲイリブは「パートナーシップの国民国家への参入」によって。

    このつまされるようなパラドクスを朝丘はコンビニから戻る途上で雨に濡らされた経験から着眼している。
    私たちの日常には多くのパラドクスがあるが、それは結構足元にあるのだということを意識付けるにふさわしいか。

    純愛など本書の前ではただの霞である。

  • モデルの拓人にTVドラマの出演依頼が来た。その内容が同性愛ものと知って激しく抵抗をする拓人。しかしそのドラマに憧れの俳優恵裕次が出演し、そして彼の恋人役に拓人を指命してきたのは、ほかでもない恵だったと聞いて、拓人の心は揺れる。悩んだ末、拓人は恵に直談判をしに行くが……。架空の恋を演じるはずだった二人の気持ちはいつしか一線を越えて。眩しいくらいまっすぐな恋物語。

  • 俳優二人?の話。
    切ないです。

  • おもいだすだけでなきそうになる。
    はじめてよんだBL小説がこれ。
    いわゆる諸悪の根源です。

  • 前から大好きだった朝丘戻。さんだったので見つけて即買いました

    モデルの主人公が始めて俳優に挑戦するのですが、そのドラマがなんと同性愛もので、最初は反発するのですが結局出演を決めます
    そこで出会った相手役の俳優と恋仲に
    が、2人はパパラッチに写真を撮られてしまうのでした―

    相変わらず切な系の素晴らしいお話でした
    この小説の中に出てくるドラマの筋書きや主人公が演じる「海」も大事な要素として小説に働きかけています

  • 拓人が女性っぽい

  • 大好きな作家さんです。
    とても丁寧に文章を書かれていて、一文字、一文字を大切に読んでいます。HPに続編があり、それもお薦めです。

  • 小説

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