ねじまき博士と迷い猫 (ねじまき博士シリーズ)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 132
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086007726

作品紹介・あらすじ

少年博士のアレックスは、カラクリつくりの天才だが、愛くるしい外見とは裏腹に、人間嫌いの変人で偏屈な性格。研究の邪魔をされるのが何より嫌いだったのに、行方不明の祖父のせいで、森の動物に育てられたリーという野生児をひきとることに。リーが屋敷に来てからというもの、次々起こる大騒動に博士は振り回されてばかり。おまけに博士はリーが実は女の子だとは気づかないままで…。

感想・レビュー・書評

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  • それは元々祖父へ届いた遺言。
    そのために、野生で育った子供を引き取るはめに…。

    屋敷の持ち主の博士に、野生で育った子供に機械のかぼちゃ。
    博士とかぼちゃのやりとりも面白いですが
    勘違いも面白い…というよりも、思い込み?
    博士の『友人』である青年も、ある意味面白いですが。

    平凡でない人達による、平凡でない日常、という感じですが
    筆頭すべき驚きは本自体です。
    樹川さんとは思えないこの薄さ!
    それだけで、違う人のものを読んでいる気がします。

  • 「楽園の魔女たち」が好きだったので、試しに買って読んでみました。最近コバルト文庫は読んでいなかったので特に期待はしていなかったのですが、そこそこ面白かったです。主人公の一人である博士(まだ少年)の性格にはじめは好感が持てなかったものの、話が進んでいくうちに可愛げのある性格の悪さなんじゃないかと思い始めまして…。そしてそのままリーとの関わり合いを見ていくとなんだかちょっと可愛いんではないかと思うようになりました。このシリーズ?はまだ続きがあるらしいので、今後に期待したいです。

  • カラクリ作りの天才少年博士は、森の動物に育てられた野生児の後継人となるのだった。
    意地っ張りでへそ曲がりで素直じゃなくて。そんなふたりが、ぶつかりながらお互いを知っていく過程が愛おしい。
    急展開な終盤には驚いたが、これは続きのお楽しみかな。

  • さらっと読めます。
    二人を中心にして日々起こる出来事の話。
    なにも考えずに、紙芝居のキレイで可愛い絵にわくわくしながら読み手の声になぞっていけばいい、ようなそんな簡単さで読めました。
    主要登場人物が出会った経緯を辿っている感じなので、序章ですよね。それぞれに過去があってそれもチラつかせながら、徐々に関係性ができていく様を描かれる繊細さはさすが樹川さん。だいすき← 
    彼らがこれからどんなふうにお互いを知って傷付いて認めあって笑い合っていくのか、楽しみです。

  • 樹川さんのファンタジーはたまらなく好きなのです。

  • もっと面白いはずだ。

  • 図書館で借りて読む。
    人のことなんて気にしないハカセがだんだんとリーのことをちゃんときにするようになっていくのがいい。カボチャ可愛いよカボチャ。

  • 久々に読んだ樹川先生の作品!
    このファンタジーと日常とほのぼのパニックが大好きです…っ!!
    博士の天然ボケ交じりのコミュニケーション能力の低さとリーの賢いのか単純なのかわからない言動がまたいい…!
    3冊いっぺんに借りてきたので一気に読むぞー

  • つんでれショタと野生児少女、というと違和感がある樹川さん的マイフェアレディ。

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