月色光珠 春宵に灯る紫の光 (月色光珠シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086010542

感想・レビュー・書評

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  • 月色6巻です。
    この表紙好きだなぁ♪
    琳琅が天女みたいに可憐です。



    想いを伝え合った有(ゆう)と共に後宮を去った琳琅(りんろう)。
    だが、残してきた絵師・董瑛(とうえい)たちが気がかりで、再び入宮する。

    しかし、董瑛は既に街に帰ったと言われてしまう。
    事態に不穏なものを感じた琳琅は、董瑛の行方を捜すことに。



    琳琅のはねっかえり振りに保護者のように説教していた有さんだけど、最近は琳琅の気持ちを尊重して協力的になっています。
    というか、言うこと聞かないから一緒にいた方が良いと判断したようです、笑。

    前回の徒花~の回から続きものになっていて、これまでの謎が全て解ける巻になっています。
    続きが気になっちゃって一気に読んじゃいました。
    見事に次々と伏線を消化しています、お見事!!笑


    紫珀(しはく)さまの過去が意外だったなぁ…。
    やはり切ない展開なのですね。
    なんだか沈雲(しんうん)も悲劇すぎて憎めない。

    あと、渦中の彼がどうなってしまうのかハラハラしたけれど、とても素敵な再会でした。
    波乱万丈だね、本当に。


    しかし、皇太子の李恒(りこう)は化けの皮を剥がしたので強敵になりそうです。
    有さんが徒花として散ってしまわないか心配っ。
    それくらい危うい雰囲気になりました。
    琳琅はどこまでも有さんについていくことを決意します。


    あらすじで作者さんが言っていた有さんの通り名「サディスティック有さん」に思わず吹き出してしまいました。
    有さん敵味方問わず、手折りまくりだものねー。
    ぴったりすぎる名に納得!

  • 最初から李尚の出自は怪しいとは思っていたけれど、やっぱり思った通りの展開だった(笑)。
    が、紫伯と朱巴の関係が予想外だったので、それなりに面白かったかな。
    しかも、ある意味「悪の親玉」的存在だと思っていた朱巴にも悲しい過去があって…。
    今では、朱巴は意外と憎めないキャラになってしまったw

  •  月色光珠『春宵に灯る紫の光』『月珠は黒翼を抱き』『秘密の名前』
     シリーズひとまず完結。及び番外編一冊。
     剣術少女と皇帝の隠密のお話というふれこみだったので、もっとチャンバラとか陰謀とかうずまくのかと思ったけれど、結局このシリーズが一番ロマンスしてました。
     むっつり男が天然口説き魔で触り魔だったのが、なんだか面白かった。クールな隠密のはずがどんどん壊れていくので、甘さは充分味わえました。
     陰謀とかは……。
     みんないい人でした。

  • 薫瑛と康紫珀が心配で再び後宮に戻った琳瑯。しかし薫瑛は行方不明だった。薫瑛を捕らえた毒使いの目的は飛天竜駒である尚の死。それを阻むため、薫瑛を探す琳瑯。しかし、琳瑯を得るために太子までもが薫瑛を探しだした。毒使いは一体誰をなぜ恨んでいるのか?尚の正体が明らかになる。

  • こちらは、李尚の過去に触れます。
    康氏と深い関係を持っていたり、天下の大怪盗をしていた李尚(因みに怪盗の名前は、飛天龍駒)は、康氏との再会をしようと試みます。

    ……此処からどうなったかはまた見てください(ぁ

  • 舞台は後宮。ストーリー的に前巻のちょっとした続きみたいな感じでしょうか。有さんに頼み込み琳瑯は再び後宮へ。トウエイを探すものの何故か行方不明?琳瑯、今回中々怖い事もやっておりますよ。度胸あります。脅迫してます(笑)今までちょっと疑問だった点が見事に氷解され、他にも意外な人物関係が明らかに…!気になった方は、是非。

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