伯爵と妖精 紳士の射止めかた教えます (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086010764

作品紹介・あらすじ

伯爵邸に、リディアの将来の子供を名乗る赤ん坊が現れて…!?(「コウノトリのお気に召すまま」)リディアは、わけありの妖精ナイチンゲールの強引な恋愛指南にふりまわされるが…!?(「紳士の射止めかた教えます」)正式に婚約する前のリディアとエドガーのスリリング(?)な日々を描いた物語に加え、リディアの両親の結婚の秘密が明かされる書き下ろしを収録したロマンティック短編集。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ12作品目。短編集
    ・コウノトリのお気に召すまま
    ・紳士の射止め方教えます
    ・学者と妖精 この世の果ての島

    3作品とも楽しかったけど、1番好きなのは「学者と妖精」だったかな。
    リディアの両親の出会いの話し。
    主人公の両親の話しってあんまり好きじゃないんだけど(両親の恋話を聞くような微妙な感覚になるというか)、たぶんアウローラが今までに出てきてないからかな、面白かった。
    意外な事実もわかったし、きっとこれからこの内容が重要になってくるんだろうなって予想してます。

    紳士の〜にでてきた、恋がまつげに宿るっていうのがなんかステキだなって思って、備忘録的にこれだけ書いとく。

  • ここに出てくる人たちは、素直じゃ無さすぎて自分の気持ちの自覚が薄い人たちばかりなんだなあ
    だからやきもきやきもきする
    閑話休題そのにの本でした
    しかしコウノトリかわゆかった、、
    てか取り替え子のハーフの家系ならもうしょうがないよね
    てか親と似てない子が生まれ続けるとこなのか

  • 両親のお話も収録されていて楽しめました。

  • 【伯爵と妖精12作目】
    短編集。
    リディアの父であるカールトン教授の話がわかってよかった。

  • 短編集第2弾。
    リディアとエドガーが婚約して間もないころのお話2編と、
    リディアの両親の馴れ初め(というか駆け落ちの顛末)の1編。

    特筆すべきはエドガーお父さま(笑)のイクメン☆ぶり。

    そして、ここでリディアの母親の故郷が登場したのも、次巻にそれが関わってくるらしいから。
    そりゃあお父さま、そういうことなら、プロポーズのことは墓場まで持っていきたくなるよね。

  • ☆コウノトリのお気に召すまま
    伯爵家の門前に置かれたバスケットの中には…。
    婚約前のお話。
    リディアを『母ちゃん』と呼ぶ赤さん登場。エドガーと三人の家族(ごっこ)が微笑ましいです。


    ☆紳士の射止めかた教えます
    こちらも婚約前のお話。
    リディアの言動の数々はつくづくエドガー泣かせ…でしたねぇ。ホント、よくめげずに頑張った…!エドガーは本当にスゴイの一言。

    ☆学者と妖精
    初読時は普通にカールトン夫妻の馴れ初め話として読んでいた気がするんですが、改めて読み返すと伏線が至る所に張られていて、スゴイの一言。
    リディアは間違いなくカールトン教授とアウローラの娘ですね(笑)
    そして、『コウノトリ〜』で言っていた通りエドガーはアウローラに似ているかもしれない…。

    出来る事なら、カールトン夫妻のこの話も、アニメ化して欲しいなぁ…。

  • シリーズ第12巻。短編集。コウノトリの話で見れるエドガーの父親像が素敵。ナイチンゲールの話の積極的なリディアがかわいい。リディアの両親の馴れ初めも良かったです。

  • 短編集2作目
    最初と最後の話が好き

    最初の話は妖精のティルと3人が親子のようで微笑ましい
    二人とも素敵な親になるとは思うけど、リディアの言う通り、エドガーの遊びは教育上絶対よくない!
    本作一枚目の挿絵と、ティルとニコの"わあっ、猫がしゃべった!""うわっ、赤ん坊がしゃべった!"ってところが好き

    真ん中の話は、リディアの必死さが可愛いよね
    世間での常套句の意味を知らずに使ったリディアに、あなたには簡単でしょって言われて傷ついたエドガーに、ちょっと可哀想になったけど、その後の行動がね・・・相変わらずだな
    この作品はぜひレイブンの女装姿の挿絵を入れて欲しかった

    最後はリディアの両親の出会い編
    ヘタレな教授だけど、最後の、アウローラの片思いの相手が来ても彼女を奪われないようにしようって決意した所が一番かっこ良かった それ以外でも以外とヘタレじゃなかったけどね
    今考えればこれからの本作の展開での布石が沢山だった!

    にしても恋の力ってすごいね アウローラが教授に会ってから美人になったってところがもう
    てかお母さん、取り換え子だったんだね すっかり忘れてた
    てことはリディアは人間と妖精のハーフだ (てかお母さんってどうして亡くなったんだっけ?)
    リディアの向こう見ずな所はお母さん似

    教授にしてもリディアにしても、取り換え子でも、ニセ伯爵でも、相手の本当の姿がなんであれ、相手の中身というか性格が好きなんだなってすごい分かる

  • 短編集。
    まだ婚約が正式でなかった頃の2編と、リディアの両親の駆け落ちエピソード。
    リディアとエドガーの先が知りたい身としては、ここで両親エピソードとはなかなかやきもきさせられますが、次巻からの布石だらけの話でありました。
    しかし母であるアウローラの性格が、想像していたのとは随分と違って。
    それとニコがアウローラが先生と会うまでは、そんなに美人じゃなかったというのが、分かるエピソードで、女の子の恋の力ってすごいなぁと思いました。
    彼女はちゃんと来るべき再会の為に(それがある可能性は限りなく低くても)努力していたってことだもんなぁ。

    でも一番好きなのは、リディアとエドガーの間にティルがいた「コウノトリのお気に召すまま」かもしれません。
    お父さんエドガー。
    お父さんエドガー!!
    見直せ、リディア!と思いました(笑)

  • 短編集。

    プリンスもユリシスも絡まないほんわかな話ばかり(*≧∀≦*)




    ▼コウノトリ編
    ピクニックに出掛けた三人の姿が本物みたいで浮かぶ♪

    エドガーいいお父さんになりそうやわ(* ̄∇ ̄)ノ


    ▼紳士編
    必死なりディアが可愛い…☆
    エドガーとすれ違ったときのもどかしさ!!
    エドガーの悲痛な叫びが…(´;ω;`)ブワッ


    ▼学者編
    リディアの両親の話。
    式間近のリディアが気になるのも無理はない…
    が、流石にこれは墓場まで持っていきたいね。

    最後の方のリディアとエドガーの甘い言葉に恥ずかしくなりましたwww





    君に会うたび恋をしているんだ

    あら、毎日会っているじゃない

    うん。毎日ドキドキしてる。





    あっま~(照)

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著者プロフィール

三重県出身。『パラダイスルネッサンス楽園再生』で一九九七年度ロマン大賞佳作に入選しデビュー。「伯爵と妖精」シリーズ、ベストセラーとなった「思い出のとき修理します」シリーズ、「異人館画廊」シリーズ、『がらくた屋と月の夜話』『まよなかの青空』『あかずの扉の鍵貸します』『ふれあいサンドイッチ』など著書多数。

「2023年 『神さまのいうとおり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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