- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086010900
作品紹介・あらすじ
さまざまな仲間たちの助けを得て、ようやく王宮からの脱出を果たしたカリエ。傷ついた体を癒す間もなく、エドやセーディラと合流するため再び旅を続ける。その頃バルアンは、神の山の噴火も意に介さずルトヴィア帝国への侵攻を決意し兵を進める。一方、帝国の崩壊を食い止めようと苦闘するドーンとグラーシカには運命の時が訪れ-。大河サバイバル・ファンタジー、感動のクライマックスへ。
感想・レビュー・書評
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とっても長かった!でも完結まで書いてくれてありがとうございます。波乱に満ちた主人公の平和なオチを読むことができて安心しました笑。長い長い旅路で成長していく主人公で、気持ちのいい性格をしていて読みやすかったです。
最後に彼とくっついてくれて読者として嬉しかったです。その後の同人誌も速攻で買うほどハマったシリーズでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何周目かの読み返し。
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今までゆっくりし過ぎてた遅れを取り戻すかのような展開で,一気に物語は収束.ザカリア女神に美味しいところを持って行かれた感があるが,全員死亡という最悪の事態は免れた.それにしても,主要な登場人物がバタバタと退場していくのは寂しかった.最後後日談でお茶を濁されたようで,せめてバルアンのことはもう少し詳しく書いていただきたかった.神々と人間の関わり方や信仰といったものをいろいろ考えさせられる物語だった.
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65:ぶれないエドが大好きです。
みんなこれで解決したの……か? と少し不安なのですが、無事に終わってよかったです。 -
ラスト、あれ、あの人は??っていうのが一番の感想。
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全シリーズ通してどんな目にあっても、生きる気力を失くさないカリエにすごく勇気をもらいました。最終巻が一番読んでいて辛いシーンもあったけど、同時にここまで追ってきたから最後まで見なければという気持で読んでました。
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怒涛の最終巻。これまで散りばめられてきたあらゆる伏線を、よくもここまで回収できたものだと驚いた。
ただ、話があれよあれよと進む一方でこちらの感情がついていけず、歴史の教科書を読んでるんじゃないかと錯覚してしまう時が度々あった。もう1巻分くらい使って丁寧に書いてくれればさらに良かったかもしれない。
27巻に渡って読者を飽きさせることなく、見事に完結させた作者にありがとうと言いたい。 -
一番読むのが辛い巻だった。でも、噛み締めて読むことができた。
結局タイアスは、はっきりは出てこないし、そもそもザカリアは気まぐれな運命を暗示する存在でしかなかったのかも。
戦場の中を精一杯生きた。そしてほとんどが死んだ。
後悔の残らない生き方はない。無情な別れのほうが多い。でもそれがなんだというのか。
流転する運命に、そのつどためらいなく流れていく勇気を持ったカリエ。考えを変えたり、信仰を変えたり。でも常にカリエでいる。
どうか、幸せに。