伯爵と妖精 誰がために聖地は夢みる (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
3.91
  • (53)
  • (59)
  • (67)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 522
感想 : 31
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086011334

作品紹介・あらすじ

エドガーとの婚約を母の墓前に報告するため、スコットランドに里帰りしたリディアのもとに、兄と称する青年ブライアンが訪れる。ブライアンは妖精族フィル・チリースの一人で、残り少ない地上の日々を妹のリディアとともに過ごしたいと言うのだが…?その一方でマッキール家は、予言者を復活させるため、リディアを利用しようと画策していた。エドガーは彼女の危機に、ある決意を固めて…。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 泣ける 
    要注目なのはニコ。
    1番ニコが辛いよね。
    人間との寿命の違いなどニコの悩みはつきません。
    そしてパトリックよ
    事態を悪化させてるのに本人は全くそう思ってないのが厄介だ。

  • ばれたー
    あまりにも転げ落ちてる
    ブライアン泣ける

  • 【伯爵と妖精14作目】
    やっぱりすんなり結婚できなかったのか...
    この先二人はどうなるの?
    ニコは?
    物凄く気になるので先を急ぎます。

  • なんて切ない終わりかたなんだー!
    ようやく心が通じ合えたのに。
    あんなにも近づいたのに。

    こうしてはいられない、次を読まなくちゃ!!

  • エドガーとリディアはアウローラの墓前に婚約の報告するためにスコットランドへ。

    リディアの兄と称するブライアン登場。
    マッキール家にはフィル・チリースの血?が流れていることがわかったり、最初のプリンスを生み出すのに関わってたりといろいろ判明。
    『学者と妖精』で出てきた煙水晶のスタンディングストーンは聖地の結界の一つだったらしい。

    最悪の状況でリディアに『プリンス』の事がバレる。
    エドガーを守るためにフィル・チリースの攻撃を受けたリディアをエドガーは…で、以下次巻。
    今回の石はブラッドストーン。

  • シリーズ第14巻。ラストがただただ切なすぎる。

  • 切ない!!!

    エドガーがプリンスの記憶を受け継いでるってリディアにちゃんと話していれば、違う結果になってたかもしれないのにね

    自分たち一族のことしか考えてない様なマッキール家に騙されてしまうリディアも
    マッキール家を、アウローラを少なからず憎んでたブライアンが最後にリディア達を助けて死んでしまうのも
    リディアが今まで以上にエドガーの側に居ることを望んでいるのに、エドガーがリディアのために身を引くのも
    ニコがこれ以上リディアの苦しむ姿は見ていられないとリディアの元を去るのも、そのことでレイブンともお別れすることになったのも
    全部切なかった

    正直ブライアンのことも覚えてなかったけど、いい人(妖精?ハーフ?)だったな
    ファーガスも予想以上にいい人だったし
    そしてケリーはここで初登場だったんだね

    今回はリディアが結局取り換え子じゃなかったことが分かるも
    予言者の許嫁になってしまったのかがまた分からないんだよね
    これって多分この後ずっとはっきりしないところだよね?
    最近の出たののあらすじ読んだけど、そこでもはっきりしてなさそうなことが書いてあった気がするし

  • アウローラへ結婚の報告をするべく、リディアの故郷を訪れたエドガーとリディア。
    母の祝福を得たと思ったのも束の間、その宿命の為、預言者が眠る聖地へと、行かざるを得なくなって―――――。

    リディアの兄というブライアンも登場。
    エドガーとツノ突き合わせて、vsケルピーもかくやという有様。
    シスコンの誹りは免れませんが、その心情に触れると、ちょっとばかり切なく。
    パトリック側についていたブライアンですが、気に入らないながらもエドガーの人柄に触れ、最後には妹になるかもしれなかったリディアの幸せを祈って、命懸けで二人を助けるのが切ないです。

    それとは別に、ニコがずっと考えていたように、リディアの側を離れることになったのに衝撃。
    しかし大切だからこそ、側に居られないと思ったニコと、エドガーの違いが感じられます。
    ニコが弱いとは思わないけど、繊細なんだと思います、妖精は。
    いろいろあって、ようやく信じ合えることに素直になれた二人なのに、一緒にいることがリディアの命を縮めると分かって、断腸の思いで彼女を置いていくエドガー。
    結婚式を目前にして、前後篇です。うおおっ、引っ張る…!

  • それぞれの思いが交錯して…リディアもニコもエドガーも、切ない(>_<)。

  • お互いのことを思いながらも去って行ってしまう。

    悲しいです。

全31件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

三重県出身。『パラダイスルネッサンス楽園再生』で一九九七年度ロマン大賞佳作に入選しデビュー。「伯爵と妖精」シリーズ、ベストセラーとなった「思い出のとき修理します」シリーズ、「異人館画廊」シリーズ、『がらくた屋と月の夜話』『まよなかの青空』『あかずの扉の鍵貸します』『ふれあいサンドイッチ』など著書多数。

「2023年 『神さまのいうとおり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

谷瑞恵の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×