イリアディスの乙女~月の女神と白銀の婚約者 (コバルト文庫 し 12-6)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086013024

作品紹介・あらすじ

神々との交渉人であり、悪しき神を封印する役割の「鎖の巫女」シェリス。夜の神アストロの助けを借りながら努力を続けるある日、アストロが月の女神と仲睦まじくしている様子に胸が痛み、彼への想いを改めて自覚する。そんな時、皇太子との婚約が決まったと告げられる。巫女が皇帝の妃になるのは人々の暮らしを守るために必要なことだと知り、恋心と巫女の務めとの間で悩むシェリスだが…。

感想・レビュー・書評

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  • 前巻の最後で出てきていた、なにやら怪しい帝国第一皇子のクラウディウスが監察官として神殿にやってきました。すぐにシェリスの周りのランセルとかを引き離しにかかるのかと思ったら、最初は公平な正しい人事を行い、人望を集めながら、こっすい手で人をあやつり、シェリスを1人にしてしまってから、たたみかけるようにシェリスもあやつる・・・ほんっと、嫌なヤツです。
    顔がアストロに似ているっていうのも気に入らないです。

    薬草茶とか爪に塗った色水とか、琥珀色の目が怪しいって思ってましたけど、まさか腹心の侍女パルニアまであやつられているとは思いませんでした。確かに強固にシェリスに薬草茶を飲まそうとはしてましたけど・・。

    前巻まで、アストロはほのかにシェリスを好きになっている感じはしましたけど、この巻では一気にシェリスへの気持ちを爆発させてます。
    最初にシェリスが迫られていたとき、オリザが踏みつぶしたのは、私もナイス!って思いましたけど、アストロまでも空から見ていてナイス!と思ってたのは笑っちゃいました。

    でも、このこっすいクラウは、雪狼を使ってアストロをシェリスから引き離したすきに、シェリスを完全に操ることに成功し、アストロを消滅させようとしたときは、ああ、これがアレイアの予言のことなんだって。

    最後どうなるんだろうって思ってましたら、意外な展開になって、アレイアも最後出てきたのには驚きましたけど、無事ハッピーエンドで終わって、スッキリしました。

    完結とかっては書いてなかったけど、たぶん、これで終わりですよね?きっと。

  • ああ、むずがゆい!
    それがたまらないのですけどね。

    2010.6.13読了

  • <全3巻>第2巻 ようやく読んだ!確かに主役二人の恋愛方面は1巻ほどのラブにうわーってなったり、切なすぎて苦しくなる事はなかった。しかし、あまり進んで無いけど進む上で大切な一歩を踏み出した感じ。何よりボリュームたっぷりで読んで満足。絵も相変わらず好きだなあ。あと神様とはいえしょっちゅう消滅する事がなくてよかった。主人公の戒めの鎖が鎖だけに1巻みたいな消滅が毎回起きてたら苦しすぎて読むのやめようかと思ったけど、この巻も神様との色々はあるけれども、鎖が暴走する事がなくてよかった。
    (1巻の段階ではカテゴリ4、2巻ではカテゴリ3に↓)

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