- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086014328
感想・レビュー・書評
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こんなふうに愛し合えるなら、いうことはないのですけど…。
エドガーもリディアもやっと本当の夫婦になり始めたのでしょうね。苦しみがあろうとも迷いなく愛せるなら幸せです。
ハッピーエンドになって欲しいな。
結婚したあとの方が悩みは深いものでしょうから、少女小説でそこをしっかり書くとはやるじゃないですか。まあ、お金やほかの異性の影など、現実的な諍いの種はこの二人にはないので、深刻になるわけないじゃんと言えばそれまでだけど。
それ言っちゃおしまいですからね。乙女は夢を見るのが仕事だし。そうじゃない部分を求めるならコバルトじゃなく他へ行けばいいので。
やっぱ『少女小説万歳』と言いたくなっちゃうんです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ…ええと、もう何冊目かわからなくなってきましたが、とにかく新刊です!今回は久しぶりに出てきたキャラがいて、また色々大変そうな感じに。
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現実逃避用。甘いセリフはいつも通り。すれ違いが、ドキドキします。気になるラストなので、次の巻は早めに出してもしいところ。早く二人が再開しますように。
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“「そうね」
ロタに同意し、リディアは少年に手を差し出した。そんなリディアに、彼は首を横に振る。
(でも、仕事がおわらないと帰れない)
「仕事?」
(女の人をたべるんだ)
わけがわからなくて、ロタやポールと顔を見合わせたが。
(きみどりの目の、さび色の髪の)
ぞくりとした。
視線をあげた少年の、長い前髪がゆれ、その隙間から瞳が覗く。
あきらかに人間ではなかった。額の真ん中に、大きな一つ目があったのだ。
(ねえ、カイブツって何?ぼくがカイブツ?)
異形の瞳でリディアを見つめる少年の、皮膚がどろりと溶け出した。むき出しの肉や血管があらわになった手で、彼はリディアが差し出した手をつかもうとのばす。
「リディア、そいつに手を触れるな!」”
レイヴンの素直な台詞が面白い。
エドガーの決めた決断が次からの展開にどのような影響をもたらすのやら。
というか最後、何でフランシスがいたのだろう?
“「まあ、そうなんですか。フランシスさんは物知りですね」
ケリーにほめられて、フランシスは胸を張る。
「男は頭がよくないとね。腕力が自慢なんてのはもう時代遅れさ。なあレイブン、そう思うだろう?」
ちらりとレイヴンを見るフランシスは、武術に秀でたレイヴンをやり込めてみたかったのかもしれない。
「でしたらフランシスさん、頭を使ったことがないのはどうしてですか?」
皮肉や嫌味を言えないレイヴンだけに、純粋な気持ちで述べられた疑問は、かなりの破壊力があった。
フランシスはすごすごと降参して口をつぐんだ。
ケリーがそっとついたため息は、フランシスも頼りにならないと落胆したからだろうか。” -
滂沱でした。たまらない!
いつになったら平穏が訪れるのか気が気でなりません。
合間合間に挟まれるらぶらぶで和むけど、
殺伐とした場面との落差が激しすぎる。 -
フランシスーっ!?
いや、まあ、ただアホな脇役だとは思っていなかったけどさ……。ちょっと、久々の本編で打撃食らった気分です。
こういう切なさ全開展開は好きなんですけど、出るスペースが遅いとやきもきしてしまうので、心臓に悪い。ってか、段々コバルトっぽくない方向に進みつつあるよね(笑)。私はそれでもいいけど、耐えられない人はそろそろ出てくるのではないかと思われる……。
早めに次が出てくれるといいな、と思う。 -
うわー売れてるなー。一ヶ月たたないうちに63人登録かー。さすが。
続きが気になり、どんどんページが進む。さらっと読めるストーリー。
萌え会話満載のエドガーとリディア。
かわいらしい妖精に、かいわいそうな怪物(オペラ座の怪人風)にも共感ができるし。
プリンスとしてのエドガーはどうなる?という引きもあり。
うん、楽しい。
それにしても谷さんは、最後いつもダンジョンに行きますねー。まあファンタジーの基本だけれども。 -
いつもの内容と思いきや、びっくりするほど話が進みました。
エドガーの決意にはびっくり。
でも、そうしないと解決しないから仕方がないですよね。
今回の巻は本当に切なかった・・・。ナックラヴィーといい・・・。
というかテランが怖すぎます。
奴がリディアにしようとしていることを想像するだけでもゾッとします。
イチャイチャは少ないけど、エドガーとリディアがお互いの愛を確かめ合ったのは良かった。
プリンス・預言者と、今回は内容が濃すぎて、頭が混乱しそうです。
リディアはやはり妊娠しているのでしょうか。
最後のオルゴールが意味深です。
早くニコにどうなっているのか教えてもらいたい。
リディアは一体何者なんでしょう?
もしかして、リディアが預言者?
最後の登場人物には・・・ええええええって感じでした。
見方じゃなかったの?と思いました。
でもあんなに能天気でもダイアナのことをちゃんと
思っていたんだなってことは伝わりました。
エドリディが離れ離れには耐えられないので、
次巻が早く出ることを祈ります。
最後に、グリーンスリーヴスは個人的にも大好きな音楽です。