たとえ許されない恋だとしても (コバルト文庫)

著者 :
制作 : 池上 紗京 
  • 集英社
3.48
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本棚登録 : 53
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086015837

作品紹介・あらすじ

アファリーン王国の男勝りの女将軍・レイア。敵対するメフル王国の軍人・リギュロン。武勇を誇る二人は、それぞれに中立国の祭見物に行った先で出逢った。身分を隠したまま意気投合した二人は自然と惹かれ合い、初めての恋に落ちた。再会を誓い国に戻り、恋心を育んでいた二人だったが、時を置かずに両国間の開戦の報がもたらされた。二人が再会したのは、戦場。互いに敵軍の将として-。

感想・レビュー・書評

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  • 徐々に関係を深めていく2人にニヤニヤ。特にリギュロンの譬えがツボで、それをフォローするレイアとのやり取りが、一番好きでした。 ただ2人のロマンスを味わうだけでなく、国同士の駆け引きや生活風景を、分かりやすく書かれていて、歴史を現在進行形で学んでいる者としては物凄く有り難かったです。

  • 前作のレビューがなぜか良くブログ検索されていたので、この作品も読んでみました。古代マケドニア風の架空の国を舞台にした歴史物ラブロマンスの王道を貫く良作です。

    王である異母姉を助けるため女の身で副将軍を務め実力から<明星(アーシュティルティ/戦を司る女神)>の二つ名を持つレイアは、次の戦の為に春の祝祭で賑わう中立国を訪れた。自分の素性を隠しつつ街を楽しむ彼女はやはり身分を隠して訪れていたリギュロンという男と出会い、恋に落ちる・・・次の祝祭で再び会うことを約束して・・・しかし、二人が再会するのは、お互いに予想もしない場所だった…


    主人公レイアが、祝祭の一日で男と深く恋に落ちる様子がとても好ましく描かれていて、その後の運命の皮肉が二人を翻弄する様に説得力がある。
    二人の運命が別々の方向に進み始めるあたりはとても読み応えがありました。

    が、良い設定なのに結末に向けて一息に進んでしまって、ちょっともったいない感がありました。
    レイアの恋の相手・リギュロンが何を思って将軍まで上り詰めたのか、もう少し丁寧に書いて欲しかった。(彼がどういう風に国について考えているか、という辺りは丁寧に表現されていたので・・・とくにそう感じるのかも)

    前作でも感じたのですが、文庫本1冊で収めるには、設定がもったいないと思います。
    挿話として描かれる彼女の副官と敵対してきた国の女性の結婚や、クーデターなど、じっくり読みたいエピソードが満載です。

    次回作も期待します。

  • 女将軍レイアは身分を隠したまま敵対するメフル王国の軍人リギュロンと恋に落ちる。しかし二人が再会したのは、皮肉にも戦場で――!?

    王道展開!
    王道なのですが陳腐さがなく、先を読めてしまってもそれがマイナスにはなりませんでした。むしろくるぞくるぞ!みたいな。
    個人的にはクレスが好きでした。

  • タイトルと前作の「氷雪王の求婚」がハッピーエンドで終わらなかったから、こっちも同じ感じかなぁと思ったのですが、今回はハッピーエンドで終わりました。

    身分を隠して偶然出会った女将軍レイアと敵国の軍人リギュロン。次の出会いを約束し、国に戻ってもなんかウキウキしていたのに、再会は戦場。
    どうなるかとドキドキしました。

    ただ、戦場で再会してから、残りのページ数でまとまるのかなぁ?と思ったら、なんかすごい駆け足で終わってしまった感がありました。できれば戦場で出会ったところまでで1冊。それ以降の講和の話やクーデターの話、それぞれに見合い?のような話が出てくるけど最後はやっぱり結婚できる、なんて感じで2冊にしてもらってもよかったように思います。
    そこがちょっと残念。

    でも、一気に読むくらい面白かったです。

  • うーん……?

    前作の印象が強かっただけに、可もなく不可もなく薄味になったという感じ。決して面白くないわけではないのだが。
    あと、イラストが華やかなんだけど、内容とのイメージが違う気がするのもマイナス。

    次に期待。

  • 王道だけど、丁寧な描写で良かったです。
    でも気になるのはその後なので…ボリュームがあと一冊分くらいあったら、満足できたかもしれません。

  • 表紙と設定買い。
    一緒に買った「王立魔法士アカデミー」が軽くさらさら読めちゃったけど、こちらは値段分の満足感はあるずっしりしたなかみ。ちょっと説明が多かった感もあるけど、構成がしっかりしてるし、登場人物もいいかんじ。
    久しぶりにちゃんと読みごたえのある本読めたー!という満足感でいっぱい。
    悲恋のままでは単なるひとりよがりになってしまう気がするので(主人公たちの性格的に)、生き残ったならこういうご都合主義的ハッピーエンドでいいと思った。

  • 2011/11/20 19:39

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