花嫁の選択 東で石は宝珠に輝く (花嫁の選択シリーズ) (コバルト文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086016063

作品紹介・あらすじ

東の大国・サイの首都ジョングァンにやってきたイリーナ。夫であるアスライが総督に任命されたからだ。ならば世界帝国オルドブライの次期皇帝にも、アスライが指名されるのではないか。出生に疑惑がある彼を、皇帝が息子と認めたのだ…嬉しく思うイリーナだったが、サイ国でのアスライに対する反発は強い。アスライは、サイで古来より続いてきた"官試"を廃止するつもりなのだが-。

感想・レビュー・書評

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  • 舞台をサイに移してお話は進みます。挿絵の肌のトーンが前作ではあったのが今作では再びなくなり…ないほうが個人的には好きです。

  • 12年2月刊
    国と国の関係とか、習慣や風俗とか、異世界をすごく作り込んでいて、本格的だと思う。
    でもそういう架空の国の歴史とかはわずらわしく感じてしまうわたしには、ちょっと敷居が高いかな。
    主人公もヒーローと結婚してしまってるので、ロマンスはあまり期待できないし、ヒーローの出生の秘密とか王位継承だけの物語はキツイかな……。
    シリーズ最初から読んでる人には楽しいと思うけど。
    でも物語をしっかりと作り込める、うまい方なんだとは思う。

  • 3巻目。
    今度は、アスライの母の母国であるサイの国でのお話です。サイの国のイメージは、後宮なんかがあったり、宦官とか科挙のような官試があったりと、中国をイメージして読んでました。

    これまでも何度も出て来ていたアスライの出生の秘密ですが、こんなにあっさり、略奪元が判明するものかなぁ、なんて感じもしましたけど、私としては、やっぱりアスライの父はオルドブライの陛下でいてほしいものです。

    イリーナの元婚約者であるフレンドルのミハイルにも嫁が来ているし、今度は西に向かうしで、動きが出て来てますけど、もうちょっとアスライとイリーナのラブラブ描写が欲しいです。

    あと、池上紗京さんのイラストには、今回も満足です。
    やっぱり、きれいな絵だと挿絵でみても違和感ないです。

  • 一巻は波乱万丈、二巻はラブラブ、そして三巻目が出ていたので購入。
    正直どんなテーマでこの先続くのかあんまり想像できなかったので、挿絵目当てプラス惰性で読みはじめましたが、意外と硬派に文化の違いや侵略する側、された側の策略渦巻く対立関係が描かれていて、楽しめました。
    具体的な国や風習について、名前は違えどだいたいリアル、っていうところが好感度高いです。

    侵略者側という視点でこんなに色んな文化圏を回る話は中々めずらしいかもしれません。

    四もあるみたいですが、今のところ一巻の運命的な感じが一番好きです。
    綺麗にまとまっていたので、あそこで終わっていても満足でした。

    といいつつ、続きが読めるのは嬉しいので読みます。

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著者プロフィール

埼玉県出身、佐賀県在住。「平安あや解き草紙」「なりゆき斎王の入内」シリーズをはじめ、数々の人気シリーズを執筆。その他の作品に『西陣あんてぃく着物取引帖』『お師匠さまは、天神様』『後宮の薬師』『掌侍・大江コウ子の宮中事件簿』などがある。

「2023年 『華は天命を診る 莉国後宮女医伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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