英国マザーグース物語 婚約は事件の幕開け! (コバルト文庫)

  • 集英社 (2012年2月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784086016117

作品紹介・あらすじ

男装の令嬢記者が、ロンドンの街で大活躍!
大英帝国首都・ロンドン。子爵家の長女セシルは、一年後に顔も知らない相手との政略結婚が決まっている。だが好奇心旺盛な彼女は、結婚まで、新聞記者になることに。そして彼女の前に謎の青年が…!?

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

魅力的な舞台設定とキャラクターが織り成す物語が展開される。主人公のセシルは、顔も知らない婚約者との政略結婚を控え、男装して新聞記者として冒険に挑む。彼女の前に現れる青年ジュリアンとの関係が、物語に温か...

感想・レビュー・書評

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  • 始まりは、悪くない!
    短編の集まりのような構成ではあるが、
    導入として物語の雰囲気、キャラクター設定
    其々に良く書かれていると思う。

    導入なだけあって、くいつくほど面白い
    わけではないように思う。
    セシルとジュリアンの関係もほのかに気にかかる
    程度には、書かれているので物足りないと思いつつも
    次の巻に手を出してみたくなる。

    欲を言えば、セシルの良さをもっと引き出す
    何かが欲しかった。ほぼジュリアンが問題を解決してしまうので・・・。
    これまた1巻だからなのか。

  • 面白かった。キャラ立てが好み。無鉄砲なだけではない女の子ががんばっている少女小説は、読んでいてとても楽しい。

  • 先日読んだアンソロジー(「とっておきのおやつ」やったと思う)に参加してはって、そのときに「面白いな」と、思ったので借りてきた。

    1章を読了したあたりで、
    「これ、誰が対象年齢の本!?」
    て言うてしまったぐらいの情報量の多さ。

    情報量が多いというより…、1ページあたりの文字圧が結構ある、って感じかな。

    さて、舞台は1890年代のイギリス。
    ゴシックとテクノロジーが融合しつつある時代背景は、好きな人は好き! って世代よね。笑

    ちょっとややこしい言い回しや、セシル(視点)を中心に謎が撒かれて、それをジュリアン中心に謎解きしていく流れも、がまさにホームズとか、そういった世代の作品を彷彿とさせて面白い。

    せやから余計、
    「誰、対象?」
    ってニヤニヤしちゃって、思わず初版を見たわ。2012年。あ、わ、わりと、新しい~。でも、古典~。古いのに、新しい~。笑

    (いやでも2012年って9年前か…)

    挿絵も中期コバルトで、なんかもう、「っあ~!」てなった。
    なんだかんだ言うてセシル大好きなダニエルも微笑ましいし、ロード・ヘンリー氏の真相(というか現状)も気になるので、続きもリクエストしてみようかな。

    最後は絶対ハッピーエンドになるやろ? ていうのがわかってるので、めちゃくちゃありがたい。

  • 19世紀、大英帝国の首都――ロンドン。偉大な探検家である当主が亡くなり、長男が爵位を継ぐことになったアッシュフォード子爵家。長女セシルはといえば、子爵家の未来のため、顔も知らない相手と結婚することが決まっている。だが、好奇心旺盛な彼女は結婚までの一年間、新聞記者になるという前代未聞の行動に出た!「子爵令嬢」という正体を隠し、少年姿で働くセシルの前に現れたのは!?

    久しぶりにラノベが読みたくなり懐かしのコバルト文庫を手に取りました。今は電子書籍が主流になってきていて時代の流れを感じます。男装して新聞記者として働くセシル、よくバレないなと思っていたけど、まさかのレスターは分かっていたのかw亡くなった父の謎を解くために新聞社で働くセシルのもとにやってきたジュリアンは、事情を知っていてやってきた婚約者ですが、しばらくは知らせずにパートナーとしてやっていく様子。人が悪いなあ・・・。すっかり心を許している二人ですが、真実が分かった時のセシルの反応がすごそう。ヘンリーを陥れた組織の謎といい、まだ話は始まったばかりですね。

  • 「ライトノベル」においては
    第一巻で設定の説明かつ一定の完結をつけつつ
    シリーズ続巻へ充分な期待を持たせなければならないが
    主人公とお相手キャラクタ設定は上手くいっているものの
    背景がやや不安
    メイドとマザーグースと名探偵なヴィクトリアン調日常の謎
    系統のミステリものであることと
    主人公コンビがどれだけ無理なく絡められるか
    今後の展開に期待
    できるということは成功なのでわ

  • 面白かった。思ったよりも重い設定があってミステリー部分も楽しめた。続きも楽しみです。

  • 19世紀、大英帝国の首都・ロンドン。
    偉大な探検家である当主が亡くなり、長男ダニエルが爵位を継ぐことになったアッシュフォード子爵家。
    長女セシルは、子爵家の未来のため、ダニエルの決めた顔も知らない相手と結婚することが決まっている。
    しかし好奇心旺盛な彼女は、結婚までの1年間、新聞記者になるという、貴族令嬢としては前代未聞の行動に出た―
    父の死の真相を探り、明らかにした真実を自らの手で記事にしたいとの決意を秘めて。
    正体を隠し、少年姿で働くセシルの前に現れた人物は…!?

    ロマンス本ヒストリカルにちょっと飽きたので、もう少し軽く謎解き要素のあるお話が読みたくて。
    シリーズ1巻は短・中編合わせて3話。

    第1話 お嬢さまは血痕がお好き?
    ヒロインとヒーロー出会い編。
    第2話 おつきあいはお友だちから?
    周囲から見ればモブ、でも彼女には主役。
    第3話 輝く永遠の絆
    父の死の真相。

    ヒロインは皆に見守られてるね-当然のように周囲ほとんどの人は気付いているという…
    アッシュフォード家の次男と父は多分性格が似ている。
    結構深刻な状況なのに明るいって強い‐
    出版社社長令嬢・エリザベスにももっと活躍して欲しいな-今のところ貴重なヒロインに絡む女性・同性の友人だから!
    ダイヤモンド絡みの事件でちょっとワクワクしてしまった…現地の青年に合掌。
    するっと読めたけど、なにか思ってたよりライトな物語ではないかも-
    大きな陰謀の一端、て感じなのね。<br clear="all">

  • イギリスのヴィクトリア朝がよくわかる。
    あと、ダニエル兄さんのシスコンっぷりがたまらない~

  • ばらはあかく
    すみれはあおい
    さとうはあまく
    そうして きみも
    Roses are red,
    Violets are blue.
    Sugar is sweet,
    And so are you.
    *
    かわいいむすめがおりました
    こいびとくるのをこわがって
    ベッドにもぐりあたまをかくして
    やきぐしとびらにかけました
    There was a little maid, and she was afraid
    That her sweetheart would come unto her;
    So she went to bed, and covered up her head,
    And fastened the door with skewer.
    *
    げつようびのこどもは うつくしく
    かようびのこどもは ひんがよい
    すいようびのこどもは なきむしで
    もくようびのこどもは たびにでる
    きんようびのこどもは あいにいき
    どようびのこどもは くろうする
    あんそくにちにうまれたこどもは
    かわいく かしこく ようきなこども
    Monday's child is fair of face,
    Tuesday's child is full of grace,
    Wednesdays's child is full of woe,
    Thursday's child has far to go,
    Friday's child is loving and giving,
    Saturdays's child works hard for its living,
    But the child that's born on the Sabbath day
    Is bonny and blithe, and good any gay.
    *
    ソロモン・グランディ
    げつようびにうまれ
    かようびにせんれい
    すいようびにけっこんし
    もくようびにびょうき
    きんようびにきとく
    どようびにしんで
    にちようびには はかのなか
    それでおしまい
    ソロモン・グランディ
    Solomon Grundy,
    Born on a Monday,
    Christened on Tuesday,
    Married on Wednesday,
    Took ill on Thursday,
    Worse on Friday,
    Died on Saturday,
    Buried on Sunday.
    This is the end
    Of Solomon Grundy.

  • お転婆お嬢さんの男装事件簿みたいなものかと思ったら、単なるロマンスミステリーだけではない工夫があっておもしろかった。

    父親が冒険家で、旅先で謎の変死を遂げたこととか、随所にマザーグースの唄が効果的に使われていることなどが、うまい具合にスパイスになっている。

    アッシュフォード家をめぐる陰謀もまだ解決したわけではないので、これからの展開が楽しみ。

  • 推理ありラブコメ?ありシリアスありのお話です。

  • シリーズ1巻目。
    英国・マザーグース・ライトミステリとか好きな人にオススメ。
    短編形式で進んでいくので読みやすいし、けれどその中にも伏線が張ってあって、シリーズ通して少しずつ謎が明かされていくので続きも気になる。

    主人公は偉大な冒険家である父を持つ子爵令嬢・セシル。けれどその父が探検中に異国で熱病にかかり、突然亡くなってしまう。親を亡くしたセシルは長兄に結婚を勧められるが、結婚するまでの間、夢だった新聞記者として働かせてほしいと頼みこみ、男の子に変装して働き始める。けれど、セシルが新聞記者として働き始めたのにはもう1つ理由があった。

    マザーグースと関連させた事件や謎をセシルとその相棒・ジュリアンが解明していく内容。ジュリアンはセシルの婚約者だけど、そのことを知っているのはジュリアンとセシルの長兄・ダニエルのみ。セシルは何も知らないまま、パートナーとしてのジュリアンを信頼していく。セシルはそのことに気づいた時にどんな反応をとるのかな?事件の謎を解くのは主にジュリアンだけど、そんな切れ者のジュリアンがセシルに翻弄される様は読んでいてニヤニヤします。1巻なので恋愛色は薄いですがそれは今後に期待。とりあえず一気に完結巻まで購入したので読み進めていきたいと思います。

  • コバルトでは英国=あきさん、になってるのかな(笑)
    階級と性別を偽って活躍するお嬢様というありがちな設定ではあるけれど、セシルが落ち着きのある子なのでイライラせずに読めます。
    ジュリアンも一癖も二癖もあるイケメンなのでまだまだ面白くなりそう!

  • 表紙とあらすじに惹かれて購入。
    ミステリ部分はまあまあだったが、マザーグースと絡めている所は個人的にツボだった。登場人物の魅力もこれから引き出されていく感じ。次巻に期待。

  • 自分は男の身のくせに、どうも女性主人公の話のほうが読みやすくて、とうとう手をつけてしまった少女向け。

    主人公の相方は男女問わずヘタレた感じになるのが常なのだが、一応ホームズ役だからかジュリアンは普通にカッコいいぜ…。セシルを幸せにしてあげてください、まだ1巻だけど。
    しかし何かこの人男装してるっぽいけど正体バッレバレ過ぎる。
    男装セシルに迫るジュリアンを見て、ホモの気があるという可能性を微塵も疑わない、どこか抜けてるセシルが可愛いです。

  • ★★★★☆
    少年のふりをして新聞記者になった女の子が絵師の青年といっしょに事件に挑む。
    乙女なアガサ・クリスティな雰囲気^^
    名作ミステリーのタイトルがいっぱい出てきて楽しい
    (まっきー)

  • 性別を偽ってるヒロイン、全て知ってる婚約者。こういう設定好きです(笑)
    周りの登場人物達もいい味だしてます。ダニエル面白すぎw
    あきさんのイラストも小説の雰囲気とばっちり合ってて、とても素敵な一冊でした。

  • 第1巻を読破。

    確かこの作品の短編が雑誌cobaltに掲載されていたと思う。

    毎号買ってはいるのだけれど、なかなか内容を読むまではいっていなくて。

    ――のでちょっと雑誌をひっくり返して確かめてきました。

    そうしたら偶然「ロスト・グレイの静かな夜明け」の野村行央さんの名前も発見してしまいました。

    短編新人賞にも投稿していたのか……。

    おっと脱線しました。

    ちなみに雑誌に掲載されていたのは第1話の「お嬢さまは血痕がお好き?」でした。

    子爵令嬢であるセシルが、男装して働いている新聞社に不思議な青年がやってきて。

    っていうか、冒頭で思いきり正体バレてますがww

    妹想いの――というか、シスコンの兄・ダニエルが友人であるジュリアンに愚痴っていましたし。



    もう、ね。

    ダニエル兄ちゃんが本当にいい味を出していますね。

    セシルの将来の旦那さまであるジュリアンも何気にすごい人ですし。

    絵も描けるし、洞察力は鋭いし、教養はあるし。

    マザーグースを知らないってところはなにかの伏線なんでしょうか?

    ダニエルが愚痴ってしゃべっているのでジュリアンはセシルが女の子だってわかっていて。

    なのでさりげなくサポートしていたり、わかっているうえでのからかいっぷりがおもしろかったですw

    正体がバレたときどんなふうになるんだろうなあ。

    さて、セシルが身分と性別を偽って新聞記者をやっているのにはわけがあって。

    冒険家だったお父さんの死の真相をつかむために、ダニエルを半ば丸めこむ形で新聞社に働くようになったのです。

    っていうかなかなかやり手だな、セシルww

    妹と友人に囲まれているダニエルを想像すると、なんだかかわいそうになってくるなあ。

    きっといいようにからかわれ、あしらわれてそうだ。

    心労が絶えなさそうだ。



    アッシュフォード子爵の死の真相。

    実はまだまだなにか秘密が隠されているようで。

    続きが気になりますね。

    それにしても四兄妹のやり取りがとてもおもしろかった。

  • 少女向けだし、日常の延長の謎って感じでライトミステリとしては読みやすい
    マザーグースが絡めてあるのが、かつてマザーグースに嵌った人間としては嬉しくもあり

    結末のどんでん返し(でいいのかなアレは…)よりも、主人公の二番目の兄さんが某榎さん属性でびっくりした

  • 短編形式なので物語に入りやすくてよかった。兄達のキャラもいいけど…次男はちょっと京極堂シリーズの榎木津にかぶりすぎな気がしないでもない。
    でも、ジュリアンがセシルに甘甘になっていくことを期待してます?

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著者プロフィール

東京都出身。東京音楽大学器楽科ピアノ演奏家コース卒業。雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、2009年度集英社ノベル大賞受賞。「英国マザーグース物語」シリーズ(集英社コバルト文庫)、「倫敦千夜一夜物語」シリーズ(集英社オレンジ文庫)、「奇譚蒐集家 小泉八雲」シリーズ(講談社タイガ、講談社文庫)、『女王の結婚』(二見サラ文庫)などがある。

「2025年 『書林コマドリ裏口ヨリ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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