わたしの嫌いなお兄様 (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 103
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086016711

作品紹介・あらすじ

元士族・橋本家のおてんば娘、有栖は怒っていた。ある日突然、縁談を決められてしまったからだ!相手は年上の従兄、春日要-。富豪の両親のもと、何不自由なく育った要は、知的で優しい美貌とは裏腹に、悪戯好きでキザ、おまけに素人探偵気取り…と大変な問題児!どうやら、彼との(強引な)縁談には、ある人形の紛失事件が絡んでいるらしく…!?レトロモダンなロマンティックミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙の印象もあって華やかな雰囲気で面白かったです。読み始めたら止まらなかった。1作目を雑誌で読んだときぜひ文庫化して欲しいと思っていたので、こうしてまた読めて嬉しいです。

  • 要お兄様めちゃ可愛くてかっこよくてよかった

  • この作者さんとは合わないのかもしれない。
    いまいち、女性キャラクターに、魅力を感じない。

    おてんばとか、そういうキャラが、
    いまいち発揮されていないから。

    嫌いなとなっていても、
    始めからそんな訳ない。と誰もが思うだろう。
    思い切り嫌ってるか、なんならもう
    婚約しているかくらいの方が
    まだ良かったのでは?

    二巻続けて同じような設定を読んだからか、
    ますます、面白さが半減。
    同じような設定でも、楽しく読める話もあるの
    だから、やはり作者との相性か。

  • 初めての松田さん作品でした。すごく読みやすい!
    『悪魔のような〜』とか『嘘つきは〜』とか読んでないので、普段どんな感じかわかりませんが、地の文から大正らしさを演出していてとても好印象。
    主人公の有栖、婚約者の要も、個人的にはものすごく好きです。有栖が可愛らしい。


    ミステリーは読者に解かせようとする、というよりは、ストーリーのためにミステリーがあるといった印象を受けました。犯人もちょっと勘を働かせるとすぐわかります。
    計3つの事件が短編のような形で出てくるのですが、私は最後の『おうちに帰るまでが誘拐です』が好きでした。
    黒澤さん!


    松田さんの他の作品も読んでみたいですが、お小遣いがなぁ…。
    新シリーズとかが始まったら、チェックしたいと思います。

  • 「悪魔のような花婿」と同じ感じの言い回しが気になりましたけど、こっちはムラムラしてもちっちゃくならないから、もっといちゃついてもよかったのにって思いました。

    黙っていればかっこいいのに、変人な要お兄様。小さな頃から有栖を口説いているけど、持ち前のいい加減さで本気にしてもらえない。ある意味自業自得な感じはします(^^ゞ

    義堂が出てきて、ちょっと嫉妬してたりしてたのに、それも誘拐事件でうやむやになっちゃって、もうちょっと要が真剣に有栖に向き合ってくれるところも見たかったです。

    なんとなく続きがありそうな感じですが、どうなのかな?

  • 積んでたのをようやく読了。うーん、この方の会話の運び方が好きだ。結構独特のテンポがあって、それが気持ち良い。一冊完結っぽいですが、楽しかったです。

  • 大正時代が舞台の1冊読み切りで、短編が3作入っています。
    変人と名高い5歳年上の幼馴染の要に、16歳の女学生の有栖が振り回されるお話です。

    1作目「わたしの嫌いなお兄様」は消えた人形の謎解き、2作目「乙女小説は永遠に!」は覆面作家の正体探し…といった日常の謎・ミステリを解き明かすライト感覚な推理物になっています。
    私は3冊目「おうちに帰るまでが誘拐です」が面白かったです!
    要が書いた小説を模した事件が帝都で起こり、素人探偵を自称する要は事件解決に乗り出します。
    江戸川乱歩作品の雰囲気がありました。
    今はもうない浅草の凌雲閣も出てきます!

    飄々とした要の性格は好みでしたが、ヒロインが自分の事を「有栖」と呼ぶのには少々子供っぽさを感じて苦手でした。(^_^;)
    まあ、それが有栖の子供っぽさを表現する設定だと思うのですが…。

    紆余曲折がありましたが、ラストでは晴れて両想いになるので続編が出たら是非、読みたいと思います。

  • 大正浪漫ものの気の強いヒロインってあんまり好きじゃないなーと思ってたんですが、認識を改めます。有栖ちゃんかわいい!
    要お兄様も主人公の跳ね返り具合をびくともせず包容して素敵…となりました。

    また挿画がいいですね。正直ジャケ買いしました。

    結婚式までにもひと悶着ありそうですので、そこまでかいてくれたらもっとよかったのに!と、思っております。
    もしくは続刊で書いてほしいです!!

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