異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女  (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1571
レビュー : 163
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086017886

作品紹介・あらすじ

独自の意味を背景や小物として描きこんだ絵画=図像(イコン)。英国で図像学(イコノグラフィー)を学んだ千景は、画廊を経営する祖父の死に際し帰国するが、ある図像を鑑定するように依頼され…。

感想・レビュー・書評

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  • 帯にある書店員さん達の感想通り面白かった。図像学とは初めて知りました。リバティ,モリス、紅茶等イギリス好きなので、ツボです。
    透麿と千景の会話が好きです。千景の書いた絵に心を奪われたままなんですね。何かしらのメッセージが込められていたんじゃないかと。千景は図像術の書けるんでしょうね。誘拐犯も千景の絵を見て自殺してしまったのかと…深読みかしら。
    カゲロウさんとは何者かしら?
    千景って名前と関連アリかしら?
    千景のパパさんだといいな。
    シリーズ化するでしょうね。2人の糖度も少し出てくるのを期待して。

  • 雰囲気は好きだけれど、難しい。美術もののミステリーが好きならおすすめ。


    あらすじ

    イギリスから帰国した此花千景は、18歳の図像学者だ。おじいさんが死んだことで残された祖母を心配して帰国し、祖父母が暮らす屋敷へと戻る。

    幼なじみの透磨やその仲間たちが集うキューブという絵画鑑賞サークルに参加したり、と充実した生活を送る。

    そんなある日、キューブに持ち込まれたのは盗まれた、見たものを不幸にすると言われる呪われた絵画を取り戻してほしいという依頼だった。透磨を始めとしてキューブの一人一人が奮闘する中、千景も図像学者として力になる。しかし、千景には幼少期に両親から見捨てられたこと、誘拐されたトラウマがあり、そんなトラウマに苦しめられる。

    キューブは絵画を取り戻すことができるのか?



    まず、千景ちゃんのスペックの高さに驚く。十八歳で大学を出て図像学の研究をして…と。え、同い年?と思えないほど大人っぽい語り口で、そこはちょっといただけないかなぁ。

    あと、トラウマのシーンはちょっと涙出そうになるかも。両親に見捨てられるというのは、多分今の日本だとありふれているのかもしれないけれど、透磨がその時のことを後悔してることや、千景が自己嫌悪に陥ることを鑑みると、やっぱり相当酷い体験なのかもしれない。千景ちゃんがトラウマを克服できるといいけれど、そこら辺は透磨くんにかかってるのかな。これからの二人の進展に期待したい。

    美術もののミステリーだけあって、専門用語が多くなかなか難解だ。こういう寓話があって、とか、このモチーフがあって、とか言われてもそれがどんな内容なのか、それがどう伏線になってくるのかがいまいちよくわかんなくて、浸れなかった。でも、鎌倉っぽい舞台設定は好きかも。








  • 主人公どちらかの一人称で書いた方がよかったのかも?と読み返して思いました。千景ちゃんのキャラが意味不明すぎてまるで入り込めないので・・・。慣れたら面白いと思えるかも。全体の雰囲気自体は少女趣味的で素敵。人物紹介の巻ですね。思い出の~シリーズの方が個人的には合っているようです。

  • 宗教画を見るときに誰なのかを判別するために持ち物に注意していたけど、図像学という言葉をは、の本で初めて知った。危険な図像があるかどうかはともかく、図像のことや登場人物の過去がストーリーに上手く絡ませてあって読みやすく面白かった。もっと勉強して、作者が絵に込めたものを読み取れるようになりたい。

  • [内容]
    独自の意味を背景や小物として絵画に書き込む手法、図像。英国で図像学を学んだ千景は、祖父の死を機に日本に戻ってきた。祖母が経営する画廊には一風変わった仲間たちが集っており人付き合いの苦手な千景は戸惑うばかり。そこで千景はある盗難絵画の鑑定を依頼されるが、仲介者が昔から気の合わない幼馴染みの透磨だと知って…!?

    ---
    嫌いではないけど、それほど好き!ってわけでもなかったかな。千景も可もなく不可もなく…あまり感情移入はできなかった。一冊でお腹いっぱい、次回作はちょっと見送り。

  • すれ違いまくりの二人の行方が気になります。

  • タイトルで誤解されそうですが、ミステリというより少女小説です。
    このお話を好きになるかは透磨にときめけるかどうかがすべてだと思います。図像学というのも面白いですね。実際にある学問らしいです。ただ、それで死にいたる絵というのがファンタジーかかってます。設定は面白いけどストーリーがほんの少し残念な所もありました。絵を守るはずなのにあの対処はよいのかなとか。透磨と千景の過去や今後が気になるので、お気に入りになるかは続編次第です。
    後、京兄さん、空気読めなさすぎです。悪い人じゃないを差っ引いてもお釣りがきますよ。
    それから、表紙絵も好きです。俯きがちで視線を合わさず、椅子一つあけた二人の距離感とぎこちなさが良くでていると思います。

  • 図像術そのものが、文面だけでは、なかなか伝わってこないのが、少し残念だった。千景と透磨との恋の行方は、予想通りの展開だった。

  • 絵を読み取る勉強をして海外から戻ってきた少女が、幼馴染の透磨と一緒に事件を追う話。まだシリーズ始まりだからか、イコノグラフィーを読み解くシーンが、最後の最後でやっと出てくるので、途中までただの女の子状態でもう少し早く違う絵でも発揮してほしかったような。なかなかないから仕方ないのかもですが。二人の距離感が少しだけ縮んだようなので、この関係がどうなっていくのか続きは気になります。

  • 絵画に込められた独自の意味を読み解く“図像術”
    ものすごーく興味深い!
    が、話の内容的には分かりやす~い展開。
    もっと図像術にフォーカスした内容を期待してたので、ちょっと残念。
    少女漫画のような軽さで、サラッと読める。

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著者プロフィール

谷瑞恵(たに みずえ)
1967年、三重県出身の作家。三重大学卒業。1997年に『パラダイス・ルネッサンス―楽園再生―』で第6回集英社ロマン大賞佳作入選。ライトノベルで「魔女の結婚」「伯爵と妖精」などのシリーズを刊行。『思い出のとき修理します』が書店での仕掛け販売もあって、50万部を超えるベストセラーとなり、コミカライズされている。2019年5月17日、新刊『めぐり逢いサンドイッチ』を刊行。

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