愛をかたるエリニュス(上) まんが家マリナ七星剣事件 (まんが家マリナシリーズ) (コバルト文庫)

著者 : 藤本ひとみ

• 集英社 (1989年1月3日発売)

感想・レビュー・書評

[山本 あやさんの感想 · 2014年2月28日]

真っ白い雪の中、白馬に乗って現れる
白皙の美少年。文字で堪能する、楽しくて美しい世界。
ひとみWorld、時が経っても心離さず♡

白銀の北海道でまたも起きる連続殺人事件。
私よ、なぜに美女丸の魅力を見落としていたッ[ﾟﾛﾟ]!!
キッッと昔の自分を叱りたいほど性格が♡

眠れないと言うマリナちゃんに
安眠できるよう足湯に浸からせて、ぽかぽかと
深い睡眠を誘ってあげている間、自分は寒い雪の中、
気分を安定させ、体をリラックスさせる
緑の葉を取ってきてベッドサイドに置き、
ぐっすりと眠れる環境を作ってあげるなんて!
すべて爽やかな笑顔を見せつつというところも完璧!

先祖代々の家宝、魔境に七星剣、宝の地図とヨハネの黙示録…。
謎と高鳴る期待をぱっつんぱっつんに膨らませつつ…
みんなが飲むスープには…。あぁぁ、美女丸を助けたい!

著者プロフィール

長野県生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光をあびる。フランス政府観光局親善大使。著作に、『新・三銃士』『皇妃エリザベート』『シャネル』『アンジェリク緋色の旗』『ハプスブルクの宝剣』『王妃マリー・アントワネット　華やかな悲劇のすべて』『幕末銃姫伝』『i維新銃姫伝』など多数。青い鳥文庫ではKZのほかに「妖精チームG（ジェニ）」シリーズ、『マリー・アントワネット物語』『三銃士』も手がけている。

「2019年 『探偵チームKZ事件ノート　特装版　校門の白魔女は知っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」