炎の蜃気楼シリーズ(3) 硝子の子守歌 (コバルト文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086115421

感想・レビュー・書評

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  • 仙台編。大好き仙台編。

    伊達政宗公の懐の深さがとても好きなのです。
    あと国領夫妻。
    いろいろ…いろいろ明らかになってきます。
    殺伐としてきました。

    高耶と景虎との狭間で苦しむ高耶さんが痛々しくて…。
    伊達の主従を見ながら直江を思う高耶さんが切なかったです。

  • ・高耶さんは真面目
    ・現時点で唯一のオアシス、成田譲
    ・エイズとか言っちゃうんだから90年代やおいムーヴを感じた
    ・まあ千秋修平は確かに絵に描いたような攻めだが
    ・直江信綱、まだ核心に触れていないのにヤベー感じだけはひしひしと伝わってくるから凄い

  • 再読。読んだはずなのに色々と抜け落ちていて、この時の自分はあまり深く考えずに読んでいたんだなって思った。てか、とんでもない事してるよね。直江。

  • 炎の蜃気楼3

    いいところで続きになった。

    3巻までは何も考えずに読めとのことだったが、今のところそれほどおもしろくない。

    4巻からおもしろくなるのか?

  • 色々不穏なことが起きてる仙台に向かう綾子と高耶。直江は山形でスパイ活動。伊達政宗に高坂は武田につかないか持ちかける。高耶は慈光寺で《力》を使う修行‥‥を抜け出し狐に襲われ気を失う。高坂が助け伊達の所へ運び置いてく。起きた高耶に伊達は仙台を守護したいだけと告げる。高耶は別れた母に会う。
    直江が景虎にしたこと。最上は首都を仙台に移す計画をしていた。直江は最上に捕まる。
    高耶は母に辛く当たった。自分が景虎であれば裏切っているのは自分の方だと国領に言う。
    千秋は譲を連れて仙台に向かう。
    最上の息子義康は高耶の首を狙うも高坂に阻まれる。織田の情報を条件に上杉の始末を約する。
    第六の結界点が襲われたが誰も気づかないと綾子から連絡があり向かおうとした矢先国領の屋敷が高坂の火柱に襲われた。

    確かにレビューにあった通り、この巻から面白くなってきましたね。つづく、ってなっているからかな。直江がしたことがかなり酷いことが明かされましたが、これに納得ずくの理由がどう与えられるのか、作者の力量に期待。しっかし直江、今のところ可哀相なほど本当クズで小さい男で惨めで哀れだ‥‥。
    今更ながらこのシリーズが私が小学生の時分すでにすごい人気を博したジャンルと覚え読んだ作品であることを朧に思い出しました。なんか感慨深い。

  • 3巻にして前後篇に突入。その前編。
    初期のお話の中で自分の中では1、2を争う好きなお話。
    仙台には高耶の母親がいるという高耶サイドの話と
    仙台といえば、伊達政宗と見える景虎サイドの話が組み合わさり
    非常に読み応えもある。

    政宗公はのっけから独眼になってしまい、
    筆者もどうするか迷ったとのことだったが
    独眼にもそうでないようにも描けるこの闇戦国の設定自体も
    やはり面白いと今一度実感。

    2014.12.29

  • 仙台編、前編。この巻では何も解決しないし直江は拉致られたままで終わるし、速攻4巻読んでる(笑)
    大好きな伊達政宗が出てきてウキウキ♪小十郎とのやりとりが微笑ましい( *´艸`) 友達と青葉城の入場料の可愛すぎる会話と主従関係について、熱く語ったなぁ。ダンディードラゴンも大好きだった(笑)

    しかし内容は殺伐としてる。政宗と高耶、二人の母への想いや苦しさ。高校生の頃に読んだのとはまた違う感想かもしれないけど、この歳になってみて『幾つになっても母と子』という事実に考えさせられる。それに加えて『政宗は弟を手にかけた』という過去にも囚われて思い悩む。
    一方、小さい頃に母が家を出て再婚した地が仙台という高耶。ガキくさい態度で再会した母をなじり自己嫌悪に陥る高耶を慰める直江…が今回いないっ(泣) 政宗と小十郎を見て直江思い出す高耶さん萌えーヽ(●´ε`●)ノ

    そして30年前の直江の悪行が明らかに。詳しくは昭和編を読むとして、結構サラッと書いてあってビックリしたわ!
    まだ先は長いけど、速く読み進みたくて仕方ない。

  • 伊達政宗登場。
    政宗の生い立ちとからめて高耶の母がでてくる。
    政宗、さすが。
    高耶は譲のためにしか力を使わないつもりなのか。

  • 伊達政宗などいろいろな人が

  • 1997年読了。
    この頃はコバルトのラノベらしい文体。
    改行も多くて紙面がパッと見白いなぁと改めて思った。
    物語が進むにつれて文字でびっしりになっていくので
    文章の若さがありながらもこの頃は読みやすい。
    でも、独特の水菜節がなくてなんだか物足りない。笑

    独眼竜・伊達政宗登場!
    高耶さんの生い立ちが明らかに。

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著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計680万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、今作を含む「西原無量」シリーズ、『カサンドラ』、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2023年 『遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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