キャスリング〈前編〉―ブラック・キャット〈3〉 (コバルト文庫))

著者 :
  • 集英社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086140164

感想・レビュー・書評

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  • 図書館借りた懐かしシリーズ
    経年劣化の変色ハンパない
    前巻から9年空いて出たようで初版1994年のものだった
    内容は忘却の彼方だったが読んだことはあったらしいw
    読みながら少しずつ思い出してきた
    また次も借りてこよう

  • シリーズ3作目。

  • 窃盗団・ブラックキャットが予告を出したのは、異国の女王・ララベスが持つ首飾り。しかし当のブラック・キャットの一員はそのことを知らなかった。ブラック・キャット第三弾。

    相変わらず不思議な人称(一人称で三人称)での書き出し、口語体の書き口は読む人の好みによるところが大きい。
    また、千秋が山崎ひろふみと勢いで食事をすることになるが、この展開は予想がつかなかった。大まかなあらすじは決めて、細かな部分はキャラクターに任せるタイプの書き方の醍醐味か。

  • 表紙を買えて第3巻。本気かシャレかちょっと微妙な怪盗ブラック・キャット。今回はサティ王国の王日から宝石を奪うミッション。しかしそのミッションを前にキャットと明拓ちゃんはこれ以上千秋を巻きこむことを恐れ始める。キャットたちの過去と、千秋の覚悟は見ててちょっとじんときました。でも文が三人称なのにくずしすぎ。読者に軽く話しかけてくる感じですが、せっかくシビアなことを言っても軽過ぎる。ラノベというより少女小説だからでしょうけど、それにしたって軽い。あと壊し屋刑事山崎ひろふみ。ドジで可愛いwなんてレベルじゃない

  • 前後編。

  •  ブラックキャットシリーズ第3弾。
     これを読むと、1、2巻がキャラが出てきて顔見世の序盤で、ここから本筋であると言えそうな、そんなお話。
     いささか設定の説明のところは強いけれど、お話が進むにつれて変わっていくキャラクターたちが面白い1冊である。

  • まさかこのシリーズが復活するとは。
    感激のあまり新井素子さんに手紙を書いてしまいました。
    返事が来て嬉しかったです^^

  • 怪盗団「ブラック・キャット」シリーズ第3弾。あまりのタイムラグに、「このシリーズは2作で終わり」と思いこんでいました。発売されていたのを見つけた当時は驚き。しかも、少女マンガテイストの表紙で…(苦笑)。

    「キャスリング」は、(陣を固めるための)駒のすり替え(正確には交代)をいいます。今度のターゲットは某国の王妃さまの首飾りですから、2種類あるキャスリングのうちでも、クイーンのキャスリング。このころには「ブラック・キャット」はその派手な仕事っぷりでメディアでも有名になっており、どんどん動きにくくなってくるんじゃないかと思うんですが…キャットの狙いはブツではない、ということがはっきりしてきます。

    彼女が「何かを待っている」というシチュエーションはちらちらと今までに出てきているのですが、このプロジェクトの輪郭がはっきりしてくる巻です。物語の展開としてはスピード感もあり、ちょっとハードボイルドテイストで、結構好きです。

    [2008.6.12にアップした感想を並べなおしました]

  • 全2巻。「ナイトフォーク」の続編。

  • ブラック・キャット シリーズ第3弾。
    前作ナイト・フォークから丸9年後にやっと出版されました(笑)
    1994年出版。

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著者プロフィール

1977年「わたしの中の・・・・・・」が奇想天外新人賞佳作に入賞し、デビュー。以後『いつか猫になる日まで』『結婚物語』『ひとめあなたに・・・』『おしまいの日』などを発表。1999年に発表した『チグリスとユーフラテス』が第20回日本SF大賞を受賞。

「2022年 『絶対猫から動かない 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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