キャスリング〈後編〉―ブラック・キャット〈3〉 (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 278
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086140171

作品紹介・あらすじ

ララベス王妃の挑戦状に応えて王妃のネックレスを奪うため、ブラック・キャットの三人は王妃が出席する厳戒警備中のチャリティ・コンサート会場に、難なく潜入。三人は予定の作戦通りに行動し、明拓により場内のすべての照明が消された。悲鳴や叫び声が飛びかう混乱の闇の中、あっという間に、ララベス妃のネックレスは奪われていた…。他に、『星へ行く船』番外編『αだより』を併録。

感想・レビュー・書評

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  • 前に読んだ時はなにか腑に落ちない決着と次への伏線はられて次がなかなか出なくてモヤモヤしてたな

  • シリーズ3作目。

    『星へ行く船』番外編の『αだより』収録。

  • ブラック・キャット第三弾・後編。
    事ここに及んで窃盗団首謀・キャットの過去が徐々に明らかになっていく。
    タイミングは悪くなかったが、1・2の段階で与えられている情報がやや断片的な感があったので読んでいて「やっとキター!」といった感。

  • 「星へ行く船」シリーズの後日談だけ、読みました。
    あゆみちゃんは(色々あっても)元気そうで、それが何よりでした。

  •  ブラックキャットシリーズ第3弾後編。
     うむ。予測された結末……というか、うまいことやるなぁという。

     併録されている「αたより」は、「星へ行く船」シリーズの読者ならにやりとしてしまう。

     そして著者のあとがきにある。
    「完結していないシリーズの番外編を書く根性がない」「星へ行く船」シリーズは、かなり「作者にとって満足のいく形で、このシリーズ、終わったんだもん。これ以上何か書いて、満足のゆく結末がつくとは思えない」という発言に、著者の物語の完成度への執念があるんだなぁと感じました。

  • 山崎さんルーツが凄い。

  • ・・・これこんな表紙だったっけ・・・?

    複雑な過去のある、泥棒集団の話。
    でも基本ある程度義賊!
    でもこの回は、ある意味復讐編だったのかなぁ・・・?

  • 「ブラック・キャット」シリーズ第3弾の下巻です。

    キャットのプロジェクトが明らかになるとともに、首飾り事件も大詰めを迎えます。王妃さまとキャットの関係、今までの危なっかしいプロジェクト、恋人でもない黒木さんがなぜキャットと組んでいるかなど、細かくはないにしても謎がほどけていきます。どうする、千秋さん?山崎刑事もどたばたと活躍します。

    後書きで新井さんが「(山崎刑事が大けがをしたりして)登場人物がどんどん減ってくるので、物語が続きません。で、終わることにしました」といったようなことを書いておられ、「それでも何とかおさめるのが作家さんでしょ?だらだら続けなくてもいいけどさー」と思ったりしました。今考えると、新井さんのユーモアだったんでしょうけどね。構成もきちんとしていると思いますので、結構好きな巻です。

    「この巻で終わり」と本当に思いこんで長い年月が経ちましたので、完結編「チェックメイト」が出版されていたことを知って驚きました。どこに置いたか忘れてしまった女子学生スピリッツ(紛失していないことを祈る:笑)を探し出して読むか否か、どうする、私?

    [2008.6.12にアップした感想を並べなおしました]

  • 「星へ行く船」の番外編「αだより」収録

  • ブラック・キャット シリーズ第3弾。怪盗キャットの隠された過去に迫ります。

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著者プロフィール

1977年「わたしの中の・・・・・・」が奇想天外新人賞佳作に入賞し、デビュー。以後『いつか猫になる日まで』『結婚物語』『ひとめあなたに・・・』『おしまいの日』などを発表。1999年に発表した『チグリスとユーフラテス』が第20回日本SF大賞を受賞。

「2022年 『絶対猫から動かない 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

新井素子の作品

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