シンデレラは床みがき (コバルト文庫)

  • 集英社 (1996年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784086142106

感想・レビュー・書評

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  •  耽美系ファンタジーの要素が強かった頃、いきなり出た現代物にちょっとビックリしつつ、楽しく読んだ一作。
     続刊しなかったということは、一般的難が評価は低かったのかもしれませんが、個人的には大好きですし、続くとグダグダになることが多い著者の傾向からすれば、一話完結で美しい思い出としていつまでも輝いていることは、寧ろ喜ばしいことなのかもしれません。
     ヒロインは高校を卒業し、先生だった夫と結婚したばかりの新妻。
    ただの一教師だったはずの旦那様は、実は名家の血を引いていて、両親の結婚に反対していた祖母が亡くなったため屋敷を相続することになったのだけど、大きなお屋敷を維持していくには掃除だけでも大変。(この辺りがタイトルの由来)
    もちろん、固定資産税とかもかかってくるわけで、その金額は一介の教師には厳しい。
    大きなお屋敷に住まいながら、質素な生活をしつつ、屋敷を守るためヒロインは立ち上がった……っと、書くとちょっと大袈裟でしょうか。
     また、ヒロインが名門女子高出身で後輩に慕われている様は、エス的な薫りが漂っています。
    百合じゃなくて、エスと表現したくなる雰囲気です。
     華やかなファンタジーではないけれど、同作者「銀朱シリーズ」の「夢の誓い」や「魔法の雫 薔薇の雫」のお屋敷再興に通じるところがあるので、その手の話が好きなら読んでみる価値はあるかもしれません。
    ただ、文体等は昔の耽美系とも近作とも傾向が違っていて、コメディタッチともいえる感じです。
    後書きで、作者自ら二重人格疑惑をあげていたように記憶しています。

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