龍は縛める (四龍島シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 93
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086142533

作品紹介・あらすじ

朱龍市は、女性領主を戴き、女性が商いを取り仕切る"女の街"である。一計を案じて単身朱龍入りした飛は、到着早々、悪質木材商の材財房にかどわかされる。屋敷には少年桃と樹林房の身内の女性、玲泉が捕らえられていた。二人を逃がすために立ち回っていた飛を、危ういところで救ったのは、白龍市にいるはずのマクシミリアンだった…。ますます目が離せない、四龍島シリーズ第6弾。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ随一エロいシーンがあって、シリーズ随一女子率高いっていう。
    最初っから最後まではらはらはらはらしっぱなし。辛い。
    樹林房関連がカタついたかと思いきや最後に思いっきり玲泉が悪い男に引っかかって、引っ張る引っ張る。
    飛とマクシムもお互いを突き放したまま。
    だんだん面白くなってきたなぁ。

  •  前作で、樹林房へ直談判をしようと飛が向かった先は、女性領主を戴き、女性が商いを取り仕切る“女の街”である朱龍市。そこの材木商の樹林房を訪ねていった。
     途中、足止めを食らった飛は一計を案じ、市街までの道案内をたまたま声をかけてきた男に頼むことにした。ところが、その男、悪質な木材商である材財房に雇われた男だった。
     美貌を買われた飛は、いきなり屋敷の中へと閉じ込められる。
     そこには、同じく捕らえられた少年・桃と、樹林房の身内である玲泉がいたのだった。
     放っておけない飛は、二人を逃がそうと立ち回る。
     首尾よく屋敷から逃げ出すことができたものの、追いかけてきた敵を、二人から引き離すために、飛は逃げ回るが、そこは地理に不慣れな朱龍で、飛は逃げ場を失いピンチを迎える。
     そんな飛の窮地を救ったのは、白龍市にいるはずのマクシミリアンだった……

     そんなわけで、離ればなれだった飛とマクシミリアンの再会編でした。

     それとは別に、阿片窟の残党たちともまたまた再会。
     今度は「花路」を名乗って、樹林房主人を殺してしまおうとしていたようです。
     まぁ、そんなのは敵の数にも数えられやしないような雑魚なので、どうでもいいんですが。

     なんとか樹林房主人を守って、商いの了解も得た飛だったけれど。
     勝手に逃げ出したことを怒ったマクシミリアンに、せっかくもらっていた翡翠のピアスを投げ捨てられてしまう……まさに、夫婦の危機的状況。

     そんな状態のままこの巻は終わります。
     この二人に平和が来る日はくるのだろうか……? 多分、こないような気はしますが。

     じれったい二人の関係はまだまだ終わりを迎えそうにありません。

  • 初版・1996年11月10日

  • 「龍は微睡む」で始まり、「龍は薫風を駆ける」で終わり。(と、思ったら続編が出た)
     レビューは薫風にまとめてます♪

  • 飛&マクのらぶらぶ婚前旅行・・・。朱龍です☆
    朱龍で樹林房を目指す女装の飛は、ある男と知り合い道を聞く。しかし連れて行かれたのは林財房。そこで薬を盛られる。林財房で知り合った桃と玲泉と共に林財房を逃げ出し、それぞれの願いを叶えるために樹林房へ。そこには青龍の用心棒たちが花路を騙って居座っていた。

  • 6冊目のこの作品では、私の大好きな松妙が登場します。とても穏やかで優しくて、強い。この人が本当に好きです。
    白龍の目をかいくぐって朱龍に来た飛。途中声を掛けてきた男に道案内を頼むけれど、材財房に騙されてしまう。薬を盛ろうとした謀に気付いた飛はとっさの機転で免れ、そこにいた桃と玲泉と共に材財房を抜けだし、朱龍の街を歩く。
    逃げ出したことに気付かれ、追われる飛。けれど、それを免れたのは飛を追いかけてきたマクシミリアンのお陰で…。
    見事に勝ちを拾って帰れるか否か。わくわくドキドキしながら読んで下さい。そして、何よりもカバーを楽しんで下さい。

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