マリア様がみてる 6 ウァレンティーヌスの贈り物〈後編〉 (コバルト文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086147156

作品紹介・あらすじ

バレンタインの「びっくりチョコレート」の箱が爆発したのは予想外だった。でも、そのあとが問題。その場を取り繕うために、チョコには当たりとはずれがあって、当たりの景品が「私とのデート券」と口走ってしまい…。かくして、祐巳は祥子さまとデートできることになったのだが…。『ファーストデートトライアングル』の他に短編も2編収録。

感想・レビュー・書評

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  • 急に思いたち再読。改めて読むと、百合萌えとかいう以上に、とても面白い小説なんだよな。この巻はちさとさん、静さま、美冬さんと慕っているひとと結ばれなかったひとのお話でもあるから、片恋好きにはたまらない。ちさとさんが由乃さんに文句言いに来るシーン大好き。

  • 確かに後編。でもどっちかというと、後日譚みたいな。
    外伝とも言える。
    でも前編以上に…そうね、尊いのか。
    尊いのよ。
    そんな感じがしますね。
    強制デートなんて、ほんとするものじゃないのよ。
    してもらってる感はつらいだけよ。
    経験しないと分からないかもしれないけどさ。

  • ・短編いっぱい!この出来事、この人から見るとこうってのが面白かった(特にロサ・キネンシス)
    ・本編は基本祐巳目線で話が進み、時々聖になったり志摩子だったり、江利子もあるし、蓉子もあったけど、祥子は一度もない…?
    ・バレンタインは2月、いよいよ卒業さみしいな。
    ・ロサ・カニーナつかめない。でも、志摩子が泣く時に一人にならないように聖様呼んでおいてくれるあたりスゴイ。
    ・祥子、祐巳、由乃、蔦子、美奈子でお茶するシーンなんか好き。薔薇ファミリー以外は、どことなく敵っぽいというか俗っぽく描かれているけど、みんなでお茶するあたり女子高生感良いね。
    ・「うざわみふゆ」と「ふくざわゆみ」ね…

  • 「マリみて」第6巻。

    「当たりの景品は、「私とのデート券」です。」――――バレンタインデーの日、祥子にチョコレートを渡そうとした際のハプニングで、祐巳の口から思わず飛び出した言葉から初デートすることとなった祐巳と祥子の"姉妹"。そのデートの日が、リリアン女学園で開催されたバレンタインイベントの副賞である「"薔薇のつぼみ"との半日デート」決行日と重なってしまい・・・初デートを楽しむ祐巳と祥子、自分ではない娘とデートをする令に嫉妬する由乃、デート相手である静の意図が分からず戸惑う志摩子、スクープとシャッターチャンスを虎視眈々と狙う三奈子と蔦子の新聞部・写真部コンビ(?)・・・それぞれの視点から少し"特別"な一日を描く。

    本書は、上述の「ファースト デート トライアングル」、前巻で謎を残したままとなっていた"紅薔薇さまのつぼみ"のカードの真相を描いた「紅いカード」、本物語(ウァレンティーヌスの贈り物)の締めとなる「紅薔薇さま、人生最良の日」の、3編で構成されている。

    3~4巻のシナリオ構成が(個人的に)少々難ありだったので心配していたのだが、今作はシナリオ構成が素晴らしく、一つの物語として綺麗にまとまっており、とても良かった。

    ・・・で、やっぱり由乃が可愛くてね。猫被ったり(だいぶ脇が甘くなってきてるけど)、嫉妬に狂ったり・・・ああ和む。(ごめんよ由乃・・・でも、『スクープ! 黄薔薇革命第二章。黄薔薇のつぼみの妹、嫉妬のために大暴れ』は面白すぎだよ。)

  • 赤薔薇姉妹の初デート
    お嬢様の初マック!初ジーンズ!




    バレンタインのカード探しイベントの顛末


    黄薔薇チームのデートと、由乃とちさとの友情も
    ほっこり

    盛りだくさんで楽しい!

  • 祥子さまとのデートだったり盛りだくさんな巻でした。

  •  バレンタインデー後編。デート回+短編2つ
     祥子さまと祐巳のデートが楽しそう。白薔薇組は他薔薇よりも感情面が分かりづらいなと思っていたので、今回の静さまとのやり取りは新鮮だった。
     第三者から見た祥子さまは別人のようで面白い。薔薇以外の人達にとっては、祥子さまは怒ったり慌てたりしない人なんだろうなあ。
     そのうち祐巳も紅薔薇の蕾→紅薔薇になるだろうから、同じように第三者にフィルターかけられるようになるんだろうか。

  • シリーズ5作、6作目は前後編とボリュームたっぷり。
    今まではぼかされていたり、見えなかったり、違う角度から見せられていたモノが新聞部発案のヴァレンタイン企画を通してより明確に、伝えてきた二冊。
    無意識下における依存心や輪郭しか明かされなかった、薔薇様の卒業にたいする不安、取り残されることへの恐怖心が祐巳と祥子のほのぼのとした姉妹やりとりとの対比のように明かされていく。
    あと二冊で第一期は終了だけど、今後がどうなっていくのか、どう成長していくのかが気になってしまう。

  • バレンタインの「びっくりチョコレート」の箱が爆発したのは予想外だった。でも、そのあとが問題。その場を取り繕うために、チョコには当たりとはすまれがあって、当たりの景品が「私とのデート券」と口走ってしまい・・・。かくして、祐巳は祥子さまとデートできることになったのだが・・・。

  • 前編の景品のデートの詳細

    前編の謎を回収
    なるほど、そーゆー事だったのね

    なんだかんだ言って、やはり白薔薇さまの存在感はすごいなぁ

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