オルフェウスの窓 1 (集英社文庫(コミック版))

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  • 集英社
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感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086170017

感想・レビュー・書評

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  • 大人買いして一気読みしました。ストーリーの完成度が素晴らしく、登場キャラクターも大勢ですが一人一人の人生が丁寧に描かれていて、特に後半のロシア編はひとつの戦争映画を観ているようでした。ベルばらと並ぶ少女漫画の古典名作。

  • 最後まで読みました、
    壮大な物語ですが個人的には第1部が一番良かったです。

  • 漫画を越えた漫画。
    下手な小説や映画より数倍泣ける。

  • 全9巻
    『オルフェウスの窓 外伝』全1巻

    1~4巻 ☆☆☆☆☆
    5~9巻、外伝 ☆☆☆☆

  • オル窓のユリウスは、その外見からついベルばらのオスカル様の面影をひきずって読むと要注意である。
    少女漫画のお約束のワクでは、主人公が殺人を犯すと後は転落の一途で、結構展開が厳しい。
    ①ユリウス編:謎の連続殺人が起きるとはいえせいぜい一家の遺産相続争い
    ②イザーク編:愛の複雑さと皮肉に惑いつつ艱難辛苦を経て道を貫く(が、まさかの!大成しない)芸術家
    ③アレクセイ編:国家・国際レベルの激動に身を投じた人々の重厚な物語
    ②③は読みごたえのある壮大な人生の物語であるのに対し
    相対的に①程度のこと(③と関連あるにせよ)はどうしても迫力負けし、
    たかがそんなことで殺人まで? というのが、力学バランス悪いのである。
    オル窓全体ではイザークをめぐる物語が最も心に響いた。
    甘やかされたお嬢様だったけど自立して叶わぬ愛を昇華させたカタリーナ、
    身を挺してユリウスを守って命を落とすフョードルの妻のガリーナ、
    マリア・バルバラ、ヴェーラ、果てはヴァシリーサに至るまで、他の女性はそれぞれ、「え、ここまで深堀りする?」というほど描きこまれて魅力的なのだが、ユリウスは?
    恋物語としては、レナーテとヴィルクリヒ先生のストーリーがいい。
    最後、窓のとこに呼び出されてどうなるか、もう分かるんだけど。くらくらするようなあの盛り上げ方は、他の追随をゆるさない池田先生流の恋愛モノ神髄。引き裂かれた恋は色褪せず幻滅もない。(週刊マーガレット?セブンティーン? 17歳が読んでたのかしらねこれ、不倫の恋(頻発)とかM男(ヤーコプ)とか、大人すぎる要素満載で、永遠の17歳のわたしも徹夜して夢中になってるが)
    そしてダーヴィト、なかなかにしたたかでいい男なので
    なかなかにしたたかないい女のマリア・バルバラとうまくいってほしい。
    ユリウスとのことは、ユリウスの姉に会うための踏み台だったってことで!

  • 昔読んだけど、ラストのあたりしか覚えてなかった。詩みたいなセリフだし、仕草も大げさだけど、やっぱりこの少女マンガの世界はすごい。入り込んでしまう。

    今更だけど、日露戦争のあたりの時代背景だったんだね。

  • やっぱり池田理代子先生のきらびやかな絵柄がいいですね。
    不幸な結末を暗示させる始まり、謎の多いアーレンスマイヤ家、クラウスは何を隠しているのか…
    気になるところがたくさんあって続きを読むのが楽しみです。
    それから、とにかくユリウスが可愛すぎますね笑
    オスカルよりももっと中身が女の子という感じがします。
    私自身が男女9:1みたいな学校にいたので、男子ばっかりだと男同士でイチャイチャし始めるというのは見覚えがありますね…笑

  • 舞台はドイツ最古の司教都市レーゲンスブルクにある
    カトリック教会付属音楽学校。

    主人公ユリウスは金髪の美少女ですが、男として生きています。
    貧乏なイザークはピアノが抜群に上手い。
    その二人が入ってくるまでは一番ピアノが上手だった金持ちのモーリッツ。

    ↑ここまで、少女漫画の典型的なパターン。
    ↓しかしそれらと一線を画すのが次の事件。

    ユリウスの恋する上級生クラウスが
    実はロシア人で、「革命に関する活動をしているのでは?」
    と私に思わせてしまうところで第一巻が終わります。

  • ハマってたはずなんですが、内容全然覚えてないっていう(笑)
    トランスジェンダー系は乙女心をくすぐるよね。
    苦学生君の噛ませ犬感が凄かった気がする。
    また読みたいような。

  • また手放せない名作に出会ってしまった感。
    もう切なすぎて、、、昔の漫画って本当すごい。
    ひとつの人生を駆け足で見た。忘れられない衝撃

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著者プロフィール

1947年12月18日大阪市生まれ。
東京教育大学(現・筑波大学)文学部哲学科在学中より漫画を描き始め、1972年から連載を始めた代表作『ベルサイユのばら』は空前のヒットを記録し、宝塚歌劇団の舞台でも上演されるなど、漫画の枠を超え幅広い層に永く愛される。
現在は活動の幅を広げ、劇画家、声楽家としても活躍の幅を広げている。

主な作品
『ベルサイユのばら』
『オルフェイスの窓』
『女帝エカテリーナ』
『天の涯まで-ポーランド秘話-』
『栄光のナポレオン-エロイカ-』
『おにいさまへ…』

「2013年 『聖徳太子(7) <完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池田理代子の作品

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