粉雪ポルカ (陸奥A子自選集) (集英社文庫(コミック版))

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  • 集英社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086171946

感想・レビュー・書評

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  • 中学の頃、大好きだった陸奥A子先生。

    久しぶりにその名を見かけたブクオフにて
    思わず手にとり
    (どんな物語を読んで、キュンキュンしてたんだろ?)
    と、読み始めた。

    わ。
    今読んでもキュンキュンするわ(^^;
    死んでた、と思ってた乙女心が生き返った。
    (買ってかえろ。)
    小さな文庫を抱えただけで、
    可愛い頃に戻った気分♪

    なんてね。

    • 杜のうさこさん
      MOTOさん、こんばんは~♪

      陸奥A子さん、私も大好きでした~!
      懐かしいです!
      田淵由美子さんとか、くらもちふさこさんとか、
      ...
      MOTOさん、こんばんは~♪

      陸奥A子さん、私も大好きでした~!
      懐かしいです!
      田淵由美子さんとか、くらもちふさこさんとか、
      りぼんとマーガレットの虜でした。
      あの頃のマンガって絵が丁寧で綺麗でしたよね。

      あ~キュンキュンしたいです(#^^#)
      2015/10/07
    • MOTOさん
      杜のうさこさん、こんにちわ♪
      コメントありがとうございます。

      懐かしいですよね~
      私はりぼん派でしたが、マーガレットもなかよしも読...
      杜のうさこさん、こんにちわ♪
      コメントありがとうございます。

      懐かしいですよね~
      私はりぼん派でしたが、マーガレットもなかよしも読みたいんで、友人との貸し借りは必至でしたねぇ。
      んで、皆であーだこーだ未来の彼氏を夢見ながら、延々喋り続けるという…
      本当に乙女心に寄り添った綺麗で純粋な漫画だったなぁ~と、懐かしく思います。

      A子先生の漫画に浸り、脳内のお花畑が久し振りに満開になりました。(笑
      うさこさんも機会があったら手にとってみてね~♪
      2015/10/08
  • 夕芽という私のハンドルネームは実はここから頂いた。
    それほど大好きな漫画なのです。


    『粉雪ポルカ 陸奥A子自選集2』 陸奥A子 (集英社文庫)

    今はすっごく綺麗な文庫本になっているけれど、私が最初に読んだ「粉雪ポルカ」は、昭和56年の「りぼん」お正月特大号に付いていた付録のペラペラの別冊漫画だった。
    漫画本の中の紙ってわかります?
    わら半紙みたいな荒い紙で、青とかのインクで印刷してあるやつね。
    それに表紙が付いていて、なんとホッチキス留め!
    紙はすっかりセピア色になってしまっているけれど、今でも大切にしている宝物なのだ。

    私の情緒は陸奥A子さんの漫画に育ててもらったと言っても過言ではない。
    明るい家庭、優しい家族、私が欲しかったものが全部詰まっている。

    表題作「粉雪ポルカ」は、七本樫夕芽ちゃんと上野有信くんのほのぼのラブストーリーだ。

    「夕芽」は、大好きだった家庭教師の谷村先生に会いに行くために買った“ラッタッタ”(時代を感じる…)を森で練習中、描きかけの一枚の絵を見つける。
    その絵はどんよりとした暗い色彩で描かれており、夕芽はつい赤いベンチを描き加えてしまう。
    勝手に描いちゃったもんだから、さあたいへん!

    絵の描き主は、「大石亭」というお店でバイトをしている「上野有信」という同い年の男の子。
    彼は大切な友達を海で亡くしていて、絵の具はその友人の形見だったのだ。

    夕芽ちゃんと有信くんがお互いを思いやる気持ち、大石亭のおじいさんやおばあさんの優しさ、虹子ちゃんの素直さ、谷村先生の幸せな家庭。
    読んでいるだけで自分もそこにいるような気持になって、あー幸せだなーと思える。
    戸棚の中の食器とか、本の背表紙とか、細かいディテールがフリーハンドで丁寧に書き込まれていて、絵を見ているだけでもほんわかする。

    最後はもちろん二人がうまくいってハッピーエンド。

    この「自選集2」には、他に「すこしだけ片思い」「きのうみた夢」「Twinkle Twinkle あの娘の横顔」「冬の夜空にガラスの円盤」が収録されている。

    もうとにかく全部好き。

    これは私のバイブルなのだ。

  • いやもう流石陸奥A子さん
    これ位古い時の絵柄とかのが好きだなぁ
    最後がちょっとむりくり?終わらせてる感ある感じがするけど、当時ってそんなものなのかな?

  • 苦手な陸奥作品の中で、好きだったのが「粉雪ポルカ」
    どんよりした絵に赤いベンチを加えたり、
    ラッタッタ(スクーター)に名前をつけてる夕芽ちゃんが好き。

    「Twinkle Twinkle あの娘の横顔」はめずらしく非日常な
    設定だったのでよく覚えてる。

    (収録)すこしだけ片想い/きのうみた夢/
    Twinkle Twinkle あの娘の横顔/
    冬の夜空にガラスの円盤/粉雪ポルカ

  • 誰かを想う、笑顔を願うたくさんの片思いが舞い踊る。ため息と寂しさ、切なさを抱きしめて、実に楽しげに。軽やかに。

  • 家にあったものを読み返し。
    陸奥A子さんの世界観は本当に好き。
    女の子の部屋の感じとか、立ち寄るお店(「手作りの本とおいしいコーヒー そしてかわいい花 お花畑」なんてお店、行ってみたい!!)のセンス、そして、男の子の雰囲気。
    本当は、私のタイプは、陸奥A子さんの漫画に出てくるような男の子(いわく「ボクらって内気だから… 女の子に声かけるようなまねはできんもんなあ」)なんだけど。
    旦那のタイプは、それとは似ても似つかない……。
    なぜ??そんなこと知らないか。
    表題作の「粉雪ポルカ」は、女の子の愛用するバイクの名前でイチコロ。
    「黄色のラッタッタ、三日月丸」。
    あとは、連作短編集のようになっている「きのうみた夢」がよかった。
    子供の名前に「駒ちゃん」ってのもいいなぁ、なんて思ったり。

  • みんなこういう青春を送ったの?うらやましいです。私もそうしたかった。

  • 小学生の頃読んでいた作品たち。もちろん当時の本も持っていますが、いつも手元においておきたくて買ってしまいました。

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著者プロフィール

1954年生まれ。18歳で『りぼん』で漫画家デビュー。代表作「たそがれ時にみつけたの」でまたたく間に人気を得、1980年代にかけて『りぼん』の看板作家として活躍。おとめチックという新ジャンルを牽引。

「2016年 『本や紅茶や薔薇の花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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