いつもポケットにショパン 1 (集英社文庫(コミック版))

  • 集英社
3.78
  • (54)
  • (41)
  • (93)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 408
レビュー : 44
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086172035

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • かなり古い作品だけど、くらもちふさこ作品の中で1、2を争う好きな作品の1つ。
    これを読むとピアノを弾きたくなる。
    演奏シーンがよくある音符や効果音ではなく、演奏者の指の動きや表情、コマ割りで表現しようとしてそれがさらに印象を強くする。
    主人公と幼なじみのピアノ、恋と人間的な成長と胸キュン要素が多すぎる。
    音楽とは何気ない日常にあり、それに気づき感動することが一歩であるということを教えられた気がする。
    主人公の母親の育て方の意図があとで明らかにされ、守ること助けることだけが教育なのではないんだなと考えさせれられた。
    負の感情はなにも生まず、正の感情が人間を成長させ、閉じた心もを溶かし、温もりを持たせるのだなと感じた。

  • 透明で、あたたかい。

    くらもちふさこの作品って、そんなイメージがあります。
    いつもポケットにショパンは、母の本棚で発見して以来、今でもお気に入りの作品。

    初めてこの漫画を読んだころはまだ小学生で、当時は麻子ちゃん視点で読んでいましたが、あれから十数年、今になってみると、きしんちゃんのお母さんの気持ちもなんとなくわかるような。。。

    年をとってから読んでも、やっぱりあったかい気持ちにさせられる、素敵なお話です。

  • 昨年末、んー十年ぶりにピアノのレッスンを再開。

    子どもの頃は、週一回先生のお宅に行ってるというだけで、まともに練習をした記憶なし。当然、まともに弾けるレパートリーも持てないままフェードアウトしたピアノ。

    今は、毎日ピアノと触れあう時間が楽しくて仕方ない。思うように動かない指との格闘で、相変わらずレパートリーと呼べる曲も仕上がらず。だけど、「弾いてみたいっ!」とあこがれる曲の数は、日に日に増えている…

    そんな気持ちで久々に読み返した『いつもポケットにショパン』全5巻。私が持っているのは、マーガレットコミックス版。表紙のあさこときしんちゃんが、かわいい。

    ストーリーには、友・ライバル・親子、いろんな人間関係の交錯が描かれている。その真ん中にはピアノ。自己満足のためのお遊びではない、人に聴かせるピアノの世界を生きるキャラクターたちは、孤高の存在。

    だけれど、日常を覗くと、あれれ?こんなにも不器用で愛らしい人々。思わず「ふふっ」と笑ってしまう場面がいっぱい。で、涙もいっぱい。

    くらもち作品は、ストーリーはあくまでも無駄なくストレートに突き進むけれど、ストーリーを編むシーンには、たくさんの遊びが散りばめられて、それがキャラクターひとりひとりを印象づけてる。読み終わった後、大好きな‘友だち’が増えてる、そんな気持ちになれる。『いつも~』は特に、そんな友が満載の作品です。

    一冊の長編小説を読んだのと同じくらいの長い余韻を味わわせてくれるコミック。やっぱり大好き、そう再確認。

  • はじめて読んだくらもち作品。とにかく絵が上手で上品。作品自体はまとまりにかけると言われているが、個人的には音楽学校の人間関係を見事に描いていてよかったと思う。小さい頃のきしんちゃんと麻子のエピソード、寮生活でまみと糸電話を使うシーンなど、これはヒットするよね、と頷ける。くらもちふさこはあらすじよりもそういった細やかなエピソードがうまい。いちばん好きなのは麻子の性格。みつあみが下手だったりみかんをいっぱい買ってしまったり。

  • きしんちゃん!
    昔の少女漫画の女の子は抱きしめるほど可愛い。
    昔の少女漫画の男の子はしびれるほどかっこいい。

    くらもちふさこ!だいすき!

  • かつての少女漫画特有の西洋趣味で彩られたピアノ漫画。<br />演出はそこまで過剰ではないため現在でもそこまで違和感なく読める。<br /><br />ピアノを軸に、主人公の少女と母、幼馴染の少年とその母の微妙な関係を描く。<br /><br />知人に勧められて読んだ、私にとってのくらもちふさこ初体験となったが、非常に面白かった。あとがきにをみると、最初と最後だけ決めて書いたというような説明があったが、言われてみれば確かに最後の1ページだけやたら綺麗に収まっていて多少温度差がある。<br />なんとなく天然コケッコーの映画のイメージから、空気漫画家なのかとばかり思っていたが、この作品を見ると、十分にエンターテイメントとしての引き込みがあり、くらもちふさこという作家の力を感じる。<br />別の作品も読んでみたい。

  • 音楽も根性

  • ピアニストの母の娘、母の親友の息子、ピアノとともに幼少期をともに過ごす。別れ、列車事故。音楽科の高校生、ピカ一学園三羽ガラスのうち一人が転入してくる。幼なじみがその中の一人だが、なぜかよそよそしい。友達、先生、家族の関わりの中でピアノへの向き合い方も変わっていく。

    今にして初めてなんて、リアルタイムな方たちとは全く異なる出会いです。人気作品には、普遍的な成長譚、モチーフがあるのだなと思いました。

  • 懐かしい!
    ピアニストの子どもで、ピアノ漬けって、
    重圧で押しつぶされない麻子は、それだけで偉いです。

  • 3巻目にまとめてレビュー。

全44件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

くらもち ふさこ(本名:倉持 房子)
1955年、東京都渋谷区生まれ。豊島岡女子学園高等学校在学中、「春のおとずれ」「新聞部異状あり」がそれぞれ別マまんがスクール佳作を受賞。そして「メガネちゃんのひとりごと」が別マまんがスクール金賞を受賞し、『別冊マーガレット』に掲載され学生で商業誌デビューする。武蔵野美術大学に入学し日本画を専攻、漫画研究会に所属していたが中退した。
1996年『天然コケッコー』で第20回講談社漫画賞、2017年『花に染む』で第21回手塚治虫文化賞マンガ大賞をそれぞれ受賞。『いつもポケットにショパン』が2018年NHK連続テレビ小説「半分、青い。」劇中に登場し、話題になった。

くらもちふさこの作品

いつもポケットにショパン 1 (集英社文庫(コミック版))を本棚に登録しているひと

ツイートする