砂の城 1 (集英社文庫(コミック版))

著者 :
  • 集英社 (1995年12月15日発売)
3.77
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本棚登録 : 412
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086172080

感想・レビュー・書評

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  • 一条ゆかりの大傑作だと思います。

    文庫サイズでよんだら、
    泣けるラストの1ページ後に一条ゆかりのすんごい
    バカで底抜けに明るい挨拶からはじまる
    バカみたいに明るいあとがきが載ってて、バカで
    一条ゆかりは楽しくて面白い人ですが
    あとがきはすんごく落ち着いてから読むといいとおもいます!

  • お家にあって小さい頃から何度も読み返してる唯一の作品。初めて漫画読んでしんどい気持ちになったな〜〜〜、本当にナタリーが良い人なんだけど嫌なやつででも憎めなくて、そして可哀想で、フランシスの気持ちが切なくて、本当によくできた作品だと思う。とにかく切なくてつらいの!を全面に表した漫画。不幸が起こって解決したと思ったらまた次の不幸。本当に不幸ばっかり。読む人によってはうじうじ我儘ナタリーに嫌気が刺すかも。でもそこもがいいからぜひ最後まで読んでみて欲しい

  • (2018-09-15L)(2018-10-06L)

  • ナタリーは幸せだったのか?

  • 4歳の頃、ローム家の前に捨てられたフランシスとその日生まれたばかりのローム家の一人娘、ナタリー。
    幼い頃から仲よく育った二人は、自然にお互いを人生の伴侶だと思うようになる。

    所が、そんな幸せな日々が突然終わりをつげる。
    ナタリーの両親が事故にあい、身分違いの二人は引き離されることに-。
    二人は何もかも捨ててかけおちするが、追いつめられ崖から身を投げる。
    助かったのはナタリーだけ。
    フランシスの行方は分からない。

    残酷な現実にナタリーは何度も自殺をはかるが、その後思い出深い土地を離れる事によって再出発をはかる。
    やっと心が落ち着いたナタリーの耳にフランシスが生きているかも知れないという噂が入る。
    万にひとつの望みをかけてナタリーがその土地を訪れ目にしたのはあまりに残酷な現実だった。

    フランシスは記憶を失い、他の女性と結婚していた。
    しかも二人の間には子供まで-。
    やがてナタリーとフランシスは再会を果たすも、フランシスは事故にあい、彼の妻はその後を追う。
    自殺さえ許されないナタリーの選んだ道は残された彼らの息子をひきとって育てることだった・・・。

    小学生の頃見てました。
    その頃はこのお話嫌いでした。
    暗くて、読んでると気持ちが重くなりそうで・・・。
    でも今見ると、何てよくできたお話なんだろう!と思います。

    また当時はナタリーが苦手でした。
    感情的で暗くて・・・。
    それも今見ると、ナタリーは何て素敵な女性だろうと思います。
    むしろフランシスの方が優柔不断で腹が立つ。

    また大昔のマンガなのに絵の美しさに感動。
    むしろ今の絵よりも好きなくらいです。

    私がこのマンガで一番好きな登場人物はナタリーの友達のエレーヌです。
    明るくて優しくて思いやりがある。
    こんな人が友達だったら人生が変わるだろうなと思うほど魅力的です。
    それにしても、昔のマンガって何て大人びていたんだろうと今さらながら思います。

  • 大金持ちの貴族のお嬢さんと、その家の前に捨てられていた孤児くんの恋愛物語。
    理解してくれていた両親が事故で死んじゃったり、結婚を反対されて心中未遂を起こしたり、記憶喪失の彼が他の人と結婚して子供が生まれていたり…。
    昭和を感じさせるジェットコースターペースでドラマティックな展開が目白押し。
    だけど、愛する人が他の人との間にもうけたお子ちゃまを引き取ったあとの苦悩とか、ダークな部分がしっかり描かれていて、かなり奥深い作品だと思います。

  • 暗い!有閑倶楽部の作者なのに・・・なぜ!?話はウジジ、私はイライラ。女子マンガだからな、こういう感じか。

  • 不幸を基礎に不幸を重ねて不幸で味付けして仕上げに不幸を・・な展開です(笑)
    ナタリーは不器用ですが、それでもなんとか足掻いてるのに不幸は襲ってくるんですよね。元々は甘ちゃんなお嬢様がすっかりくたびれていく。それぞれの生き方をしっかり描いてるので見応えアリです。当然だけど皆不器用です。
    歳の差をはじめとした障害がこの作品の重要なところ。

  • 姉から借りて読みました。
    以来、ストレス発散に泣きたいときに読む漫画に。

  • 全4巻 完結

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