A-Girl (集英社文庫(コミック版))

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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086172233

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  • 美人なのにふられてばかりのマリ子。
    それは彼女が人の食べかけも食べられない潔癖症で、キスが苦手だから。
    そんなマリ子が今つきあうのはロッカーくずれで暴力をふるう男。

    マリ子はマンガ家の姉と二人暮らしをしている。
    その大家の息子はクラスメートで人気モデルの夏目一朗。
    ある日、トイレをなおしてもらうために彼を部屋に入れる事になり、その時彼の使ったスプーンをそのまま口に入れることができたマリ子。
    自分でも知らず知らず彼のペースにはまって、どんどん恋におちていく。
    でも彼には他に何人もガールフレンドがいて・・・。

    優しくて魅力的だけど、それが自分だけのものじゃない・・・。
    こんな男の子は魔力をもっていると思う。
    そんな男を思うまま操れる女は「A-GIRL」・・・最高級の女。
    マユ子はA-GIRLになれるのか。

    こちらから離れない限りは向こうからは離れていかない。
    だけど嫉妬のループにはまってしまって、結局自分から離れずにはいられない。
    こんな男を好きになったら地獄だと思う。

    可愛くていじらしいマリ子を応援してしまう。
    夏目を夢中にさせちゃえ!
    と思いながら読んでました。
    ラストもオシャレ。

  • くらもち作品に出てくる男性は皆色っぽい。この作品に出てくる男性は優柔不断ではっきりしない性格だ。それなのに嫌味がない不思議なバランスに立っている。この人物像こそがくらもちふさこならではの「ずるい男」の代表格である。姉と妹、きっと最終的にはどちらも選ばないんだろうな~となんとなく感じる。

  • 夏目くん最悪でかっこいい。

  • 多少むちゃはあるけれど、進行の巧みさはさすが。女の子って怖い、男の子ってバカ、頭のいい男の子はカッコイイ。

  • ふぅんって言いたくなる。マリコが好き。

  • くやしい、大好きなんですよ。これ読んでから「ふうん」が口癖になりました。ディテールにしびれる。

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著者プロフィール

1972年デビュー。『おしゃべり階段』『いつもポケットにショパン』など少女マンガ史に残る名作を数多く発表。講談社漫画賞受賞作『天然コケッコー』は映画化もされた。長期連載『花に染む』が2016年に完結。

「2017年 『くらもちふさこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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