ジョジョの奇妙な冒険 37 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2005年7月15日発売)
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086183086

感想・レビュー・書評

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  • ボスの過去を巡ってのギリギリの攻防!アバッキオが刻み付けた手がかり。真実を追い続ける意志は受け継がれていく。思いもよらぬ過去からやってきたものは、敵か仲間か。ジョルノたちはローマへ向かう!

    「わたしは『結果』だけを求めてはいない 『結果』だけを求めていると人は近道をしたがるものだ…近道した時 真実を見失うかもしれない やる気もしだいに失せていく 大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている 向かおうとする意志さえあれば たとえ今回は犯人が逃げたとしても いつかはたどり着くだろう?」

    警官がアバッキオへ告げたこの言葉が印象深い。この哲学は六部にも活きているよね。この後のナランチャの叫びも心が震えた。

    そして、容赦ない展開はジョルノたちだけでなく、ローマそのものを包み込む!史上最悪の追手・チョコラータとセッコ!発動条件を見抜けなかったら即詰みもある『グリーン・デイ』。それをサポートするにはうってつけの『オアシス』。スタンドのヤバさと同じく、コンビ自体が最凶の組み合わせ。

    スタンド能力の範囲にブレーキがないというのも恐ろしい。ボスはよくこんな二人を従えてたよなあ…。もしジョルノたちを始末できても、ボスはどう止めるつもりだったんだろう。渾身の無駄無駄ラッシュとあのオチが痺れるよね。正直、こうやって普通にとどめを刺されて運が良かった。もう少し後だったら確実にアレで処されていただろう…。

  • グリーン・ディ、オアシス。
    チョコラータ戦は後半のクライマックスの一つだな。チョコラータとセッコのキャラ&グリーン・ディのヤバさ、銃弾→木の枝→銃弾→クワガタムシというアイディアも面白いし、5ページにわたる無駄無駄も最高。
    ここ最近、スタンドを利用した面白い戦略は色々登場するのだが、単発で終わってしまいその後の展開に影響がないことも多くてモヤモヤしてたのだが(アバッキオがせっかくデスマスクを取ったのに結局データベースに情報なしとか)、チョコラータ戦は割とそのへんテンポよく無駄なく展開していた気がする。

  • アバッキオ良いね。正確にはアバッキオの元同僚が良い。結果だけを求めると人は近道をしたくなるものだ、近道をした時真実を見失うかもしれない、やる気も次第にうせていく、大切なのは真実に向かおうとする意思だと思っている。

  • 対ドッピオおよびキンクリで
    アバッキオ死亡。ボス(ディアボロ)のデスマクスを岩に残す。
    狂った医者チョコラータのグリーン・デイ 低きに移動した者にカビ感染。
    セッコのオアシス 岩をドロにする。

  • 医者 好奇心 角砂糖 いやしんぼ グリーンデイとオアシス

  • 再読。
    2012/11/12/Mon.〜11/14/Wed.

    「今にも落ちて来そうな空の下で」…泣ける…。

    あと、vsチョコラータ・セッコ戦の時、ジョルノが「地中の男はまかせていいんですね…」とブチャラティに尋ねた時の二人のアイコンタクトのシーンもグッとくるな。

  • ジョルノ達は大切なものと引き換えにボスの手掛かりを手に入れローマへと向かう。
    しかしローマではすでにボスが放った二人組の刺客が待ち受けていた。

    一人リタイアしてしまいましたねorzこの巻で登場するスタンドとの戦闘でブチャラティが既に死んでしまっていることも明かされます。うわーブチャラティ…。
    五部も残すところ2巻です。キンクリにどうやって勝つのか気になります。

  • 37巻か!?
    ジョジョの37巻ほしいのか?
    37巻…イヤしんぼめ!!

    チョコラータとセッコがかわいすぎる

  • 今までジョジョ第5・6部は未読だった(ジャンプを軽く読んでた程度)ので第5部を文庫版で揃えてみた。
    文庫版の30-39巻である。読んでみたら、なんで今まで読んでなかったんだろって思うくらい、ブチャラティがカッコイイし、荒木飛呂彦の名言が炸裂しまくっていて面白かったww

    ジョジョの中のランキングを
    第一位:第二部
    第二位:第三部
    第三位:第五部(今回作品)としてしまおうと思うくらい印象が変わった。

    お気に入りの台詞はきりが無いが
    ブチャラティが汗を舐めると嘘がわかると言う不気味な登場シーン「この味は! ……… ウソをついてる「味」だぜ……」とか和やかな食事風景中にフーゴとナランチャのお勉強タイム「ろくご30ってやっておきながら、なんで30より減るんだ!この…ド低脳がァーッ!」とかセンスに溢れている。敵の中でもプロシュートのアニキなどは「『ブッ殺す』と心の中で思ったならッ! その時スデに行動は終わっているんだッ!」など哲学をもった個性豊かなキャラが多く登場。
    決め台詞も各人カッコよかった。
    アリアリアリアリ アリーヴェデルチ!(さよならだぜ)
    ボラボラボラボラ ボラーレ・ヴィーア!(飛んで行きな)等。

    一番の名シーンはブチャラティが雲に消えたシーンも悩んだが、やはりナランチャがボートを追いかけて泳いで連れて行ってくれというシーン。感動した。

    さて、39巻末には荒木飛呂彦氏がこういうテーマで作品を描いたという事が書いてあった。
    3部では宿命に立ち向かう物語を描いたが、それでは最初から不幸な厳しい状況に置かれた者たちはどう運命を切り開いていくのか、不幸な運命が決まっているものはどのように生きていくべきなのかという事を描きたかったと言う。
    最終話で「人は運命の奴隷」ではあるが、「眠れる奴隷」である事を祈るという表現がある。
    眠れる奴隷は自ら目覚め、何かを成していく事ができる。いや、むしろ足掻いてでも何かを成すべきなのだ。
    たとえ運命で未来が決まっていようとも。

  • 全巻所持。ご存知ジョジョ! あまりのアクの強さになれない方も数多いとおもいますが、一度はまったら本気で抜け出せません。

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