妖怪ハンター 地の巻 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2005年11月18日発売)
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本棚登録 : 580
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086183901

感想・レビュー・書評

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  • 本屋のレジで横にいた夫から「これ、懐かしいね」って言われたんです。
    「えっ?この漫画知ってるの?」って聞いたら、どうやら私が昔持っていたようです。。。
    確かに読んだことある気がする。諸星大二郎さん好きですから。
    でも何度読んでもいいよね!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      打上花火さん
      で、お買い上げ?
      打上花火さん
      で、お買い上げ?
      2021/01/07
    • 打上花火さん
      猫丸さん
      はい。本当に読んだか確認のためにも購入しちゃいました。
      そして、、、読んでました。でも何度読んでも味わい深いです。
      猫丸さん
      はい。本当に読んだか確認のためにも購入しちゃいました。
      そして、、、読んでました。でも何度読んでも味わい深いです。
      2021/01/07
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      打上花火さん
      にゃ〜ん
      打上花火さん
      にゃ〜ん
      2021/01/08
  • ヒルコに「ぱらいそさいくだ」に「あんとく様お許しを」にヒトニグサに…トラウマ漫画だらけで最高。

  • 異端の考古学者、稗田礼二郎が謎を解く、禁忌の日本史。「黒い探求者」「赤い唇」「生命の木」「海竜祭の夜」「ヒトニグサ」「闇の客人」「蟻地獄」「闇の中の仮面の顔」「死人帰り」

  • 妖怪ハンターシリーズの中でも代表作が収録されている。なかでも「生命の木」は議論の余地なく傑作中の傑作。これだけの内容をわずか数十ページで描き切るっつうのは破格。何度読んでもほんとに感心する。あんとくさまやヒルコも収録されて、かなりお得な一冊。

  • 諸星大二郎の代表作『妖怪ハンター』ではないよね、というのは差し引いても傑作。

    日本の歴史風土とクトゥルフ神話(クトゥルフ的な訳の分からない超越的な存在のホラー)を結びつける試みは、小説などでも試みられてきたけれど、この作品がエポックメイキングになって、方法論が確立したのだと思う。絵の上手いとも言えないけれども、語り口の匠さと不安定な雰囲気で物語に没入できる。

    「ぱらいそさいくだ」はネタになってしまったけれども、こういう訳の分からないものを内包できる広さが日本にはあるよ、ということが分かる作品。

  • 何度目かの読み直しにつき記事編集。
    妖怪ハンターこと、考古学者・稗田礼二郎シリーズを纏めた文庫
    ――といっても、まだ完結したわけではなさそうだけど。
    単行本『海竜祭の夜』と『天孫降臨』を、
    引っ越しの際、誤って処分してしまい、後から購入した全3巻のパート1。
    ちなみに、読むべき順序は《地の巻》→《天の巻》→《水の巻》。
    で、この《地の巻》ですが。
    『海竜祭の夜』の一部を削って「蟻地獄」という新しめのエピソードと、
    凄く古い「死人(しびと)帰り」及び、これに対応する「プロローグ」を掲載して
    地(地中,地底)のイメージで纏めた一冊。
    執筆時期に隔たりがあるので絵柄がバラついているのがご愛嬌。
    人類とは違う進化を遂げ、地中に潜んだ異形のものどもが、
    時折、封印を解かれて姿を現す……というラヴクラフト的世界観を
    考古学・民俗学と結びつけた、
    学者がフィールドワークの途上で様々な怪異に出会すという筋立てのマンガ。
    この作者・シリーズにハマるきっかけになったのは、
    今となっては結構しょーもない出来事だったのだけど、
    何度読んでも面白さが色褪せないし、
    どんな経緯を経ても
    絶対いつかどこかで手に取ることになっていたはずの作品だと確信している。
    そのくらい、自分が「物語」に求める要素がギッシリ詰まっている。

  • これがジャンプで連載されてたのなんだか信じられない。一つ一つの物語に繋がりは決してない。
    顔も目もない、まるで粘土で創られたような、異型の生物。古文書にそくしてるからこその、溢れ出る不気味さを感じる。

  • 民俗学・宗教学・考古学を混ぜた恐怖マンガ。一部1980~90年代の作品を含むが、確かにちょっと懐かしい1970年代の香がする。
    しかし文庫版はちょっと年寄りには読みにくい。続編を買うとすれば電子書籍版か。

  • <目次>
    妖怪ハンタープロローグ
    黒い探究者
    赤い唇
    生命の木
    海竜祭の夜
    ヒトニグサ
    闇の客人
    蟻地獄
    闇の中の仮面の顔
    死人帰り

    <内容>
    諸星大二郎展を見て、また読みたくなった。たぶん最初に読んだのは大学生の頃か?「ヒトニグサ」の話から装飾古墳へ興味を持ち、歴史好きとなり、教員になってしまった(むろん、他にも梅原猛とか影響力のあった作品は多々あるが…)。

  • とても面白いです。

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著者プロフィール

1974年、「生物都市」で手塚賞入選。「週刊少年ジャンプ」で「妖怪ハンター」連載デビュー。民俗学、中国の古典、SF等を題材に、幅広い分野で活躍する漫画家。代表作に「暗黒神話」「マッドメン」「西遊妖猿伝」がある。その独創的な作風から、高い評価を受け、2000年に手塚治虫文化賞マンガ大賞、2014年に芸術選奨文部科学大臣賞、2018年に日本漫画家協会賞コミック部門大賞等、受賞歴は多い。ジャンルを越え、多くのクリエイターに影響を与えたとされる。

「2019年 『幻妖館にようこそ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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