封神演義 11 (集英社文庫(コミック版))

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086195942

作品紹介・あらすじ

妲己の背後に潜む者。その名は『歴史の道標』…女カ! 殷周易姓革命終結後、休む間もなく太公望と仲間の仙道たちは新たな戦いに挑む。決着方式は妲己と太公望それぞれの陣営から選ばれた7人の精鋭による宝貝合戦。スーパー宝貝が猛威を振るう中、胡喜媚によって封神されたのはまさかの太公望!?

感想・レビュー・書評

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  • 父親の飛刀は天翔が受け継いだのか。飛刀との関係は父親よりも良好だ。ナタクとすら初対面で打ち解けた子だったからな。

    天化は父親である武成王が勝てなかった紂王に勝って、父を超えた次の瞬間に殷の一兵卒でしかない人間に刺殺されるとは…

    紂王は討たれるのを良しとせず、自ら火中に飛び込んで死んだとか読んだ気がするけれど、この漫画の中の紂王の最期も気高くて潔かった。あんな目にあっても妲己を愛していたのには呆れたけど、別の時代に生まれていたら普通に名君だったろうに。
    封神台で紂王一家はまた一緒になれるのかな?完膚なきまでに崩壊したあの家族にそれが可能かわからないけど…

    ナタクの「育ててやる」宣言には驚いたけど、ナタクと天翔は初対面のときから仲が良かったな。天翔はナタクの弟子になるのかな?

    ビーナスはどんどん大きくなっている気がする。

    申公豹(しんこうひょう)と太上老君は師弟関係だったのか。修行中の申公豹とか想像できない。
    最初からずっといたけどずっと謎だった申公豹の情報が少しずつ出てきているのは、クライマックスに近づいている感じがする。

    人間界での戦いは終わったので、仙界の住人たちは人間界の人々に分かれを告げ、仙界での最後の戦いに赴くことになる。

    繰り返し語られる「神話の時代の終わり」というセリフからは、やっぱりエデンの園からの追放の神話が思い浮かぶ。

    メンチ城を明け渡したあとに、妻と修行の旅に出ていた張ケイも合流した。少年漫画の主人公っぽくなっている。太公望よりも少年漫画の主人公っぽい。スーパーモデル級の妻がいる既婚者だけど。そういえばこの漫画は、少年漫画らしからぬキャラばかりだったな。だから飽きずに読めたんだけど。

    仙人や道士は水を酒に変えられるのか。そう言えば初期に太公望がやっていた。キリストと同じことをしてるな。

    張ケイは忠誠を誓っていた聞仲のスーパー宝貝を受け継いで、楊戩は亡き父のスーパー宝貝を受継いだ。そしてふたりともスーパー宝貝だけでなく、遺志も受け継いで戦っている。大げさな台詞とかはないんだけど、この流れがとても感動的だ。

    太公望が王貴人をビワに変えてから、まだ十年しか経っていなかったのか。宮廷音楽家として殷にいた時だよね。もっと時間が経っていたと思っていた。

    実の父親よりも、太乙真人のほうがナタクの親らしい振る舞いをしている。
    自分以外の誰かのために強くなりたいと思うようになったナタクに成長を感じて、すぐさま願いを叶えてあげたんだ。

  • 表紙の妲己のエロいことよ(^^;。
    いよいよクライマックス目前、王天君と太公望のまさかの関係とか、
    女禍のえらい設定とか、ほんとに中国古典か!?という感じです。
    最終巻となる12巻の展開もですが、ますます原典が気になりますね〜。

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