- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086301633
作品紹介・あらすじ
自分を変えたい!ドジでお子さま体型のこよみは、最強の魔法使い美鎖から現代魔法を学ぶことに。でも、こよみの魔法は変に発動してしまい…、異世界の魔物まであらわれた!?その頃、ネットワーク魔術により各地で異変がおき始める。銀髪の天才魔法少女・弓子やコンピューター女子高生の嘉穂まで巻き込んで、こよみの活躍?がはじまる。第2回SD文庫新人賞最終候補作、期待のデビュー。
感想・レビュー・書評
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ドジっ子の森下こよみが、コンピュータ・プログラムを駆使して魔法のコードを編み上げる現代魔法の第一人者である姉原美鎖に弟子入りする物語。プログラムと魔法を結びつけるという発想が卓抜で、「現代魔法」にかんするディテールがある程度詰められており、よくある荒唐無稽なファンタジーとは一味ちがった印象です。
キャラクターにかんしては、典型的なドジっ子のこよみを中心に、ライトノベルの王道的な設定となっています。魔法とプログラムをつなげるという設定のおもしろさに魅かれた読者としては、やはり古典魔法を使いこなす弓子よりも、コンピュータを駆使しつつ、プログラムの側からこよみたちのいる魔法の世界をかいま見ている嘉穂のほうに魅力を感じます。キャラ萌え抜きでも純粋に楽しめるライトノベルだと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
9784086301633
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ドジで人の足ばかりをひっぱる自分を変えたい! と
チラシ片手にやってきたのに、出会ったのは普通の姉弟。
そういう風に魔法を組み込めば、確かに使える、と
納得できる使用方法です。
ただこれ…ものすごく頭使いそうです。
主人公はドジっ子。
しかも何をするにも足手まといな状態。
それを変えたい! と思うのはいいのですが
諦めは早いわ、でもでも、と、だってだって、が口癖。
それでもいらいらしないのは、主人公なのに
そこまで出張ってないから?
脇役の人達の方が、まだ出ている感があります。
……存在感が、薄い?
最後の頑張り具合も、自分の出来る範囲で。
ものすごく納得できて、ものすごく共感できます。
これが、突如できました☆ なものだったら
今までの流れは!? と本を投げ出したくなるかと。 -
好きだっ!
プログラム用語がいっぱい出てくるのがいい。わからないけど中二的ノリと勢いでカッコいい。主人公が王道でかわいくて燃える。タライって。
この、王道っちゃ王道なんだけど、外してくる感じがたまらない。
ん、逆か?全然違うものの中に王道をぶっこんでる感じか。うん、そうだな。
嘉穂ちゃんとかすごくツボでした。 -
期待よりは低い.
レンタルマギカの方が好き -
魔法をプログラムの中に埋め込めるようになった世界のはなし。でもそれほどプログラムプログラムはしてなかった。タライのオチの付け方はよかったな。あと主人公が時々イラッとするほどトロいけどかわいかった。
キャラたちが知り合ってすぐに事件が起こるし、仲良くなる描写があんまりないので、初対面同士が急に協力し合いだすように見えて、そこだけがちょっと不満。
All you need is killとかスラムオンラインと同じ作者なんだね。ぜんぜん雰囲気がちがう -
ライトノベルでプログラム関係の事が見られるとは予想してなかった。カバー絵とか全然そんな雰囲気は無いしね。
個人的に話にのめり込めなかったので続刊の購入は様子見。 -
”たらいキャンセラー”このみが頑張る話。気が付いたらアニメ化までしてちょっとびっくり。だいぶ前に新刊買ったけど、まだ読んでねぇ。
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私の永遠のバイブル。
この文庫と出会わなければ、きっと今の私はいません。
パソコン関係のことにはもともと興味を持っていたけれど、きっとそれを職業にしたいとまでは思わなかったでしょう。
初めてこの本を読んだ時、私は中二病真っ盛り。
「やべっ、ちょっ、パソコン極めれば魔法とか使えるんじゃね?」とあの頃のアホな私は考えた訳で。
――――――カッコイイな、パソコン。
はい、馬鹿です。
それが私です。
それはさておき、話自体もテンポがよくて読みやすいですよ。
何より個性的なキャラクター達が良いです。
凄く個性が強いキャラばかりなのに、一人もその個性が潰されていないのが素晴らしい。
――――――んで、嘉穂ちゃんは俺の嫁です。(←聞いてない
コミック化やアニメ化だと騒がれていますが、私はそんなの関係なくこれはオススメです!
「ラノベで面白いのある?」と言われたら、絶対にこれを推します。
暇とお金があったら、ちらっとでも読んで欲しいですねー。
ちなみにこれ、今私が持ってるのは2冊目なんです。
1冊目は大事な友人から譲り受けたものだったんですが、ある事情があって燃やしちゃったんです。
だから2冊目を、今度は自分で購入しました。
という訳で、私が持っているのは第三刷発行のやつですが、実は初版から大ファンなのでしたー。
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なんだか少女漫画チックな匂いがすると思ったのは気のせいかしらん。
成長譚として綺麗にまとまっている。設定もうまいことやったなという感じ。
キャラクタはテンプレっぽいけど、これくらいのほうが私は好きなんだよね。奇を衒いすぎてると逆に引いちゃう。
文章だってラノベとしてはちゃんとしてる。なんで流行らなかったんだろ。
うまくまとまりすぎちゃって続きを読みたいという気にならなかった。気が向いたら読もう。