- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086302944
作品紹介・あらすじ
死者の全てが結晶となった『本』が眠る、バントーラ図書館迷宮書庫。その一角に、かつてはハミュッツ=メセタと並び、エリートとして将来を嘱望されていた蟻使いの武装司書・モッカニアが住み着いていた。ある日、モッカニアは迷宮書庫を占拠し、武装司書に反旗を翻す。その裏には、神溺教団の手先と謎に満ちた一人の女性がいるらしく…。『本』をめぐる、美しくも儚いファンタジー。SD新人賞大賞シリーズ、渾身の第3作。
感想・レビュー・書評
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敗北を望む最強者というモチーフはありきたり過ぎてかすみがちな作品
2巻はもうひとつだったが3巻はそこそこの出来
お話的により短くまとめて良いと思う -
ストーリーは既にアニメで知っているので、
驚きはありませんが、知らなかったら
相当ハラハラしながら楽しめそうなお話だなと思いました。
原作の方が当然描写が丁寧なので、読み応えがあって良かったです。
1つ1つのお話は1冊で区切られていますが、
キャラクターたちの知らない所で色々繋がっていて、
そんなリンクを見つけるのも楽しい作品です。
偽物だと分かっていても、母親と共に過ごす幸せな日々を取り戻したい…
大好きなALI PROJECTの「真夏の憂愁夫人」と云う曲を彷彿とさせました。
失った母親への憧憬と、母親の贋作…と云うテーマが。
イレイアおばさまの活躍も、しっかり堪能できて良かったです。
魔法権利も色々あって、面白いですね。 -
読了。
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武装司書のモッカニア、蟻使いの戦う司書としてはエリートとして将来を嘱望されてたが、優しさが故に戦えなくなった悲しいモッカニアの一生、ちよっと切ない話し。
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このシリーズの好きなところというかすごいところは、登場人物は死ぬ時は死ぬということ。
けがなく、死人なく、平和に解決!とならないのがいい。生きてて欲しい人が死んだりすると、切なさが残って、だからこそ、生き残った人達がどう生きていくのか、活躍していくのかが楽しみになる。
あと、話まじでよくできてる。
振りとオチがすばらしいよ…止まらず読み続けてます。