戦う司書と黒蟻の迷宮 (スーパーダッシュ文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 366
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086302944

作品紹介・あらすじ

死者の全てが結晶となった『本』が眠る、バントーラ図書館迷宮書庫。その一角に、かつてはハミュッツ=メセタと並び、エリートとして将来を嘱望されていた蟻使いの武装司書・モッカニアが住み着いていた。ある日、モッカニアは迷宮書庫を占拠し、武装司書に反旗を翻す。その裏には、神溺教団の手先と謎に満ちた一人の女性がいるらしく…。『本』をめぐる、美しくも儚いファンタジー。SD新人賞大賞シリーズ、渾身の第3作。

感想・レビュー・書評

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  • 【2024-008-1665】図書館より。再読。

  • 敗北を望む最強者というモチーフはありきたり過ぎてかすみがちな作品
    2巻はもうひとつだったが3巻はそこそこの出来
    お話的により短くまとめて良いと思う

  • 死者の全てが『本』となり、図書館に収められる世界。
    そのバントーラ図書館迷宮書庫の一角には
    最強にして館長代行であるハミュッツと互角と
    されるほどの能力を持つ司書、
    蟻使いのモッカニアが住み着いていた。

    ある日、モッカニアは迷宮書庫を占拠し、
    武装司書に反旗を翻す。その裏には神溺教団の
    連れてきた女性の姿が…
    シリーズ3作目。

    六花の勇者を読んだらやはり面白くて
    戦う司書シリーズを途中で読むのやめてたけど
    読み直そう~と思って再読。

    モッカニアを一番理解していたのが
    敵であるウィンケニーであるというのは
    皮肉で哀しいですね…
    次第に明らかになるハミュッツの危ういバランス。

    このシリーズ何が辛いって
    登場人物が特徴も能力も人柄も魅力的で
    もっとこれからの活躍が見たいな~と
    思うのにバタバタ死んでいくこと…!
    も、もったいない…(2008/9/22読了)

  • ストーリーは既にアニメで知っているので、
    驚きはありませんが、知らなかったら
    相当ハラハラしながら楽しめそうなお話だなと思いました。
    原作の方が当然描写が丁寧なので、読み応えがあって良かったです。
    1つ1つのお話は1冊で区切られていますが、
    キャラクターたちの知らない所で色々繋がっていて、
    そんなリンクを見つけるのも楽しい作品です。

    偽物だと分かっていても、母親と共に過ごす幸せな日々を取り戻したい…
    大好きなALI PROJECTの「真夏の憂愁夫人」と云う曲を彷彿とさせました。
    失った母親への憧憬と、母親の贋作…と云うテーマが。
    イレイアおばさまの活躍も、しっかり堪能できて良かったです。
    魔法権利も色々あって、面白いですね。

  • 読了。

  • 戦う司書シリーズ3冊目.

    今回はハミュッツとどっちが強いかわからないと評判の武装司書,モッカニアが大活躍.
    そしてダイバーが当て馬過ぎてアレ.
    まぁ,コイツはコイツで余計なことをしようとした報いってやつですかね?
    今回も面白かったな.
    というかこのシリーズは一冊で話が終わるのがいいね.
    中途半端なヒキで終わらないのが.
    まぁ,次回予告的な一節は入ってるけどそれは問題じゃない.
    「実は私はお前の父さんなんだ」「なんだってー」
    みたいなアレじゃないから十分ですよ.
    次も楽しみだー.

  • 武装司書のモッカニア、蟻使いの戦う司書としてはエリートとして将来を嘱望されてたが、優しさが故に戦えなくなった悲しいモッカニアの一生、ちよっと切ない話し。

  • このシリーズの好きなところというかすごいところは、登場人物は死ぬ時は死ぬということ。
    けがなく、死人なく、平和に解決!とならないのがいい。生きてて欲しい人が死んだりすると、切なさが残って、だからこそ、生き残った人達がどう生きていくのか、活躍していくのかが楽しみになる。

    あと、話まじでよくできてる。
    振りとオチがすばらしいよ…止まらず読み続けてます。

  • あまりにも純粋な親子の話。
    それゆえに不幸。

    本当にもう、表紙に出る人物がバンバン死ぬ話ってどうなの…。

  • 【ネタバレあり】
    死者の全てが結晶となった『本』が眠る、バントーラ図書館迷宮書庫。その一角に、かつてはハミュッツ=メセタと並び、エリートとして将来を嘱望されていた蟻使いの武装司書・モッカニアが住み着いていた。ある日、モッカニアは迷宮書庫を占拠し、武装司書に反旗を翻す。その裏には、神溺教団の手先と謎に満ちた一人の女性がいるらしく…。『本』をめぐる、美しくも儚いファンタジー。SD新人賞大賞シリーズ、渾身の第3作。
    (BOOKデータベースより)

    ***

    ラストはちょっと切なかった。

    それにしても、1巻から最強と互角に闘れる敵は出てくるし、肩を並べられる味方は死んじゃうし、こんなにキャラを惜しみなくつかって大丈夫かな。
    …なんて、いらん心配でしょうけども。

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