- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086305167
作品紹介・あらすじ
世界に七人しか存在しない魔王・草薙護堂が、来日したリリアナの過剰な世話焼きに困惑していた頃、日本初の王に、イタリアの魔術師が侍ることに危機感を覚えた者たちがいた。彼女たちを排除するべく遣わされた、新たな媛巫女・清秋院恵那は、祐理と護堂の仲を進展させようとする一方、天叢雲劍を振るい、エリカに戦いを挑むが!?エリカに迫る危機!神殺しは少女を救えるのか!?大人気新神話第5弾。
感想・レビュー・書評
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カンピオーネ!〈5〉剣の巫女 (集英社スーパーダッシュ文庫)
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ライトノベル
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今回の敵はこれまでに比べると随分おとなしめ。まあ、まつろわぬ神ではなく神刀を装備した人間なのだから当たり前だが。
そのため護堂がこれまでのように活躍する展開はないが、その分エリカの見せ場がかなり増えているし、祐理やリリアナのヒロインとしての立ち位置を見直させるような展開も有る。だからこの巻では護堂よりもヒロインたちがフューチャーされている
又、今回は敵だけでなく終盤に至るまでの展開もかなりゆったりしている印象。これまでは神に関するアイテムが見つかったり、何者かが恐ろしいことを始めようとしている前兆などが有ったりと終盤へ向かい盛り上げる展開が幾つも有ったがこの巻では恵那が襲ってくる以外は割と平和な展開ばかり。恵那が襲ってくる経緯とて無茶苦茶ではなくある程度手順を踏んだもの。
終盤へ向かう展開が少なくなった分、学校を舞台とした護堂やエリカ達のやり取りが増えているのだから文句はないのだが。というか護堂は学生のはずなのに5巻になるまで纏まった学園描写が無かったのも驚きというか本作らしいと言うか
それでも神殺しである護堂の見せ場が有ったとすればやはり『少年』を会得する場面だろう。人智を超越した力を持ちながら常識人として振る舞おうとしていた護堂。それでも肝心な場面では神殺しに相応しい戦い方を魅せるギャップが有り、それがある種の面白さを醸し出していた。
そんな護堂が『少年』を会得する場面ではエリカを失いそうになると、悲しみに打ち震える無力な男ではなくエリカを奪われることに怒りを迸らせる暴虐の王としての片鱗を見せつける
このシーンとそれに続くお色気展開だけでもこの巻を読んで良かったと思えるほどに力の入ったものだった
それにしても……挿絵でエリカはずっとユニフォームを着たまま。作中で明確に着替えたと明言されているはずなのに、終盤のパワーアップ展開に至るまでユニフォーム姿だったのはどのような伝達ミスで起きてしまったのやら -
アニメだとこの辺りまでだったかな。
やっぱり、正ヒロインはエリカだなーと感じる、そんな一冊。 -
神様がわらわら出てくるのが楽しい物語。ハーレム展開はおつまみ。
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今回は「速須佐之男命」。
伊邪那岐命と伊邪那美命から生まれ、のちに八岐大蛇を退治し、その尾から出てきた天叢雲剣を天照御大神に献上した人物。
古事記とか日本書紀とか日本史の教科書に出てたから名前くらい知ってるけど、内容は全然知らないなあ。。。 -
やっぱり正ヒロインはエリカよな。逆にリリアナは一気にKAMASEINU的ポジションになった感が…僅か一巻でここまで変わるか(笑)しかし護堂ハーレムは止まるところを知らないな。権能の数だけ増えるなんてことは…ない…よね?(笑)
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またもや新しいヒロイン登場。さすがにちょっと無理がでてきた気がする。
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なかなか面白い設定の『カンピオーネ』もはや5巻
巻を重ねるごとにどんどん面白くなってきた!
ていうか、どんどんハーレム状態だけど(笑)
今回は今までより、学校生活多め。
クラスメイトの暴走とか暗躍とか(笑)
すっかりラブコメ基調だ
まつろわぬ神も出てこないしね
その代わり、
いつもよりさらに護堂と女の子たちの関わり
特に、少女たちの想いが描かれて楽しかった。
とくに、祐理の決意がいいなあ。萌える(笑)
それに、護堂がエリカを助けようと決意する場面は
この巻のクライマックスだと思う。
めちゃエッチだけど(爆)
護堂の知らないところで、いろいろ動きがあるようで
ますます続きが楽しみだ。