ベン・トー 9 おかずたっぷり!具だくさん!香り豊かな欧風カレー弁当すぺしゃる305円 (スーパーダッシュ文庫)

著者 :
  • 集英社
4.10
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本棚登録 : 244
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086306805

作品紹介・あらすじ

半額弁当争奪バトルに青春を賭けるHP同好会は正月明け、冬の合宿へ向かう。槍水仙の愛妹・茉莉花も同行し、佐藤の心は密かに躍る。しかしその合宿地では元HP部の"大厄の闘牛士"と呼ばれる狼が待ち受けていた。彼は槍水と深い因縁があるのだと言うのだが…。さらに佐藤たち"ギリー・ドゥー"こと禊萩真希乃とも再会を果たし、田舎のスーパーは激闘の最前線と化す!そんな中、茉莉花と佐藤がゲレンデでアクシデントに遭ってしまい、そして…!?雪山に響く狼たちの咆哮!香辛料が青春にピリッと効く、庶民派シリアスギャグアクション、第9巻。

感想・レビュー・書評

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  • 冬休みの遠征で、スキーに行ったらトラブルで……。今回はロリロリの罠にアホが……じゃなくてバカが……じゃなくて変態がはまる話。やー、笑った。こうなったらロリしかないっしょ。「毒」がまたくだらなくて……くだらなすぎです。ステキです。

  •  今回も、前回夏に来たところに遠征。そこでHP部の先輩である秋鹿と戦う。この秋鹿との戦いは、今まででも屈指の名バトルだった。仙を思う二人の戦いだったのもあり、想いが強かった。そして、負けた秋鹿は自分の願いを佐藤に託した。バカな事ばかりやっているから、こういうカッコいいシーンが映える。これは半額弁当に手間を込めるから、店で食べるより美味しく感じる狼の気持ちと同じだろう。
     茉莉花が登場してからは佐藤とのエロの相手は茉莉花だけになった。エロ担当が10歳というのはどうなんだろうか。まぁ、悪くはないのだが違和感を感じるのは私が一般人だからか。
     佐藤と秋鹿の戦いはカナリアが広めるのだろう。これで佐藤は強い狼として駆け上がって行くのかな。秋鹿は佐藤にスーパーの希望になれと言った。それが槍水を救うのだと。これがどういう事なのか楽しみだ。
     

  • 評価:☆4.5

    額弁当に熱き魂を懸けて闘う狼達の物語第9弾。

    隙あらば変態行為をねじ込んでくる佐藤(おっきくなっちゃったは不覚にも吹いた)や白粉先生(そういう意味ではお似合いな気がするw)、教育実習での晴海先生を巡る騒動、石岡くん達・佐藤母の残念さは安定したクオリティw

    茉莉花との間接キス描写が艶かし過ぎて犯罪の領域だったww姉思いの健気な良い子なのに変態の毒牙にかけられてしまったか…w

    半額弁当争奪戦の熱量は流石の一言!
    エコバッグを駆使して戦うとかギャグにしか思えないのにめちゃくちゃ熱いんだから凄い。
    というか今更だけどアサウラさんってアクション描写上手いよね。文字読んでるだけで頭の中で動きが鮮明に描かれるというか。
    男の子の意地を見せる佐藤が熱いぜ!

    「付き合って欲しい」と言われた先輩か、はたまた何をしでかすかまで以心伝心な著莪か、大穴でいくところまでいってしまった茉莉花か…そういうのがメインの作品じゃないけど誰ENDになるかも気になるところw

  • シリーズ9巻目、正月明けに冬合宿で夏にも訪れた東北の地へ向かったHP同好会一行、その地で彼らを待ち受けていたのは「氷結の魔女」と闘わんとする元HP部所属エコバッグの使い手「大厄の闘牛士」こと秋鹿雅という名の狼だった。
    また一歩HP部の過去に踏みこんだことで今後の展開の布石にもなりそうなエピソードだった。表紙も飾っているが真希乃も久しぶりに登場し、終盤の共闘展開もなかなか熱いもので楽しめた。スキー場での茉莉花などなかなかの破壊力だったが、個人的には思わぬ形で再登場し新たな姿も見せてくれた企業戦士のインパクトが大きかった。

  • 大厄の闘牛士・秋鹿雅がとにかく渋くて格好良い! 彼が鑓水との戦いに固執する理由とは。カナリアは思っていたよりアレなキャラ。そしてまさかのレッド(笑)

  • 913.6 ア ⑨ 登録番号9550

  • <シリーズ評>
    「あたしと半額弁当、どっちが好き?」このセリフ以上にこのシリーズを表す言葉もないだろう。"半額弁当を争うために戦う"というどう見てもギャグ的な引きなくせに、いつの間にか熱い展開にどっぷりとハマってしまう。要所を見ても、鉄板ながらも上手くクセが付けられたキャラクター、俺妹ほどではないけどあからさまには見せない構図、ラノベにありがちな過剰なパロディの削減と、短所が上手く昇華されているので、読む手が止まらされることなく、気づいたら夢中になってしまう。ひょっとしたらコレなら一般人に勧めても大丈夫なんじゃ…という希望を抱いてしまうほどの良作。

  •  この一言に尽きる「ロリは、やめとけ・・」 著莪さんが佐藤に対してほぼ嫁状態。あんた、エスパーか・・ 
     今回は、著莪がイタリア旅行中なのであまり活躍が見られませんでしたね。いつもの、ニヤニヤが止まらないやり取りが見れない・・かと思いきやしっかりと佐藤の嫁をやってました(笑)。表紙を見ての通り久しぶりの真希乃の登場です。今回も終始欠かせない役となっているので期待してください。

     気になったネタと言えば、とうとうというべきかジョジョネタ入ってましたね。ガチなネタは控えめ?な感じでしたが「Please play my pocket monster,if the next time!」 なかなかツボでした。ネタの意味は本文を参照してください(笑)。

  • HP同好会の冬合宿。
    1日目のスーパーで元HP部先輩の秋鹿=大厄のマタドールと出会い、佐藤は敗れる。2日目スキー場で佐藤と茉莉花は事故に遭う。サラリーマン・レッドに助けられるものの、スーパーへは誰も行けなかった。
    このことで、氷結の魔女が逃げたと言われることを避けるため、また茉莉花が気にかけたHP部の過去の因縁のため、1人残り、ギリー・ドゥーと共に秋鹿へ挑む。佐藤は合わせ技で、秋鹿を倒し、その意図を知る。
    今回は、茉莉花のセクシーさに驚愕。

  • 今回も争奪戦が熱かった!
    後半は目が離せなかった…。

    白粉さんの奇行は、相変わらずのクオリティーで安心w

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著者プロフィール

アサウラ:『黄色い花の紅』で第5回スーパーダッシュ小説新人賞・大賞を受賞、同作でデビュー。代表作『ベン・トー』はTVアニメ化を果たした。他代表作は『デスニードラウンド』(オーバーラップ)など。

「2022年 『リコリス・リコイル Ordinary days』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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