- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086310086
作品紹介・あらすじ
六花の勇者を窮地に追いやる「黒の徒花」の情報を手に入れたアドレットだが、その内容に戸惑い、ひとり悩む。そして運命の神殿にいる「一輪の聖者」の謎。その最中、フレミーが発した衝撃の一言──!!
感想・レビュー・書評
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『娯楽』★★★★★ 10
【詩情】★★★★☆ 12
【整合】★★★☆☆ 9
『意外』★★★★☆ 8
「人物」★★★★☆ 4
「可読」★★☆☆☆ 2
「作家」★★★★☆ 4
【尖鋭】★★★★☆ 12
『奥行』★★★☆☆ 6
『印象』★★★★☆ 8
《総合》75 B詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1巻は別として、それからずっと引っ張ってきた「七人目」が遂に判明する。
いや、中々だった。ちょっとここのところの七人目の行動は怪しすぎるけど。
これが無ければ中々錯綜してて良い感じなのだが。 -
やられた~。テグネウと山形石雄(作者)に騙された~。アニメだけ見た君、原作2~3巻で挫折したあなた、もしミステリとしての六花が好きなら、5巻まで読もう!個人的には、かなりハイレベルのどんでん返しを楽しめた。ついに七人目の正体が明らかになるけど、そこは読んでのお楽しみ。ちなみに、4巻読了時点の予想は「フレミーが七人目だが、自分が七人目であることを知らない」だったが、冒頭いきなりテグネウに否定された。六花シリーズが楽しいのは、正体探しそのものより、勇者たちの話し合いと勝手な行動。今回も8人と1体の同盟は、疑心暗鬼で仲間割れしまくり。特質凶魔も入り乱れて、神殿のあっちこっちで追いかけっこ。てか魔神そっちのけ。誰がどっちについて、どこで戦ってるのか、ワンピースみたいな地図解説が欲しくなる。ワンピースみたいな派手な決め技はないけど、歴史も小説も、正義の味方より戦国時代のほうがおもしろい。アドレッド「決着は剣じゃなくて、言葉でつけようぜ」。とにかく七人目も判明して、ハッピーエンドかベリーバッドか両極端しかなくなった。このまま次で一旦しっかり完結してほしい。
ちなみに、僕の推しメンは、優しい笑みで凶魔を切り裂くナッシェタニア姫で変わりなし。裏切っても、同盟組んでも、全員さん付けで敬語のままなのが育ちのよさ。「殺しちゃお」が口癖の最強チャモもなかなかだけど。
おまけ:最近の愛情表現
フレミー「馬鹿なのね」
雛月加代「馬鹿なの」
雪ノ下雪乃「馬鹿ね」
バリエーションな。 -
すばらしい展開。
シリーズ5作目。
ここまで前振り伏線が練られていると、
後付けっぽい展開もすべて練られて作り出されたものだと思えてくる。
それぐらい巧み。続きが気になるしかない。
ファンタジー要素あるからこそ。 -
え、そんなんアリ?って真っ先に思い、読了後に一巻を読み返したけどなるほど矛盾はしないのかと感心することしきり。次巻が最高に気になる引きでシリーズ自体はどう続けていくのかも気になる。
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かなりがっつり、話が動いたなー。ほんとテグネウ容赦なくて面白い……このシリーズ、面白いけどこの感情の動きは安易じゃないかな………とやや不満に思ってたところが今回最後の最後で揺さぶられたので、もしかして完全に作者の狙い通りだったのかなあ。次巻たのしみです。