六花の勇者 6 (ダッシュエックス文庫)

著者 :
  • 集英社
4.14
  • (30)
  • (32)
  • (14)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 271
感想 : 25
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086310567

作品紹介・あらすじ

〈運命〉の神殿で分裂した六花の勇者たちに、テグネウの本隊が迫っていた。六花はアドレットを中心に策を練るが、テグネウは心理的な攻撃を仕掛けてきて!? 大ヒットファンタジー!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 文章は読みやすくて、設定も深く練り込まれてるからとても楽しめました。アニメも視聴していたので頭の中で
    容易に映像化できました。

    しかし、謎や微妙な亀裂を残した中途半端な所で物語が終わっているのにも関わらず、5年以上も続編が出ていない…。なので今のままだと、バッドエンドの物語を読んだ気持ちになって消化不良です。

    アドレットのフレミーに対する愛も、アドレットが今まで積み上げてきた人生も全てテグネウに仕組まれたことだった。だから、そのテグネウを倒したらアドレットにかかる暗示が解けてフレミーへの気持ちが無くなるのは理解できる…。でもここで終わりじゃ流石にフレミー可哀想すぎる。もうゴーストライターでいいから続編書いてくれ。

    • aさん
      久々に書いてくれて嬉しいよ。感想の文章、文字の運びが物語調でいつも素敵。前知識ないけど、ゴーストライター役ちょっと買って出ようかな笑
      久々に書いてくれて嬉しいよ。感想の文章、文字の運びが物語調でいつも素敵。前知識ないけど、ゴーストライター役ちょっと買って出ようかな笑
      2021/04/19
  • 4巻を読んでる途中で、本シリーズが完結せずに作者の現在も不明、との情報を知ったので、続き読むかどうか迷ったけど、面白い!ので既刊全部読むことにしたら残り一気読みしました。面白かった。続きがないのが残念です。ので面白いけど★×4で。
    一応の区切りはついているので読むことは止めませんが、物語が途中で放り出されるのが耐えられない人は、最後のエピローグだけ読むのやめといたらいいかなと思います。映画の2作目への布石みたいな終わり方してるので。

  • 犯人はわかっているので安心して読めました!
    伏線が全部回収されなくて匂わせて終わったので続編期待して良いのでしょうかね?

  • 途中からのアドレッドのフレミーへの執着具合から、能力によるもので恋心が消えるのは予想していたけれど、全く何も残らないとは思わなかった。
    テグネウの思惑通りにはならないで欲しいと思っていたが、完全に掌で踊らされてしまったアドレッド。
    次巻からの展開が気になる。

  • 実にえげつない。テグネイ(と作者)えげつないぞ。
    てっきりアドレットの心にはフレミーへの思いが少しは残るかと思ったのに、きれいさっぱり消え去るとは。
    今までアドレット→フレミーだったのがこの後はフレミー→アドレットになれるのか。フレミーがアドレットへの愛をあきらめてしまうのか、もしくは母に愛されていたことを知り強くなれるのか。次巻が楽しみです。

  • この巻は私の好みでなくて、いまひとつ入りきれなかった。
    テグネウっていったいなんなの。大事なことをぺらぺらしゃべるし、都合のいい能力がいっぱい。
    まだ続巻がありそうだから今後に期待。

  • ようやく最新刊まで追いついた。
    そして続きを早く…。
    7人目の正体は前巻の終わりに記載があったから想定内だけど、
    呪いが解けた今どうなっていくのか…。

    個人的にはフレミーに愛を説いていたアドレットが、今度はフレミーによって愛を説かれる…
    という流れを想像しているのだが。
    これからまだまだ続くことを考えるといろんな展開がありうる。

    この巻で第一部(テグネウ編)終了のイメージなので、
    これから第二部(カーグイック編)だろうか…。

  • 5巻のハイレベルどんでん返しで、謎は解けているので、結末を知るためだけに読む。誰をも愛せないテグネウの生涯の目標は、他人の愛を踏みにじる快楽。七人目は自分が得られなかった「愛」への復讐だったのだ。やばい、下北沢駅前劇場ぽくなってきたぞ。アド、ハンスとの3組対抗の戦術シミュレーションゲーム。しかも七人目に指示出すから、各チーム内でも裏ぎり&騙しあいで、いつもどおりわやくちゃな展開。愛と世界のどちらをとるか七人目が苦悩する。もう誰がみてもシリーズの主役は努力家のテグネウ様、、、と思いきや、キャピュレット家凶魔出身のフレミーが叫ぶ。『ああ、あなたはどうしてアドレットなの』、モンタギュー家人間界のアドレッドが応える。『フレミー、必ず、お前を幸せにしてみせる!』、愛の奇跡は起こるのか?、、、この作者でハッピーエンドのわけがない。あー、面白かった。

  • 〈運命〉の神殿で分裂した六花の勇者たちに、テグネウの本隊が迫っていた。
    六花たちはアドレットを中心に作戦を練るが、限られた戦力で厳しい状況を打破するため、リスクの高い作戦を取らざるを得ない。
    一方、テグネウは凶魔の大軍による物量攻撃と共に、「愛」の力を利用した心理的な揺さぶりを仕掛けてくる。
    絶対的不利の状況で死闘を繰り広げる六花たち。どこまでも自らの美学に執着するテグネウ。そしてついに「七人目」のすべてが明かされる!
    世界を救うことを誓い、復讐に命を懸けてきた少年に突きつけられた真実とは!?

    第一部完、といったところだろうか。テグネウ編完でも良し。とにもかくにも一区切りついたところではある。
    前巻ラストで明かされた衝撃の事実、七人目の正体。読者はそれを知った上で読んでいるので、どうにも今回はやきもきしてしょうがない。
    もちろん当事者である六花たちや肝心の七人目本人がそれを知らない為、仕方ないと言えば仕方ないんだけど、それにしたってハンスはとんだとばっちり。ある意味で彼が一番凄いわ。あの状況からでも覆そうと動けるんだもんな。チャモとの二人きりはなかなか美味しかっただけに、その後の展開には本当に気を揉んだ。呼び方が名前呼び捨てになって悲しくなると言うのも珍しい。普通は距離縮まった?ってなりそうなのに。
    アドレットがテグネウの掌で踊らされていく感じがもうね。そういう風に操られているとはいえ、あれだけ今まで築いてきた信頼関係をあっさり切り捨てて、殺すことばっかり考えているのがきつかった。
    愛の力云々は確かによくある作品のテーマなんだけど、ここまでえげつない利用のされ方するとは…。
    ただ全体的に面白かったんだけど、だからこそ中盤あたりからの膠着状態が少々しつこい感じで描かれていてイライラした。逡巡するのは分かるし必要な部分だけど、それにしたって変化のない思考回路を何度も何度も描くのはいかがなものか。最終的には皆何かしら見せ場があったのは嬉しかったけど、そこに至るまでが堂々巡りすぎて飽きてくる。
    まぁ何にしてもものすごく長くて大変だったテグネウに決着が付いたのはありがたい。七人目も判明したし、黒の徒花もテグネウの死で効力失ったみたいだし、ひとまず前進? でもアドレットの心境の変化が急激すぎてまた次から一波乱ありそう。

  • え、次からどうすんの?というラスト。
    最初からこれが狙いだったってことだよな。エグい。

全25件中 1 - 10件を表示

山形石雄の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×