カンピオーネ! 20 魔王内戦2 (ダッシュエックス文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 60
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086311625

作品紹介・あらすじ

魔王内戦、激化!! 羅濠&ヴォバンの最凶コンビVS護堂&ドニのライバルコンビ激突!! さらにアストラル界をも巻き込んだ大バトル勃発で加速する戦いの結末は…!?

感想・レビュー・書評

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  • 魔王内戦後半戦。やはり前の巻を読んだ際に予想していたとおり、この内戦で殺されてしまうカンピオーネは居なかったのか。公爵が死んだみたいな描写有ったけど、どうせ生きてるんだろうなぁと思えてしまう

    前巻から続くカンピオーネ同士の情け容赦無い全力全開バトルはこの巻でも変わらず凄まじい内容。
    特にこの局面まで切り札を隠していたドニは本当に恐ろしいね。大地から大量の刃物を生やすだけでなく、隕石まで召喚してしまうなんて!宇宙空間まで行って無事帰ってくるだけでも意味不明なのに、小惑星を魔剣にするとかスケールが違いすぎてどう反応して良いのか判らないよ!
    終盤では己の手も魔剣にしてしまうし、ドニにとっては「これなら何とかなりそうだ」と思えれば剣でなくても何でも良いのか……

    そんな激しいバトルばかりが展開されたけど、合間合間でゆったりした時間が流れるような展開が有ったのは良かった。やはり展開に緩急は必要だからね
    ……寝ている護堂を横目にちょっと痛々しい妄想を繰り広げてしまうアニーにはちょっと笑ってしまった。何だろうね、他のヒロイン勢が護堂に惚れるのは彼がそれなりの行動をしていたり、事前にフラグがあったりするからある程度は納得できるんだけど、アニーと護堂の絡みの殆どがあの仮面姿の状態で行われているもんだから、アニーが何故ああまであっさり護堂に惚れてしまい、更にあんな妄想が堂々とできるのかと困惑してしまう。
    まず、アニーはJPSの正体が自分だと告げることから始めなければならないという点に気付いているのだろうか……?

    そして内戦の最終局面へ向けて動き出したのは驚愕の展開。アイーシャの『妖精の通廊』を利用してカンピオーネを追放するアイディアは前巻で上げられていたが、今回は更にそのアイディアを一段階上げたもの。実際に終盤ではそのアイディアの通りに展開したわけだけど、あれって今は良くてもその内とんでもない破滅が起きそうな気がするけどな……。これまでも破天荒な行動を繰り返してきたカンピオーネ達なわけだし、全く異なる世界へ行ってもそちらで大波乱を巻き起こした上で戻ってきてしまいそうな……

    自分以外全てのカンピオーネを追放したった一人のカンピオーネとなった草薙護堂。残るはラーマとの再戦だけ。長かった物語も遂に次で完結するのか

  • 7人のカンピオーネ同士のバトル2巻目。

    いったい、どう決着付けるんだろうと思ってたけど、ははあ、こう来ましたか。
    結局まともに戦ったのは主に4人だけという感じだけど、まあ、仕方ないよね。
    そうしないと終わらんし。
    それに、どうやら本当にやられたのは一人だけらしいのもこの物語らしい。
    いや、それもやられてなかったりして。
    次回、護堂とラーマの最後の戦いだけど、たぶん終わった後には、みんなしれっと帰ってくるんだろうなあ(笑)

    それにしても、さすがに7人もの主役級がそろったせいで、エリカたちの出番がほとんどなかったし、例の場面も一瞬で終わってしまったのが非常に残念だ(爆)

    次巻、最終回には戦い終わった後の濃厚な絡みを期待する!(そこか?!)

  • 魔王内乱第二ラウンド。というか事実上の決勝戦か。一度は舞台上から消えたと思われた面々もあっさり復帰してまさに入り乱れる感じで正にカオス。みんないろいろ隠し玉もってて面白かった。これで死人が出てないと思われるのがすげーな魔王様(侯爵は微妙なラインかもしれないけどあの爺様のことだから大丈夫だろうという勝手な憶測)。ともあれ内乱は機転の利いた一手により収束、いよいよ次回は最後の王との一戦へ。物語もクライマックスでどうまとめていくか楽しみに待ちます。

  • 7人の王のうち、最後の一人にする戦い。
    へぇー、そういうオチね。って納得してしまった。
    やっぱり神だから、死なないってことを一義にして、話を作っているのね。

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