許嫁が出来たと思ったら、その許嫁が学校で有名な『悪役令嬢』だったんだけど、どうすればいい? (ダッシュエックス文庫)

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086314749

作品紹介・あらすじ

「お前には許婚がいる」とある土曜の朝、父親から告げられた衝撃の事実。
東九条浩之、高校2年生。帰宅部、彼女はナシ、だけど不満もなく平穏な日々を送っていた。
はずだったが……浩之を置いて、話はどんどん進んでいく。
しかも、許婚は同じ高校に通う容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群のパーフェクトお嬢様!
「言っておくけど拒否権、無いわよ?」
だけど彼女は学園でも有名な「悪役令嬢」で!?

感想・レビュー・書評

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  • 【読書メモ】
    親の借金で決められた許嫁と交流を深めていくことで仲を深めていくイチャラブコメ

    東九条浩之は親の借金のせいでなぜか勝手に許嫁を決められてしまう
    その相手・桐生彩香は浩之の高校の同級生で「悪役令嬢」と呼ばれていた
    そんな二人は同棲したり放課後デートしたりお祭りデートしたりして仲を深めていく……という話

    肩肘張って生きている桐生を理解し甘やかしていく過程がまた微笑ましい
    あと浩之のことが気になる幼馴染や妹、本家筋の娘など登場も現時点とりあえず丸くおさまった感じかな
    ただ、幼馴染がやや弱い?
    次巻以降のさらなるドタバタに期待

    【以下再読のための備忘】
    ・「話が逸れたわ。どのみちいつか婚姻が成るのであれば、今の内から円滑な人間関係は築いておいて損はないと思うのよ。貴方を伴侶として愛する自信は……そうね、正直今はない」
    ・「前向きだな」「そう?どっちかって言うと後ろ向きだと思うけど?もしくは横向き」
    ・「『あの』が何を指しているかは大体分からんでもないが、間違っても本人の前で言うなよ?」「言いませんよ!私だって命は惜しいんです!」
    ・『いま君に逢うと……正直、殴ってしまいそうだ』「合わせる顔がないってそっちかよっ!」
    ・(肉じゃがは男を落とす料理とはいうが)『肉じゃがは別に、男を地獄に落とす料理ではないぞ?』

  • 平凡な高2男子の東九条浩之が父親から「許嫁」として名を告げられたのは、同学年の才色兼備なお嬢様・桐生彩音。彼女は校内で有名な『悪役令嬢』で…。標題から受ける印象とは全く異なる上質な青春物語。彩音の評価は『口の悪さ』と不器用さからくるもので、本質は努力家であることにグッときて、成り行きとは言え許婚になった彼女に真摯に向き合い大切にしようとする浩之に好感が持てました。二人の関係は始まったばかりですが、そこに今回殆ど触れられなかった浩之の幼馴染の美少女たちがどう絡んでくるのか。続きが楽しみな新シリーズです。

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