戦火とドーナツと愛 (集英社be文庫)

  • 集英社 (2004年6月18日発売)
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  • 本 ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086500708

作品紹介・あらすじ

昨今のきなくさい状勢が、ひとりの昭和の戦争体験者の記憶の封印をひもとかせた。愛した人たちが否おうなく死を迎えていく辛さ。日々の暮らしの惨めさなど当時、女学生だった筆者の目に映った戦争とは。

感想・レビュー・書評

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  • 最近、戦争中の実体験を書いた本に興味があり、読んでいる。料理研究家の城戸崎愛さんの戦争体験記。
    高校の時に、戦争の話ばかりする年配の先生のことはみんな馬鹿にしていたし、祖母が生きているときには、詳しく話を聞こうとも思わなかった。
    今になって、実際に体験した人にきちんと話を聞いておけばよかった、と悔やまれる。
    ただ、体験した人たち同士でも、戦後何十年かは自らの体験について語り合うことは避けていたようだ。それは、ごく親しい仲や、夫婦であってもそうだったようだ。

    こういう戦争体験を語った本をもっと読みたいのだけど、何をキーに探せばいいのかがわからないので、とりあえず雑誌の書評などで見かけたものなどから片っ端から読んでいってみようかな、と思っている。

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著者プロフィール

きどさき・あい

1925年神戸生まれ。東京府立第二高等女学校(現・都立竹早高校)を経て、東京家政学院卒業。東京會舘クッキングスクールや、パリのル・コルドン・ブルーなどで料理を学ぶ。1959年頃より、料理家として活動を始め、当時まだ一般的でなかった、洋食やケーキの作り方を日本中の家庭に広める。NHK『きょうの料理』への出演ほか、雑誌、講座などで幅広く活躍し、「ラブおばさん」の愛称で親しまれる。『伝えたい味』など著書多数。『七十代の台所 台所好きは老い上手』『ラブおばさんのらくらく&元気ごはん作り』など、最近は、シニアの食に関する著作も多い。90代の現役料理家として活躍中。

「2016年 『食は生きる力 91歳、現役料理家の命のレシピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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