王の花摘み ~甘い執着と淫らの籠~ (シフォン文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086700573

作品紹介・あらすじ

宮廷舞踏会の夜に出会い、互いの素性を知らずに惹かれあったセシリアとフェリクス。だがセシリアは王の寵妃になるため身体を使えと叔父に命じられてしまう。覚悟を決めたセシリアだったが…!?

感想・レビュー・書評

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  • 両親が死んで、残された病弱な弟を守る事を誓う主人公。
    そんな主人公の叔父は野心家で、王妃にならねば…と
    弟をどこかへ連れ去ってしまった。

    弟のために自分を売り込む主人公。
    それを誤解しつつも…な王様。
    ある意味ものすごく王道です。
    後は主人公が口にするか、自動的にばれるか、のどっちか。
    とにかく主人公を信じようとする王様が若干不憫です。
    いや、それを言ったら最初から不憫?
    アプローチが総スルーされているのが可愛そうでw
    見ている親衛隊は、違う意味で苦難を強いられたと。

    王様本人が後で頑張ってよかった、と言っていますが
    その通りです。
    罵倒して放り出して後で迎えに行く、のと
    信じ続けるのでは、その後の気持ちが天と地です。
    とはいえ、何か変だ、と早い段階で気が付け、と
    ものすごく突っ込みたかったですけど。

  • 家族の為に自分を犠牲にする系。
    巻末にアフターストーリーがあるのは珍しい。

  • 叔父の命令で嫌々出席した舞踏会で、お互いの素性を知らずに出逢ったセシリアと国王のフェリクス。ほんの短い時間しか会っていなかったのに、セシリアに惹かれたフェリクスはセシリアを探し出し、家にやってきます。

    この時点でいい感じなのに、余計なチャチャを入れる叔父のおかげで、話はこんがらがってきます。セシリアは王妃の地位なんか望んでいないのにそれを強要され、フェリクスはセシリアが他の女と同じと勘違いしながらもセシリアを嫌いになれず、気持ちはすれ違います。

    お互いの苦しい心情がよく出てて、イラストもセシリアの色っぽい感じがよかったです。

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