本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784086800099
作品紹介・あらすじ
時間遡行機“アリスの鏡"が実用化された近未来。過去から美術品を盗み出す泥棒のルフは至宝・インペリアルイースターエッグを盗み19世紀パリに逃亡した幼馴染のフォースを連れ戻す任務を負うが…!?
みんなの感想まとめ
時間遡行機が実用化された近未来を舞台に、主人公ルフが幼馴染のフォースを19世紀パリから連れ戻すために奮闘する物語が展開されます。物語は緻密に構築されており、時を繰り返す中で明らかになる真実やキャラクタ...
感想・レビュー・書評
-
続きがとても気になり、あっという間に読んでしまった!
時間遡行かつタイムリープもの。19世紀の派遣先から現代に帰ろうとしない逃亡(ロスト)した同僚の理由と、主人公達が所属している会社の裏側の実態が時を繰り返す内に分かってくる。次に主人公はどうするのか、二人はどうなるのか、次の展開が読めず、没頭して読了することができた。
久々に読んで満足する本に出会えた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
切なくてかなしくて最後にはあたたかな気持ちになれるお話でした。
二人の人生に幸多からんことを。
ルフは一途で強くて悲しいまでに愛していて。
フォースはどこまでも強い人。 -
ハヤカワと創元、ライトノベルレーベル以外で、タイムリープものが読めるのは嬉しい。世界大戦により荒れ果てた未来において時間遡行会社で泥棒として働く主人公が、盗んだ宝石を持ったまま19世紀フランスで「椿姫」として過ごす同僚から宝石を奪い返すために、同じ時代に時間遡行する話。大戦後である荒れ果てたフランスも物珍しく興味深い。メインの舞台である椿姫の存在する時代も、細かい時代考証はないが、舞台として魅力的。謎が徐々に明かされていくのもいい感じ。作者の次作にも期待。
-
まさに絡み合った螺旋がほどけていくような、複雑に入り組んだ迷路を解いていくような面白さ、ジーザスだわ。一大長編ロマンス映画を見ているような気分。ここまで物語に入り込んでしまった小説は久しぶりです。何度も読み返したくなりますね。この作品に出会えたことを誇りに思うよ。
-
タイムワープもの。
清原さんが表紙だから買ってみたけど、なかなか面白かった。
タイムワープものだけど、設定は複雑すぎず、ラブストーリーっぽさも入っていて、読みやすかった。
主人公のルフが、タイムワープするたびに記憶を取り戻していって、会社の正体、フォースの本当の目的が明らかになって、会社のために働いてたのが、いつからか不治の病にかかったフォースを死なせないために行動するようになっていったところとか。
たくさんの記憶を失ったけど、体がフォースと過ごした日々を覚えていて、最後の病院で二人がお互いのことを思い出すところは、素敵だなと思った。 -
椿姫!!?ってなったけど、ファンタジー?っていうよりSFメインなんだな…。
そっか、SFでデビューしてたんか辻村先生。 -
歴史物の要素もある時間SFだけれど、それ以前に、核戦争後の荒廃したヨーロッパで、タイムマシンを使って過去から美術品を窃盗してくることを強要される元浮浪児たちという設定がまず魅力的。19世紀のパリへ逃れた元のタイム・スィーフが椿姫になっているというのも面白いし、彼女の行動の理由にも意外感がある。ただ、終盤の展開はかなりグダる。逆襲の手段にもう一ひねりが欲しいところ。それでもラストの甘やかさが、全てを補って余りある。
-
ファンタジーっぽい美しい表紙からはなかなか想像つかないような、タイムループ物のがっつりSFミステリ。
主人公が泥棒という設定も珍しく面白いです。
後半にかけて盛り上がっていき、真相まで読むと、ルフとフォースの信頼関係と、ほんのりした恋愛色にきゅんとします。
それにしても、未来にもブラック企業があるって考えるとそれが一番怖い気も……。 -
筆者のデビュー作
ガッツリSF
タイムトラベラーのぐるぐる回るお話
どう解決させるんだろーと思ってたら
納得の結末。
初々しいしさと、気合いが感じられる一冊でした -
繰り返しのタイムリープものでよくありそうではあるが、「泥棒」という設定は新しかった。後半になるにつれて面白くなっていった感じ。最後はいい話だなーという終わり方でスッキリした。
-
ひさびさのがっつりファンタジー
というかこれがSFというのか……ふむ。
めっちゃ面白かったんだけど!?!?(この時点で☆4)
タイムリープものあんまり好きじゃない。
これもやっぱりその描写は(主人公たちのように
頭おかしくなりそうになるから)好きじゃなかったけど、
だからこそ乗り越えられる設定は美味しかったー
とはおもいつつ、ふとした時にタイムリープ部分が
フラッシュバックして不安になるというか
吐き気がするというか……
やっぱりものすごーーーく苦手な分野。
夜なかなか寝れなかったので、☆3 -
タイムリープとロマンスは相性が良いなぁ~と再確認した話でした。最初、それほど恋愛感情が感じられなかったのですが、ラストは中々に甘い感じでしたね。
それにしても主人公とヒロイン、二人とも十代にしては大人びてないかい? -
難しかったけれど集中は途切れなかった。
-
9:ツイッターでSF作家さんたちが激賞されてたので、お試しにと思って古本を手に取ったのだけど、読了してあまりの面白さに新品で買い直しました。
タイムマシンが実用化され、過去に飛んで当時の美術品等を持ち帰ってくる泥棒さんたちの、いわゆるループもの。映画版「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の登場人物を少女小説向けにアレンジした感じで、けどなよなよしたところのない、がっしり骨太の凄SFでした。
これ、(失礼な話ですが)本屋で普通に積んであったら絶対手に取らないと思う……。ついった様々。 -
タイムリープもの好き。
-
”俺”こと、ダブルゼロ・トゥウェルフス(ルフ)は、ロストしたフォースを連れ戻し、インペリアル・イースターエッグを盗み出す任務をかせられ、時間遡行機“アリスの鏡”に入るが…
男性視点のSFで、乙女ノベル的なトキメキはありません。
無限ループで繰り返される極限的状態から、壊れそうになりながらも活路を見出すまでが描かれ、幸薄い物語の結末がどうなるのか、読み応えのあるお話だった。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4434.html -
時間遡行機によって過去に遡れることになった世界
泥棒と呼ばれる職業が台頭し、
戦争で失われた美術品を過去から盗み出していた
主人公にある日任された仕事は
19世紀のパリで
ある卵を盗み出すことで……
過去も未来も現在として繰り返す
タイムループミステリ
******
序盤は、なんだかよくわからなくて
マリーに小馬鹿にされて
主人公と一緒に「どういうことだよいい加減にしろ!!」と
カッカしていたけど
中盤以降の展開がとても良かった!
「仕事を成功するまで延々と繰り返すループ」
会社も、あきらめずに何度もチャレンジしてほしいと
社員の泥棒たちに指導している
けれどその繰り返しが単なる「やり直し」以上の意味を持って
ルフの中で行われていくことに
新鮮さというか悲壮というか、あぁ…と嘆息が出た
あんまり「泥棒」という名付けには馴染みはできなかったかも
違う呼び方でも良かったかも -
『この期に及んで縁起でもないこと言うんじゃねえ!こっちは真剣に頼んでるんだぞ!ウィかノンで答えろ!いや答えてくれ!違う答えてくださいお願いします』
『ウィ』
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
辻村七子の作品
本棚登録 :
感想 :
