- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086800259
作品紹介・あらすじ
それは、家出中の女子高生こずえが、鍵師の淀川宅に助手として居候し始めたばかりの頃。高熱で倒れた淀川宛に、宝箱の開錠依頼が急に舞い込んだ。代わりに鍵を開けようと奮闘するこずえだったが…?
感想・レビュー・書評
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最後のお話がヘビーだった。。
早く両思いになあれ❤️詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小話仕立ての三話構成。
一巻目が、母との喧嘩での家出の末に、淀川と出逢い、彼の仕事を通して自分らしさをみつけるまでの一貫したストーリーがあったのに対し、二巻目は、三様な話で、かなりまったりした雰囲気になっております。
祖母の鍵屋を受け継いだ淀川。その彼が祖母同様に黒を着る理由が徐々に明らかになるという軸はあるものの、物語に関連性はあまりなく、合間に手軽に読める気安さのあるお話です。
もう少し、何らかの展開を期待していただけに、ちょっと物足りないと感じなくもないが、ほのぼのした中に緊張感のある小話をお求めなら、悪くないと思う。
下記:目次と紹介
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相変わらず、設定は微妙…
女子高生にみえないこずえと、キャラが飛び抜けて、現実味のない人々…
でも、猫の話は苦しくて、涙なくしては読めなかった… -
回想と、母視点の最初の2編が特によかった気がします。
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こずえと淀川の微妙な距離感にムズムズしつつ、なかなか楽しめた
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本シリーズ2作目の作品、1作目がなかなかよかったので2作目にも手を伸ばしてみた。前作で鍵屋に居候したこずえが自宅へ戻り、母親との関係も修復した後、週末などの休みを利用して鍵屋の仕事を手伝いにくるという設定で、そこでの出来事を描いています。
3章構成ですが、優しさあふれるストーリーあり、コミカルタッチもあり、さらにはちょっと切ないお話しもありで飽きさせない作りになっていると思います。特に2作目の夏帆と早川のコンビはなぜかしっくりきますね。
2作つづけて読んでみると、やはり淀川のキャラがいいですね。一見物静かで冷淡そうな中にも情熱と優しさを併せ持った人物で、作品の雰囲気づくりの(文字通り)”鍵”になっています。こずえや祐雨子のキャラともうまくバランスしています。
惜しいのは場面の描写で「空港に着くと~(3章)」→あれっ、なんで突然空港が出てくるの? 「これは練習用の金庫で~(1章)」→いつの間にそんなものが? など、一瞬アタマのなかがはてなマークが浮かぶシーンが散見されるところでしょうか。そのたびに前のページに戻って確認を余儀なくされることが何度かありました(が、星の数を減らすほどのものではないです)。 -
淀川が風邪を引き色気を振り撒いた後の結婚式出張、こずえの連泊を心配するストーカー化したこずえ母、金庫に閉じ込められた仔猫と淀川の導きで単純な鍵を開けるこずえの、冬。淀川とこずえの関係をはじめ全体がノリは良いけれど軽薄にならない軽やかさでとにかく可愛くてすき。小三少年の自傷に走る必死さが染み入る。
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2巻も面白かったです。
でも中心となるエピソードが辛い…動物虐待はいかん……。
淀川さんが意外と熱血なのがわかりました。
淀川さんとこずえは少しずつ惹かれ合うのかな…?と思いつつ、続きも楽しみです。 -
日常を切り取ったような話が好き