鎌倉香房メモリーズ 2 (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086800334

作品紹介・あらすじ

ほんとうの七夕物語を知っていますか? 夏がくるたびに思い出す──。香乃と雪弥が、まだ幼くて……ひとりぼっちだった頃に出会った、凛とした人のこと。あの日の「香り」ミステリー、続編!

感想・レビュー・書評

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  • 人の心の動きを香りとして感じる力を持っ香乃、今回は香乃の周りの祖母や亡き祖父、近所の人たちの過去も含めた話でした。今回も幼馴染の雪弥の推理力が冴えわたりますが、人と人との繋がりも感じられるほっこりあったかミステリーです。

  • 心暖まる物語です

  • 2巻は、亡き人を偲ぶ話が多かったです。

    香乃さんと雪弥さんが、小学校時代に出会った、元小学校の先生のタマ子さん。娘さんに先立たれた、近所に住む宮大工の貞臣さん。そして、最大級のインパクトがあったのが、香乃さんの祖母、三春さんと、亡き祖父、銀二さんの馴れ初めの話(メインは、香乃さんの再従姉の話だけれど、この二人と関係している)。

    1巻から読んでいて、私は、三春さんの茶目っ気たっぷりで、周りを明るくする太陽のような性格と、香道の師範として、現役で頑張っている姿に、自分もこんなふうに年を重ねたいなぁ、と憧れていました。そんな三春さんに、若かりし頃、こんな悲しい過去があったとは、想像できませんでした。

    今回は、亡くなった人の話が多いので、胸が痛みました。香乃さんが大好きな雪弥さんについては、叔父さんが登場し、複雑な家族関係が明らかになりました。今後の展開に目が離せません。

  • 高校生の咲楽香乃は
    鎌倉でお香やさん「花月香房」を営む
    祖母の家に暮らし時々お店を手伝っている。

    香乃は、人の心の動きを香りで感じることが出来る不思議な能力を持っていて
    表情には見えていない、内に秘めた揺らぐ心の香りを嗅ぎ取っては
    胸を痛めている人の心に、少しでもどうにかあげられることはないかと
    優しく手を差し伸べる──

    シリーズ2は鎌倉に訪れた夏シーズン。

    香乃ちゃんは高校2年生なのだけれど
    とっても大人だなぁ....

    人の心の内側が見えて(匂って?)しまうから
    それがその人の見た目とは真逆の顔をしていたりするものだから
    悲しいことや苦しんでいることを隠したくなる気持ちとか
    表に出したくても出せないでいる気持ちなんかがわかってしまうのね。
    だから人に優しくなれるのね。
    香乃ちゃんはほんといい子...

    4つの連作のお話はどれもちょぴりミステリアスな香りがして
    香乃ちゃんがさりげなくそっと匂いを嗅ぎ取って、雪弥さんが
    優しくすっと良い香りに変えていく....。

    ほっこり温かで微笑ましい香りが辺り一面に立ち込めます。

  • 雪弥さん兄がすごくインパクト強かった…!完璧でクールに見える雪弥さんだけど、いろいろな事情があったり弱い部分もあるんだなあとちょっとせつなくなりました。そんな部分を香乃ちゃんが無意識に救ってあげてるんだろうなあと思います。それと同時に高橋くんが雪弥さんの友達で良かったなあと!高橋くんの人懐っこさと明るさがすきです。

  • 今回は4話とも切なく胸が痛む話だった(--、)しかし、どの話も最後には心暖まる良い方向へ(*´-`)そして香乃と雪弥の幼い頃の話、三春と銀二の馴れ初め、更に雪弥の家庭事情が明らかに( ̄□ ̄;)!!

  • 読んでいると泣けるけど少し足踏みしている気が。。もう少し二人の仲が発展しても良くないですか?香乃の能力って誰かと似ているなと思っていたら、今野敏さんのSTシリーズの黒崎さんでした。彼も嗅覚がすごくて、人間ガスクロ、人間嘘発見器とも呼ばれていて。

  • 香乃ちゃん、懐が大きいというかなんというか。ふわふわしているようで、大事なところは見失わないかんじが好き。和馬さん、いいキャラしてるわ

  • 雪弥さんの叔父さん登場。
    この人、完璧そうなのに雪弥さんには過保護で可愛い。
    三春さんの馴れ初めもよかった。

  • おばあちゃんのキャラが好き!

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著者プロフィール

岩手県生まれ。『陸の魚』で雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選。『いつまでも』で2008年度ロマン大賞受賞。集英社オレンジ文庫に『鎌倉香房メモリーズ』シリーズ(全5冊)、『どこよりも遠い場所にいる君へ』コバルト文庫に『屋上ボーイズ』、ノベライズ『ストロボ・エッジ』『アオハライド』シリーズ、他の著書に『パラ・スター 〈Side 宝良〉』などがある。

「2022年 『読んで旅する鎌倉時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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