下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ (集英社オレンジ文庫)

著者 : 白川紺子
制作 : 井上 のきあ 
  • 集英社 (2016年7月20日発売)
3.83
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  • 本棚登録 :337
  • レビュー :35
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086800914

作品紹介・あらすじ

ある日、喫茶店店主の満寿から両親の話を聞かされた鹿乃。雷柄の帯を手掛かりに、亡くなった両親の馴れ初めをたどることに。また蔵から出した菊柄の着物は、慧の父親に関係が…? 過去が明かされる第4巻。

下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ (集英社オレンジ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • やっと読んだ最新刊。今回は鹿乃の両親のこと、慧の父親の確執の真相などが描かれていると同時に、ついに(私の)春野くんが鹿乃に告白という。
    お兄ちゃんとまほちゃんが出てこなくてぐぬぬ!! 次回こそは。
    慧の両親というか、父親はどうも同情しきれなかった。100パーセント悪いわけじゃないけど悪いところもあるし……。
    慧が受け入れづらいのもそのせいかなぁ。
    春野くんとの今後が気になる。

    余談ですがこの夏、下鴨神社に行って御朱印をいただいてきました。

  • 【下鴨アンティーク4作目】毎回素敵な着物が出てきて本当に楽しみな作品。今回も色々あったけど1番気になるのは鹿乃と誰が恋に落ちるか。慧ちゃんなのかはたまた春野なのか。個人的には2人とも好きなキャラだからどっちでもいいけど…今回の話の流れだと慧ちゃんの元から逃げた鹿乃が春野とって考えちゃうような内容だったな。恋の行方も気になるけど、やっぱり不思議な着物と色んな花や歌なんかが出てくるのがとても素敵。早く次作も読みたい。

  • 訳ありの着物の謎をひも解いていく。
    シリーズも回を重ねるごとに、何となく落ち着いてきた感じがします。

    そして、鹿乃ちゃんも、少しずつ成長していく姿が読んでいてほほえましいです。

    慧の気持ちの変化が今後どのように表れてくるのか、二人の関係がどのように進んでいくのか、できればハッピーエンドがいいなあと思います。

    曾祖父母のエピソードも素敵でした。

  • どうせならゆっくり読みたいと思って置いていたら、今になってようやく読めました。
    今回は野々宮家のルーツ(これがどの代も仲のいいことで。笑)と、複雑な慧の出生にまつわる話が全て出ます。慧が父親を許せないのと同じように、鹿乃は物心つく前に失った両親を改めて知った以上、慕うのを止められない。
    そして慧も、ずっと大事にしてきた宝石をそのままにはできないことに気付いてしまった、というより問答無用で気付かされて、でもそれが大事だから一歩を踏み出せない。春野くんの牽制で慧が引いちゃうのか、鹿乃が曾祖母のようにぶつかっていくのか、気になります。
    ていうかこの二人が纏まってくれないと、シスコンの良鷹君は嫁探しもできないような気がします。

  • シリーズ第4弾。
    今回、鹿乃が2歳の頃に亡くなったの両親の姿が描かれていて嬉しい。優しい鹿乃にしては今まで両親に対して余りにも感情が薄味だったのが気になっていて。思い出が無い分思い入れも無いのかと思っていたけど、怖かったんだね。両親の死を認める事が。生前の両親を想うという事は同時に亡くなったという事実を突きつけられるという事だから。ぼんやりとしたまま認めたくはなかったんだと知って、心が重くなった。でも、思い出が無いわけではない事に救われた。
    兎の話も素敵。
    もっと続きが読みたいなぁって思った。

  • 今作はこれまでの中で一番浸れました。

    それぞれの時代に それぞれの連れ合いを
    想い合いながら その想いを交わすことなく
    心ごと体ごとすれ違ってしまったご夫婦も

    最期の時を迎えてようやく
    その想いを着物や帯などに託した方も

    どのお話も その時代時代の古都の風情と
    明治から昭和までのモダニズムが融け合う
    不思議な京都に包まれて 優しく狂おしく
    胸に沁みわたりました。

    もっと単純に私は この文庫本の表紙絵と
    同じく 背景も人々も物語も風物もお料理も
    全てを本当に本当に美しいと感じています。

    かつては冷たさを感じていた京都に
    仕事の関わりで触れ合うことが増えてから
    私は京都に魅入られはじめたのです。

    あーだいすき。この世界。

  • シリーズ第4弾。
    女性が強くて芯があり、男性がおおらかに受け止める、という組み合わせは、血筋?
    祖父母だけでなく、曾祖父母と両親の恋もほほえましく、ほっこり。
    野々宮一族や、慧の関係者など、今回はほとんどが身内にまつわる話。
    それぞれの過去や、なれそめなど、バックボーンが描かれることで、より世界が深くなった。
    慧と鹿乃の関係も、やっとほんの一歩進んだ感じ。
    どんどんざらつく存在になっていく春野が、さらなる波乱を巻き起こしてくれるのか、楽しみ。

  • シリーズ4
    桔梗柄の着物のはなし
    春野に鹿乃の好きな人は誰ですか?と聞かれる慧

    雷の帯のはなし
    鹿乃の母と父の馴れ初めのはなし

    菊の着物のはなし
    慧の父と母のはなし
    最後に春野が鹿乃に告白キュンキュンする

    兎柄のクシ
    芙二子の母汐子と父信篤の出会いのはなし
    この話もキュンキュンした

  • 2016年7月集英社オレンジ文庫刊。シリーズ4作目。4つの連作短編。最終話「兎のおつかい」が、鹿乃の祖父と祖母の婚約時の明治か大正のお話で、とても良くできていて楽しめました。兎紋様の付いた櫛にまつわる謎解きで、人々のかかわりを明らかにする様は見事です。

  • 今回の巻は、鹿乃の両親や曾祖父母の若い頃のお話が入っていて、野々宮家のルーツのようなものを知れたようだった。
    また慧の両親の話もあって、心苦しい場面もあったが、鹿乃は知れてよかったんではないかと思った。
    これを読んでいると京都に行きたくなる。
    この本を片手に、街歩きをしてみたい。

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