これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 2 (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1102
レビュー : 83
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086801287

作品紹介・あらすじ

経理部所属の森若沙名子、27歳。たくさんの領収書を処理する沙名子には、社内の様々な人間模様が見えてくる。時には巻き込まれることも。ブランド服、長期出張…それは本当に必要なものですか?

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ二作目。
    ドラマとは違い、相変わらず森若には可愛げがない。
    太陽も今のところ軽薄な印象が強い。
    このままドラマにしたら受けなかっただろう。

    前作でも思ったが、この〈天天コーポレーション〉は経費の予算は決められていないのだろうか。
    営業部門が多額の売上を計上しているのだから、広報部が商品の売上に貢献しているのだから、各部門の長が了承しているのだからと言って、湯水のように経費を使って良いとは思えないのだが。
    また仮払金は必ず精算しなければ、新たな仮払は出来ないルールだと習ったが、〈天天コーポレーション〉は違うのだろうか。
    また一介の経理部社員が、経理上の不正を調べるためとは言え、いきなり県外出張など出来るのだろうか。
    もっと言えば、表紙絵のようなミニスカートの制服を着せるなんて、セクハラ案件にならないのだろうか。こんなミニでは腰をちょっと屈めただけで下着が見えそうだ。

    …などと様々な疑問が湧いてくる作品ではあるが、そうしたツッコミはしてはいけないのだろう。
    だが一番気になったのは、第二話のコーヒーメーカーを導入するか否かを巡る、総務部の女性社員同士の争いでの森若。
    どちらにも肩入れしたくない、争いに巻き込まれたくない森若の気持ちは充分分かるし、私もそう思う。
    だが森若よ、そんな言い方をすればどちらからも反感を買うぞ。

    なのに森若はその辺が疎い。
    森若は自分に向けられた悪意を目にして初めて狼狽えるのだが、私から見ればそらそうだろうよ、と思ってしまう。
    後輩の真夕からすれば、こんな森若にさぞハラハラしていることだろう。
    ドラマ版の森若はともかく、この原作版の森若になぜ太陽がそれほど惹かれるのか、今のところは分からない。
    仕事上はともかく、自身も『性格か悪い』と認めているように、魅力は感じない。
    だが正反対といえる太陽との出会いで、森若は変化していきそうだ。
    そこがこれからの見所かも知れない。

    今回も様々な経理上のモヤモヤを明るみにしていくのだが、やはり最終話は辛かった。
    許されることではないし、これは絶対に森若が正しいのだが、そのことで社員の家庭、人生も変わってしまうかもと思うと後味は悪い。
    だからこそ事が大きくなる前に、小さな芽のうちに摘み取る必要があると思う。そのために森若が悪者になったとしても、結果的には会社に貢献したことになるし、社員の未来を守ることにもなる。

  • 経理部の森若さんがとてもいい。
    整合性と責任の所在。
    そこに女子独特の空気感が絡んでいて面白い。

  • 女のいざこざめんどくせー!と思ってたら、最後の話はなんとも言えなかった。正しさは常に自分や周りを救ってくれるわけではないから難しい。現時点で太陽さんの良いところをあまり見いだせていないけど、次あたりで森若さんとの関係も変化しそうだし、2人の新たな一面が見られることに期待!

  • 少し大きな組織になるとそれぞれの部署に色んな個性あふれるキャラクターが出たりするものですね。
    というそんな経理が関わることで出てくる物語。
    お金や経理のことで無頓着な人にも人と人とのストーリーを感じる意味でとても楽しい作品です。

  • 経理の同僚・勇太郎の高校時代の友人・熊井の横領の話が載っている。先にドラマで観た話だけど、暴いた森若さんの苦悩が描かれていて考えさせられる。経理部員として正しい仕事をしているのだけど、本人が悪いとはいえ人の家庭を、人生を壊してしまったのかもしれない。
    ドラマでは、最後に熊井の奥さんが「取り返しのつかなくなる前に見つけてくれてありがとう」というようなことを森若さんに言っていて、その言葉に救われる気がする。
    そして森若さんと太陽の関係が発展しそうで気になる。

  • シリーズ2作目

    広報部の織子登場
    総務部 横山窓花と玉村志保のコーヒーバトル
    営業部 山崎の企み
    製造部 熊井と同僚 田倉の友情

    沙名子のの恋心がそろりそろりと動いてます

  • 主人公のさっぱりしたとこ好きだわ。
    けどなにげにかわいいところもある♪

  • 再読。読みやすい文章で、平和なお話。すごく良い。

  • 面白かった。多部未華子が似合う感じ。

  • 女の戦い怖い。
    会社員時代を思い出したよ。どうしても苦手な人っているもんだ。近寄らないことだね。

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