これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 3 (集英社オレンジ文庫)

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  • 集英社
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本棚登録 : 888
レビュー : 73
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086801515

作品紹介・あらすじ

経理一筋の森若沙名子27歳。ある日広報課の室田千晶に相談を持ちかけられる。千晶は仕事ができ、好感が持てるいい子だったが、社内で浮いている。一部女子社員からは嫌われてさえいて……?

感想・レビュー・書評

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  • <経理部の森若さん>シリーズ第三作。
    ドラマ化された話が三話、経費とは関係ない太陽視点の話が一話。

    契約社員から正社員になれるかどうかの瀬戸際で『必死』になっている女性社員。
    気持ちは分かるがそれはそれ、これはこれ。
    ドラマの方では女性社員が真っ直ぐすぎて基本が見えなくて…というような設定だったような気がするが、こちらの当人はもう少しあざとさが感じられて不穏な感じが。

    困った事態になると逃げる男。ドラマではいかにもそれっぽい山崎体育氏が演じていたが、こちらは外見ではものすごく仕事出来そうな設定。
    自分では動かないのに保身のためならどんな小細工も根回しも出来る。その努力を仕事に生かせよ。
    だがそれ以上に営業のあの人が怖い。

    総務部のベテラン女性社員の別の顔。こちらもドラマとは少し展開を変えて。
    ベテランと言ってもお局だったりバリバリキャリアウーマンでもなく、黙々真面目という感じ。
    途中、なぜ森若に振る、彼女もまた逃げる人なのかと思ったら意外な真相があった。
    一皮むけて自然体になったら良いなと思える結末。

    夜にみんなで作り上げたクリスマスツリーが一夜明けてみると無残に倒れメチャクチャになっていた。呆然とする太陽に森若からまるで見透かしたかのようなメールが。
    森若が安楽椅子探偵ばりに真相究明のヒントを次々くれる。何故そんなに分かるのか、と当然不思議に思う太陽。
    何だかんだで森若も太陽のために懸命だ。太陽の存在のせいで森若の生活ペースはメチャクチャになったが、それでも太陽に会うための服選びに悩んだり、普通の女性らしくてホッとする。


    しかし毎作毎作いろんな問題社員、性格に難のある社員が出てくるわけだが、どなたかのレビューにもあったが、天天コーポレーション、大丈夫なのか? いや、天天コーポレーションが懐の深い、器の大きな会社ということか。
    最後に経理部に新メンバーが。麻吹美華来たー!こちらはドラマ通りのキャラでワクワクする。

  • なんだかんだシリーズ一気読み。
    舞台になっている天天コーポレーション、経理をちょろまかす問題人物ばかりで大丈夫なのか(笑)

    垣根 涼介の「君たちに明日はない」シリーズや碧野圭「書店ガール」シリーズが好きでずっと読んでたけど、このシリーズもお仕事小説としてはもう一つリアリティがほしいところかなー。

    沙名子さん、平日に買い物行って食事作って作り置きのおかずつくってアイロンかけて映画見て...って、よっぽど早く仕事が終わるのか。一人暮らしOLなのにスーパーウーマンすぎる!
    恋愛面では太陽くんのおかげで素直になって可愛くなってきたので、今まででいちばん読みやすかったかも。そのうちドラマ化しそう。

  • いやまさか、3冊目が出るとは! 
    である。

    あ、違うな、正しくないな。
    文頭に「こんなに早く」を付けなきゃ、だ。

    そう、シリーズ2冊目が出たのが春。
    なのにもう、3冊目がでるとは! なのだ。

    とはいえ嬉しくて飛びつくようにして買った。
    そしてとっとと読んだ。

    またまた社内で起こる「ささやかなドロドロ」(なんじゃそら)に不本意ながら巻き込まれる森若さん。
    そしてどんどん自身の生活ペースやルーティンを自身でなしくずしていく、いちばんしたくなかった「恋愛」沼に身を取られる森若さん。
    と同時にやたらモテ始めたりして、どーして男って、他の男がキレイにした女を横取りしようとすっかね? てめーで別の女をキレイにしろや、などとおもっちゃったりさせられる。

    はっ、わたしとしたことが!
    森若さんに親近感を抱き始めている!!
    これはいったいどーしたことだ。

    いや、これが「作品のちから」というやつだ。


    ところでこのシリーズは絶対に4が出る終わり方なので、本屋さんをこまめにチェックせねば!
    出たらすぐ買いたいんだよーーっ!

  • 4巻まで借りてきているので一気読みコースだな、こりゃ。
    経費で落とせるものは経費で落とさないとね。そうじゃないと周りがやりにくい。

  • 森若さんが少しパワーアップしてるみたいですが、あまりパワーアップしてほしくないなぁ。
    変わらず、いろんなことで葛藤してはいるのですが。
    うだうだしてるところも含めて、彼女の大きな魅力です。

  • 派遣、防御がすごい年上、クリスマスツリー
    委託業者、の4話。

    いつ切られるか、びくびくする派遣。
    確かに裏を知ると、そこまで…とは思います。
    しかも上司は前回の、お土産取得者。
    暗黙の裏がありそうで、微妙です。

    外見で人を判断してはいけないな、の年上男性。
    これは確かに、一人でした方が楽です。
    この年になって、それで塗り固めていくとは…。
    首にしたいけれど、首にし辛い人ほど
    うっとうしいものはないかと。

    倒れたクリスマスツリー。
    何がいけないかと言われると…すべてがすべて
    ちょっとずつ重なって、で、なんだかな~という気分。
    その場にいないのに推測できた主人公がすごいです。
    この話のみ、彼氏未満の彼が主人公。

    会話内容を聞いていると、どう考えても…ですが
    落ちというか、真相を聞いて驚きです。
    が、こういう人います。
    まったくもって悪気なく、正当化する人。
    もうこれは、友人ではない、かと。

  • 森若さんの太陽への態度が少しずつ変わってきて、応援したくなる。

  • 経理一筋森若さん、シリーズ3作目

    広報課 室田千晶のがんばり
    営業部企画課 馬垣の逃げ癖
    パラカフェクリスマスフェア直前のアクシデント
    総務 平松由香利の婚活

  • 経理にまつわる…というよりは、社内の様々な人間が取り上げられてきつつある。馬垣さんの話とか特に。
    でも、ああ、こういう人間いるなーと共感したり、そんな人いるか⁈と思ったり、そこがまた楽しいのも事実。

    太陽のペースに流されまいとして流されかかっている、完璧ではない森若さんが好きだ。

  •  エピローグは、主人公の後輩の視点で描かれ、「経理部は、今日も平和だ。明日はどうなるかわからないけれど。」と締められる。
     企業には大小のトラブルがあり、業績と共に、社員たちは苦労させられている。

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