宝石商リチャード氏の謎鑑定 転生のタンザナイト (集英社オレンジ文庫)
- 集英社 (2018年1月19日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086801690
作品紹介・あらすじ
将来の進路を思い悩む正義の前に、離婚して姿を消していた父親が現れた。金に困ってつきまとう父親に、正義は店やリチャードに迷惑をかけないようにと、「エトランジェ」を辞めようとするが? 第一部完!
感想・レビュー・書評
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中田のお父さんカッコよすぎ!!
いいお父さん。泣けるお話。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実の父と決別ができてよかった。
中田のお父さんも素敵。
就職はあっさり終わってた。 -
第一部、完・結!
大丈夫、第二部はすでに始まっている。
正義の苦しい過去と彼の毒親が登場する。
正義はどれだけ苦しんできたんだろう。
彼は法律上は大人であっても、まだ学生、また「子供」なのだ。
正義の父親はDV親父でギャンブラー、父親であることだけを傘に、金を実の息子からせびる。
正義は大好きな大切な人たちを苦しめたくなくて、心配をかけさせたくなくて、何もいわなかった。
だけど隠すのが下手だから、バレてしまうのだ。
それで良いんだよ、頼ってよ。
次の言葉は、虐待サバイバーたちに当てた著者からのメッセージと思う。
「人間は、日々、思い悩み、苦しむものですが、あなたは明るい道を選び続けた。
楽なほうでもなく、捨て鉢な時に衝動的に選びたくなるほうでもなく、明るい方を。
私はそれをとても尊いことだと思います。
頑張ってきたのですね」(261頁)
あなたは頑張ってきた、生きてるだけで尊いのだ、そう伝えてくる言葉は、
言葉だけでは救われないこともあるけれど、どこかで誰かの救いになってくれることを祈るような言葉だと感じる。
本シリーズは、ジュエリーという美しいものを通じて、同じくらい美しい、人との出会いや想いを感じられる。
押し付けがましくなく、過剰に何かを礼賛することもなく綴られる物語は、
読者の心を磨き、美しいものへと仕上げていく。 -
第一部最終巻。今回は正義の過去が明らかになり、自分の中に渦巻いていた葛藤をさらけ出す。
正義の進路についての決着がサラッと終わってしまい、少し残念だった。 -
そこかしこで正義ったら毎日がプロポーズ、みたいな?(〃▽〃)もうyouたち早く結婚しちゃいなよっ。リチャードもリーチャードで既に正義ご両親にはご挨拶済みだったみたいだし(n*´ω`*n)。相手に迷惑かけたくない正義の気持ちも凄く分かるけど、打ち明けられて頼られたら、信頼されているんだなという満足感と力が湧き出てくるもんだよね。
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アニメここまで。
著者プロフィール
辻村七子の作品





