宝石商リチャード氏の謎鑑定 紅宝石の女王と裏切りの海 (集英社オレンジ文庫)
- 集英社 (2018年6月21日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086801980
作品紹介・あらすじ
スリランカで宝石商修行中の正義。ある日、不審なメールが届く。ドメインには「ジェフリー」、件名は「リチャードを助けて」。メールの内容には豪華客船クルーズの旅程表が。大人気シリーズ2ndシーズン開幕!
感想・レビュー・書評
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スリランカにきた経緯を振り返りつつ。
リチャードが振り回されているのか、正義が降り回されているのか、お家騒動落ち着いたら、新たな人物が。
続きも楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ2ndシーズン!
物語はスリランカから始まる。
正義は国家公務員になれずに、宝石商として修行中。
相変わらずのいい人っぷりも健在。
さて、スリランカにいたはずの正義は運命に導かれ洋上へ。
そこで知り合う怪しげな人々。
敵か味方か、読めない、食えないヴィンスという男。
ヴィンスと私は何もかも違う。
だが、努力しても、それが無駄だったと思える瞬間や、自分が誰の助けにもなれていなかったと知った時の無力感は、程度の差こそあれ、よくわかる。
世の中には自分より優秀で美しくて優れた人物はたくさんいるから。
太陽の光は強すぎて、私はこれまで蝋燭の小さな光を昼間だと勘違いしていたのか、そんな思いに心が潰されそうになる。
それでも太陽を眺めたいと願うのか、安全な土の中に隠れるのか。
どちらも戦略の問題で良し悪しではない。
だけど、叶うならば、私のことをたとえ太陽は知らないとしても、決して自ら光ることはできなくても、美しいものをたくさん知ることはできるはず。
さらりと語られる物語の中に、響く言葉が詰まっている。
突き詰めれば、この言葉に私の願いは集約するだろう。
「守りたいものを守るのに必要な分のだけの強さがあれば。」(301頁)
そういうものに、私はなりたい。 -
シリーズ7
豪華なクルーズ船の中で起きた盗難騒ぎ
ヴィンスさんも登場で、ハラハラワクワクの第二シーズン開幕!
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今回からテイストが変わったんか
ヴィンスさん好き -
リチャードの元同僚が登場。そっちを盛り上げようとして事件がある感じ。
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「DAY 1」
届いたメールには。
無下に出来ない相手とはいえ、セクハラ紛いな事をされても逃げれないのは辛くないか。
「DAY 2」
見覚えのないもの。
カメラを見直せば直ぐに分かる事だが、そんな面倒な事を簡単にやってくれないだろう。
「DAY 3」
忠告してきたのは。
経験したからこその言葉ではあるが、歩む道を決めるのは最終的には当人次第だからな。 -
2023/05/14
突然正義のもとに「ヘルプリチャード」と言うメールが届いた。中は航空券と豪華客船のチケット。誰が何故送ったのか。とりあえずレッツゴー。
最後にリチャードが突然現れたときの描写が最高すぎる。 -
背ラベル:913.6-ツ-7
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悪くはないけど、些か不完全燃焼のような気がする。丸々一巻が、これから始まる物語の序章だと思えるぐらい。これだけかけたんだから、さぞやこれからのシリーズは面白くなるんだろうなとの期待も大きい。
著者プロフィール
辻村七子の作品





