法律は嘘とお金の味方です。 京都御所南、吾妻法律事務所の法廷日誌 (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086802048

作品紹介・あらすじ

腕は確かだがお金に汚い弁護士・吾妻正義の孫・つぐみは嘘をついている人の顔が歪んで見える能力を持つ女子高生。正義の法律事務所に舞い込むさまざまな難事件にからむ“嘘"に隠された真実とは…?

感想・レビュー・書評

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  • キャラの濃い、おじいちゃん弁護士がかっこいい作品。

    主人公の女の子は、おせっかいながら優しい子。

    京都弁も魅力の一つになってます。

    小難しくない身近な法律を駆使した作品。

    気軽に読める法律系の小説。
    人情あり、恋愛風要素あり。
    怖い事件モノはイヤという人にもオススメです。

  • 金を払えば弁護すると言いきるジーちゃんは夢物語でも胡散臭さもなくて、これが現実だと思えます。
    正義の味方だからこそ、間違った奴や弱いものも叩き潰さないんだと、少年に諭すところもリアルのヒーローだなと。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 嘘が見抜ける能力とかはあまり役に立ってなくて、軽いタッチの弁護士物。
    色々事件が起きるのでちょっと硬い印象があるけど、キャラは皆個性的で話を引っ張って行ってくれるので読みやすい。いわゆる恋愛的な甘さは全然無いです。

  • 法律事務所に持ち込まれる事件を解決する1話1話もおもしろいけど、実は草ちゃんには秘密がある。それが最終話で明かされるのに、そこが終わりじゃなく、むしろこの1巻がプロローグなことに驚く。続きも読みたい。

  • いいねー、絶対こういうの好きだと思った。期待通りでした。

  • なかなか面白かった。

  • 嘘がわかる特殊能力を持つ主人公と、濃い主要キャラたちの法廷もの。主人公は祖父の弁護士事務所を手伝っているだけで、特殊能力が直接法廷で役立っているわけでもない。凄腕の弁護士だったら嘘は見抜けるし、嘘かどうかは問題じゃなかったりする。表面的な解決じゃなく、その裏までお見通しなのが気持ち良い。面白かった。

  • 嘘が見えるつぐみ。持っていて辛い不思議な力だけど、きっと子供の頃はさらに辛かっただろう。そんなつぐみを祖父母に預けてしまった両親はひどい。と思う反面、自分の嘘が見られているのが怖かったのは理解できてしまう。嘘を全くつかずに暮らしていくのは難しいことだから。
    そんなつぐみのことを理解してくれる祖父母や草司の存在はつぐみにとって大きいものだっただろうなぁ。と思う。だからこそ、高校生になった今でも、「自分の力を役立てたい」と思えているのかも。

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著者プロフィール

第11回角川ビーンズ小説賞奨励賞・読者賞受賞。「精霊歌士と夢見る野菜」(全3巻)でデビュー。

「2023年 『やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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